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ピットウォークを楽しむ方法①超初心者編

コロナ禍から通常のスタイルに戻りつつあった2022年シーズン

22年シーズンは終盤期にサイン会の再開やパドックパス販売もされるようになり、レース以外のイベントも楽しめるようになってきました。今年こそはサーキットに行ってドライバーさんに会ってみたいという方向けの記事です

サッシャ選手

ピットウォークの内容はレースの主催+サーキットで異なることが多いため、ここでは各選手権の違いやサーキットごとの注意点をまとめています。
実際のレポートは別記事を読んでね。手っ取り早く知りたい人は目次を活用してくださいませ!

ゆかりんさんファミリーはご家族でエンジョイされた模様♡

【1】ピットウォーク券を買おう

そこそもピットウォークとは…

走行前のピットを開放するファンサービスです
各チームの選手やレースクィーンさんが撮影などに応じてくれたり、チーム側がノベルティ(プレゼント)を配布したりしています。 ピットウォーク参加には別途ピットウォーク券が必要になり価格は大体2,000~3,000円程度です。観戦チケットとは異なり各日のチケットが必要になります(土曜・日曜の2回開催なら各回)

販売方法がサーキットや選手権によって異なる

この販売方法が厄介かなと思います・・・。
2022年時点ではコロナ禍の影響下にあり安全上の問題から人数制限を設けているケースが多くありました。各レースの販売方法をまとめておきます。


superGTのSUGO

【SUPER GT】各日(土日)実施

富士スピードウェイ→人制限あり/事前抽選制
鈴鹿サーキット→人数制限あり/先着順販売
SUGO→人数制限あり/当日サーキット販売
もてぎ→人数制限あり/先着順販売

スーパーGTに関しては’22年時点ではほぼ当日券販売がない上に先着販売は数時間で売り切れる人気っぷりでした。ちなみにSUGOだけは当日先着販売なのですがPWの時間でもなぜか余っていて購入ができました。ナンデカナ?

スーパーフォ~ミュラ

【super formula】各日(土日)実施

富士・鈴鹿・もてぎ→事前販売/当日券もあり
SUGO→当日サーキット販売のみ

スーパーフォーミュラはおそらく全戦当日券販売があったのではないでしょうか?一応、枚数上限設定があるので確実に行きたい方は前売りで購入することをお勧めします。
※第2戦の鈴鹿は「2×4」というJSB(二輪の国内選手権)と合同開催だったので当日券なかったかも・・・

さいつよ女子ドライバーのみなさん

【S耐&WEC】※富士24h&WECは1日のみ実施

S耐24h→事前販売/当日券もあり
WEC→事前販売/当日券もあり

これは両方とも富士のレースのみ参加しました。どちらも当日券販売ありました


ピットウォーク券以外のチケット

上記で書いたように、特にスーパーGTは大人気のレースの為抽選に外れたり、規定枚数で買い逃すケースが多々あると思います。そんな場合の裏技(というほどでもない)があるのでご紹介します!

①VIP系チケットを買う

各サーキットには必ずVIPなんちゃらという座席があります。これは指定席の一種で室内の観戦席のようなものです。
例えば鈴鹿サーキットだと「VIP Suite」「ホスピタリティラウンジ」というお席があります。これには「ピットウォーク券」も含まれているため確実に入手したい場合は選択肢に入れてもいいのかな?と思います。値段は20,000円位~と高めですが、ピットウォークの入場が最優先で早く入場できます。
(ほかにもお部屋やドリンク飲み放題だったりも)ただし、こちらも先着販売の為発売日に購入しないと売り切れてしまいます。

②パドックパスやエリア限定チケット

’22年終盤から各サーキットごとにパドックパス(サーキットのバックヤード的なところ)の販売が再開されました。また、鈴鹿・もてぎは「激感エリア」という名前のコースと近い観戦エリアが解放されています。こういったチケットにピットウォーク券も含まれて発売されます。値段は1万円以下ぐらい。ピットウォーク券よりは高額ではあるのですが、PW2日の合算+限定エリアと考えると損はないなというチケットです。また、パドックでドライバーさんに会う事もできる(100%ではない)というメリットもあります。
ピットウォークの入場優先もあり、例として鈴鹿サーキットですとVIP Suite>ホスピタリティラウンジ>パドックパス系>ピットウォーク券の順で入場できます。こちらも同じく先着販売のケースが多いです。

では、入手がんばって!!

【2】ピットウォークに行く前に調べよう!

