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緑の効果音制作日記 5 「打楽器音」

前回に引き続き「いろいろ試す」という所で前回の流れで打楽器系の音を作りながらいろいろと試していきたいと思います。打楽器系の音はファニーな雰囲気の打撃音やヒット音などにも使えたりするので、意外に重宝したりする音が作れたりします。

①今回Factory Presetのドラム音をエディットして効果音でも使えそうなものにしてみます。まずキックから作ってみます。114 Kick1をロードします。
②Oscillators、Amplifer、Filterを調整してキックの感じに近づけます。個人的にはタイトな音が好みであり、後々使い易いと思っているので基本的なキックとして下図のようなセッティングにしました。

③次にエフェクトをかけてみます。「ON」を黄色に。「a.d.1」「a.d.2」はアナログディストーションというもので音を歪ませる効果があります。
(「d.d」はデジタルディストーション、「deci.」はデシメーター、「r.m.」リングモジュレーター、「comp.」コンプレッサーです。とりあえず音を聴いて好みのものをかけてみましょう。)音が確定したら保存します。

④続いてFactory Preset 115 Snare1をロードします。
同様に下図の様にOscillators、Amplifer、Filterを調整してスネアの感じに近づけます。

⑤スネアの方はエフェクトにコンプをかけてみました。これも音が確定したら保存します。

⑥続いて118Tom1をロードします。同様にOscillators、Amplifer、Filterを調整してタムの感じに近づけます。今回シンセタム風にしてみました。
keyでピッチを-4下げています。(青字-04の所)

⑦タムにはLFOとエフェクトのコンプをかけてみました。

⑧続いて113hatをロードしてハイハットを作ってみます。
同様に下図の様にOscillators、Amplifer、Filterを調整してハイハットの感じに近づけます。FMという所に赤ランプついてますが、これはFM変調というもので金属的な音を作ったりする時に使ったりします。
keyでピッチを12上げています。(青字12の所)

⑨続いてLFOをかけてみます。

まとめ

前回に引き続き「いろいろ試す」という所でドラムの音を作ってみました。
今回は「プリセットロード」→ 「エディット」→ 「保存」というシンプルな流れです。こんな感じで汎用的に使えそうな音ができたら、基本の音として自分のプリセットに残しておきましょう。

このベースの音を元に、Oscillators、Amplifer、Filter、LFO辺りを調整していくと打撃音、ヒット音、武器音などに変化させる事ができるようになるのではと思います。

今回ピッチを上げ下げしてみましたが、ピッチで結構音の表情が変わるのでイメージ合わせの際活用してみると良いと思います。

次回も「いろいろ試す」という所をやっていきたいと思います。


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