四つ葉のクローバー。
買い物に行く途中の道で、なんとなく四つ葉のクローバーを探した。あるわけないと思って探すと、すんなり見つかった。なんだか、人生のようでおかしかった。
息子は四つ葉のクローバーはいらないと言ったけれど、私は捨てるのがもったいないと思って持ち帰った。見つけたことが嬉しいというより、四つ葉のクローバーをもっているだけでご利益がありそうだなと、不純な気持ちが大きくなる。四つ葉のクローバーを見つけたらどうなるのか、息子に聞くと、すんなりと、ラッキーなことがある、と答えた。それを知っていて、息子は四つ葉のクローバーはいらないと答えたのだ。彼はそんな、まじないのような物に頼らない生き方をしているのだろう。