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爪痕2 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会

新宿にあるラーメン屋

新宿にあるラーメン屋に行った。淡麗な醤油かと思ったら鶏油がかなり重く口の周りに回ってきた。ある種の清涼感を期待して行ったのだが的外れだった。

ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会

森美術館の開館20周年の記念らしい。気に入った作品の感想を書いていく。

爆弾の池シリーズ

ヴァンディー・ラッタナという人の撮った写真。爆弾の開けた穴が時間と共に池となったところを写している。爆弾の産んだ穴が周りに緑を増やす池となっている皮肉さが好きだった。この話を友人にしたら「爆弾に含まれるニトロは肥料だな」と返された。緑をはやす爆弾という概念。

運命と密会の約束―1947年8月14日、ジャ
ワハルラール・ネルー(1889–1964年)によ
る憲法議会演説

(マイク/為政者)と(スピーカー/民衆)というセットを入れ替えたもの。対となる(A/A')と(B/B')の関係性をいじると容易に芸術たり得てしまいそうだなと感じた。最も、当たり前に思いつきそうなものを思いつくのが難しいのだろうけど。

豆腐にお経

自重で潰れかけた豆腐に黒い墨のようなものでお経が書かれている。豆腐には蝿が集っている。そんなビデオだった。「諸行無常」と豆腐の相性は良い。

ドゥー・ナット・ダイアグラム

今回のお気に入り。森の中にドーナッツが1つ浮いている。表面を蟻が這い、不穏な音がスピーカーから流れるビデオ作品。
「ドーナツの穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように」
この作品においてはドーナツの穴が、と言うよりドーナツ自体が風穴であった。そういえば不吉な音は風だったのかもしれない。ドーナツから何故あんな不快な音が流れてくるのかは分からない
 
最後に、今回の最も嫌いだった作品を挙げて終わる。 

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