無事にピットウォーク券をゲットしたら、いろいろ確認してからサーキットにいきましょう。これらの情報はレース開催時のサーキットのHPに掲載されていますが、特にチェックしてほしいことをまとめておきます。

【タイムテーブルの確認】

レースの開催1週間前ぐらいになると、開催サーキットのHPに下記のようなタイムテーブルが掲出されます。今回は例として2022年のスーパーGT第3戦のタイムテーブルを拝借しました。

富士スピードウェイHPより https://www.fsw.tv/motorsports/race/01/timetable.html

わかりにくい現場の常識が多いので少し触れておきます。
まず、決勝日と予選日でピットウォークの時間が全く異なることが多いので注意が必要です。このレースでは予選日は12時~、決勝日は9時半~と開始時間が全く違います。これは予選と決勝レースの長さ(時間)の違いに起因するものなのですが…なぜかチケットに開始時間が書かれていない事が多いです。そして、後述しますが「ピットウォークの集合時間」も記載がなかったり、HPに情報掲載されていなかったりします…。ということで、これらの対処は後ほどお話するとして、とにかく開始時間のチェックはマストで行いましょう!

【行きたいチームのピット位置を確認】

次は「ピット割」という行きたいチームのピットがどこにあるのかをチェックしましょう!タイムテーブル同様1週間前ぐらいに開催サーキットのホームページに掲載されます。

富士スピードウェイの場合

スーパーGTやS耐の場合はメーカー毎に大体固まって配置されています。配置はサーキットによって異なるので都度チェックをしてください。ふんわり行きたいチームがこの辺にピットの入り口側か出口側か把握しておくとよいと思います。↓は’22年のSUGOでのTOYOTA系のピットの様子。まだドライバーさんがいらっしゃる前なのでまったりした雰囲気でした。

だいぶ前の物ですがスーパーフォーミュラは下記のような感じ。SGTのようにメーカーで並ぶというよりはSFとSFL・TCRのチームがバランスよく配置されているという感じです。

鈴鹿サーキットのピット割
グランドスタンドの横断幕も目安になります

ちなみに場所がわからなくなっても、グランドスタンドの横断幕を目印に異動することもできます。

※コロナ禍~2022年時点でのピットウォークでできたこと

コロナ以前はサイン会など実施されていましたがこういった接触イベント?が禁止になりました。徐々に緩和されていったものの’22年の最終戦時点で実際どんな感じだったのかを書いておきますね。

ゲイナー10号車のみなさん

■OKなこと

・写真撮影
・マスク着用の上、規制線越しでの会話(大声ではない)
このへんは全カテゴリ・全チームOKでした。なので「がんばってください」程度の声掛けはOK。レースクィーンさんも同様です。お話したい人は結構話しかけてもOKな印象です。

■あいまいなこと

・プレゼントやお手紙を渡す
→このへんが曖昧でチームによってOK、メーカーによってOKだったりNGだったりという状況でした。嫌って受け取れないわけではないので断られたら我慢しましょう。コロナ憎し・・・
・パドックでのサイン
GTもスーパーフォーミュラも最終戦付近でパドックパスの販売解禁され、サイン可能になりました。ここに関しては様子見状態のまま22年は終わった印象です。
・ピットウォークでのサイン
スーパーフォーミュラは最終戦のみ解禁。スーパーGTはまだ実施していないです。

※ファンサービスってルール化しずらく曖昧なっちゃいますよね。ただ「〇〇はOKなのに」「〇〇選手は対応してくれたのに」と非難?するのは違うかなと個人的に思っています。ドライバーさんはレースで勝つ為に頑張っているのであんまり過剰にならないでいい距離でいたいと思っています。

【3】さぁ、ピットウォークに行こう!!!現地で事前にやること2つ!

いろいろ準備してやっとピットウォークです!ですが、当日にやるべきことが2つあります。

【入場チケットの引き換え】

サーキットによって運用がことなりますが、PW入場時は購入した紙のチケットではなくリストバンド等に引き換えるケースがあります。事前にHPなどで告知されているのでチェックしつつ現地に向かいましょう!ピットウォーク券だけではなくパドックパスなども同様に引き換えが発生することがあります。’22年に私が行ったケースを書いておきますね。


富士スピードウェイ:リストバンドへの引き換えあり


交換場所:グランドスタンド裏
場所は下の図の赤丸で示した場所に白いテントが建っています。ここで購入時の紙チケットとリストバンドを交換します。交換は両日分受け付けてくれますので到着したら早めに交換するのがおすすめです。
富士スピードウェイのピットウォークは入場ゲートが2つあり指定されています。交換時に場所の確認も行うことをお勧めします。(集合場所については後述します)パドックパス等もここで交換ができます。

