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#退職後の生活15「昔、日商簿記1級に挑戦した話①|最近、再び右脳に注目」
20数年前、簿記検定がきっかけで右脳の特徴を知った話
公務員なのに簿記検定?
プロフィールや今まで書いた記事の中でお話ししているように、私は国家公務員の行政職でした。
公務員は官庁会計で単式簿記。民間企業の企業会計は複式簿記なので、全然違います。公務員の仕事上、複式簿記は不要でした。
今まで、説明が長くなるので省いていましたが、私が所属していた某省の下部組織は2000年代半ばに「公務員型の独立行政法人」に移行し、そのタイミングで会計制度も官庁会計から企業会計・複式簿記へ変更されたのです。
ちなみにその後「非公務員化」されて、完全に独立採算制(税金の補助なし)となりました。
独立行政法人化される数年前から企業会計の研修が始まり、それまで簿記には縁のなかった私でしたが、勉強してみると「面白い!」と感じました。
そして自分の意思で簿記の勉強を始めて、日本商工会議所(日商)と全国経理教育協会(全経)の簿記検定を受けるようになったのです。
これが約20年前の話です。月日が経つのは早い。
結果として、全経上級には合格できましたが、日商1級にはあと1歩、いや2歩・3歩届きませんでした😓。
受検については
全経3級 → 日商2級と全経1級 → 日商1級と全経上級
という具合で進みました。
日商2級の段階で専門学校へ通うことにして、その甲斐あってか一発合格。
全経1級は試験範囲が日商2級より少し広い感じでしたが、難易度はそれほど高くはなく、こちらも一発合格。
簿記の勉強が楽しかったので、ここまで来たら日商1級にもチャレンジしてみよう、と考えたのです。これが楽しくも苦しい毎日の始まりでした。
想像の何十倍も高かった日商1級の難易度
日商1級受検を決めたことで、当時人気があり評判も良かったT講師がいる専門学校の通信講座を受けることにしました。講義をカセットテープwで聴く形式でしたが、T講師の語り口に熱量を感じて、すっかりファンになってしまいました。ちなみにT講師の担当は「工業簿記・原価計算」。
T講師は講義の中で、よく「本質的理解が必要」とおっしゃっていました。私も「なるほどな」と思ったものの、それが私にとって、いや多くの受検生にとって一番の難題でもあったのです(多分😅)。
受検経験のある方はご存知と思いますが、日商1級は今でも合格率10%前後の難関試験。過去問を解きまくって合格できるような試験ではないし、小手先のテクニックなど通用しません。出題予想もほぼ無意味。
「簿記の本質を理解していないと合格できない」試験なのです。
言い換えると、「本番でどんな問題が出されても対応できる力」が求められるため、「ただ過去問を解くだけではなく、簿記を本質的に理解しておく必要がある」ということなのです。
T講師は「運転免許でたとえると、日商2級は普通免許、日商1級は国際A級ライセンスです」と言っておられました。また、「2級と1級では、天と地ほどの開きがある」とも。
勉強を進めるにつれ、「まさにその通りだな」と実感しました。
話が長くなってきたので、続きは「その②」で書くことにします。
続いて右脳の話です。
速読の教材で右脳の特徴を知る
日商1級合格を目指して本格的に勉強を始めた頃、参考書などを早く読めたら効率的だと考え、とある速読の教材を買いました。
この教材には「右脳を使う」という特徴があり、私が右脳の働きや特徴を知るきっかけになりました。
昔のことなので、講座の名称も詳細もおぼろげですが、簡単に言うと
「本のページ全体をカメラで撮るように右脳にイメージとして焼き付ける」
といったものでした。
つまり文章を速く読む、というより「文章をイメージとして右脳に記憶(記録)させる」というやり方です。
速読についてネット検索したところ、このやり方は「フォトリーディング」と呼ばれる方法に近いようです。
私が購入した教材の速読トレーニングは、まず腹式呼吸で深呼吸をして気持ちを落ち着けることから始まります。α波を出してから速読する、という狙いだったと思います。
そして、読む本は「逆さま」に持つのです。
これは、視覚的にイメージするので本の向きは関係ない、といった理由だったか、脳は反転して記憶するから、という理由だったか…ちょっと記憶が曖昧です。思い出したらリライトします。
これって、かなり独特な方法ではないのかな、と思います。なぜこの教材を選んだのか、今となっては分かりません😅。実際、右脳にイメージとして保存できたかどうかも、正直なところ微妙です。
しかし、この教材で腹式呼吸と右脳の特徴を知ることができたし、文章を読む速度はかなり速くなったという実感はあって、その感覚は今でも続いています。私の得意?な気のせいかも知れませんが😂。
「ネドじゅん」さんの動画を知り、著書を読む
ということで、私は簿記検定がきっかけで「右脳の特徴」などを知りました。
そしてつい最近、2025年の年明けの頃、YouTubeでたまたま右脳関連の動画に当たり、「そういえば、簿記の勉強していた頃に少しやってたな」なんて思い出してました。
そして有名な「ネドじゅん」さんの動画を視聴して、「これは面白そう!」と思い、早速Amazonで「左脳さん、右脳さん」を購入。やる気や興味を持つと、行動が早くなります(笑)。
そしてネドじゅんさん、noteにおられました!(今日知った😅)
勝手にリンク貼らせていただきましたが、問題があればすぐに削除します。
本は2日で読了し、その後「エレベーター式呼吸法」を実践しています。気軽にできるのが良い点だと思います。
私は「絶対に右脳を活性化させるぞ!!」と意気込んでいる訳ではなく、「何か変化があれば面白いな」という感じで取り組んでいます。
最後に
ということで、一見関係のなさそうな「簿記検定」と「右脳」の話でした。
簿記の話は②へ続きます。右脳の話も興味があるので、今後記事にしていきたいと思います。
右脳の活性化などに興味を持っている方は、まずネドじゅんさんの記事を読んでみてはいかがでしょうか。
きっと、何か感じるものがあると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。