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よくみる皮膚の病気〈癜風、マラセチア毛包炎〉
癜風、マラセチア毛包炎
【症状】
癜風(でんぷう)もマラセチア毛包炎も、汗かきの比較的若い方、夏に多い疾患です。
癜風は体に(赤)褐色の斑または白色の、が多数できて、鏡検用のメスでこすると、細かな落屑が生じることが特徴です。
マラセチア毛包炎は小さなぶつぶつ(丘疹、膿疱)が胸や背中、二の腕にできます。毛包内にマラセチアが増えている状態です。かゆみ症状よりも見た目が気になることが多いです。
【治療】
抗真菌薬(カビを殺す薬)を使用します。
広範囲の場合は内服治療を行います。
完全に色が取れるには数か月かかることがあり、再発を繰り返すことがあります。
【日常生活で気を付けること】
●室温や湿度の調整をおこないます。
●汗をかいた後はなるべく早くシャワーを浴び、下着を交換しましょう。
●医薬部外品のコラージュフルフルボディソープなど、ミコナゾール配合の製品の使用をお勧めします。