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ふと思うこと 14 「メロディー」

テクスチャー系の音楽ももてはやされる昨今、メロディーのハッキリした音楽はちょっと古いと思う方もいるかも知れませんが、自分はどちらかと言えばこちらの方が好みです。

メロディーは自分の言葉に近い感覚があります。

頭にふと浮かんだメロディーと言うのは、どこか自分の気持ちに直結しているような気もします。

コードから導かれるという事も結構あるかと思いますが、そこには自分自身で歌うというフェーズがあり、自分を流し込む作業があります。

人それぞれのバックボーンにより、違いが出るのかなと思いますが、時には誰かが作ったメロディーに懐かしさを感じたり、共感したり、メロディーからいろいろなものを感じとれる事もあります。

ある作曲家のメロディーが時間の経過によって表現方法が変わっていったり、試行錯誤していたりする事を感じる事があります。

そんな場合、メロディーから作曲家の音の変遷をたどる事が出来たり、思考の移り変わり、歴史を垣間見る事もあります。

音楽は音楽として存在しますが、別次元で人という部分も感じとっている場合があります。

最近AI作曲というものも結構増えているとは思うのですが、理論的に計算されたメロディーと、自然に浮かんだメロディーとではまだ違いがある気がします。

別物という気もします。

ただ数年後AIと人が作ったものが区別出来なくなる時代も来そうです。

どういう価値があるかは別として、そうなる前に自分のメロディーを、そうなっても自分のメロディーを残しておきたいなと思っています。

やはり自分というのは世界に一人しかいないし、その時の思いというのもその瞬間のものであると思うので。

























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