鈴鹿サーキット:リストバンド交換あり

交換場所:サーキットエリア入場後のGPレセプションの裏orパドックトンネル付近のテント
鈴鹿サーキットはGPスクエアとか独自の用語が多く、私はいまだになれません…。交換場所も都度変わるのでサーキット入り口の係員さんに聞いてしまうのが一番確実かと思います。過去の経験上、入場してすぐ左手GPレセプション(チケット売り場)の建物のあたりかパドックトンネル付近に白いテントが建っていてそちらで交換になります。一応、図はおいておきます。

すっきりした案内図がなかった

その他

もてぎ:交換なし
ここはなぜか交換がありません。チケットのまま係員さんに提示して入場します。
SUGO:当日販売なので初めからパスの形をしたものをくれます。雨の日はしおしおになったりしますが記念品にもなるかんじです。


【最後の確認:集合場所の確認】

最後はピットウォークの入場場所についてです。サーキットによっては2か所あったり遠い場所にあったりと分かりにくいので解説していきます。

・富士スピードウェイは2か所

チケット購入時やリストバンド引き換え時に振り分けられます。開始時間後に到着しても指定の入場口からしか入れないようなので間違えないようにしましょう。
①ポルシェゲートグランドスタンドから10分程度)
コントロールタワーとピットビルAの間のゲートが「ポルシェゲート」という名前らしいです。ここに指定された場合はアドバン方面に向かうトンネルを下り途中にあるパドック行きの階段を上がります(ここでリストバンドチェック)そうするとコントロールタワー裏に入場待機列が形成されているので並んでください。図では赤線で示しています。ピットウォークは最終コーナー側のチームから回ることになります。
②1コーナーゲート(名前うろ覚え)(グランドスタンドから15分程度)
ポルシェじゃないほうの入場になった場合は1コーナーの手前から入場します。行き方はグラスタ沿いの道を歩いて坂を下ります。そうするとコース内の100m看板あたりに係員さんがいて待機場所が形成されています。こっちは若干遠いのですがホームストレートを横断して入場でき気分がいいですよ(ポルシェ側から入場した方も行くことができます。ただし退出をこちらからすると登り坂が大変です。)図では青線で示していますので参考にどうぞ

おわかりいただけるだろうか

・鈴鹿サーキットは1か所

鈴鹿サーキットのピットウォーク券での入場は逆バンクトンネルの中に待機列を作っています。グランドスタンドからは大体15分ぐらいでつきます。
ただし、待機人数が多いときは逆バンクのスタンドのまで列が伸びることもしばしば。サポートレースは逆バンクで見て並ぶというのも考えたほうがいいかもしれません。一応赤線で待機場所までの行き方を示しています。

赤丸から入場するはず・・・

・もてぎは入場1か所/チケット確認は2回

もてぎのピットウォーク入場口はグランドスタンドの果てにあります。まずここで1回目のチケットチェックをします。次にグランドスタンドの果てしない階段を降りオーバルコース駐車場に形成されている待機場所に並びます。その後、本コースをまたいで1コーナー側から入場します。本コースをまたぐ際に再度チケット確認がなぜかあります。という変わったシステムです。グランドスタンドから待機場所まで大体20分ぐらい。わかりにくく遠いので注意が必要です。めっちゃ体力が削られます

・SUGOは1か所


SUGOサーキットはめっちゃ小さいサーキットです。グランドスタンドから1コーナーまで10分かからずにいけるほどです。ピットビューイングの待機場所はグランドスタンドと1コーナーの間にある芝生斜面になっています。ホームストレートに入る入り口がとても狭いので入場にすこし時間がかかりますが、SUGOの独特の面白い看板になごんでいるうちにあっという間に場内に入れます。グランドスタンドからは大体5分ぐらいの距離感です。

集合時間について

先に述べたようにピットウォーク開始時間は明記されているものの、集合時間=待機可能時間は現地に行かないとわからないことが多いです。レース進行などで前後するせいかな?各サーキットとも大体1時間前から待機可能になっているようですが実際はもっと早く並ばれている方もいます。リストバンド引き換え時に教えてもらえるので確認しましょう!


速い時間はぬいぐるみの姿のGBさん


’22年段階の運用では「サイン会なし」のケースが殆どでしたので、私的には開始と同時に入らなくてもいいんじゃないのかな・・・と思います。レースクイーンさんはPW開始前から待機されて時間中フルで写真撮影に応じてくれますが、ドライバーさんは開始前から待機されているチームはあまりいらっしゃらないので入場列が捌けた頃(10分後位かな)に入場しても写真撮影やコミュニケーションをとることはできますので焦らず慌てず楽しむのがよいとおもいますよ!

基本編で壮絶に長い記事になってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。よいサーキットライフを!

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