卵巣がんとわかるまでvol.1
お腹に丸い出っ張りが
病院をはしご
主治医と手術日が決まる
お腹に丸い出っ張りが
それは突然やってきました。
寝る前に便通改善のため、お腹をマッサージしていたら、なにやら右下腹部に卵みたいなぽっこりした出っ張りを発見。ん?何だこれは…、一瞬で凍りつき鏡の前で見るも分からない…、だけど寝転がってみると分かる。どうしよう…やばいかも…。
ですが、丁度、転職活動中で面接もひかえていたので、とりあえず終わってから病院に行こうと決めました。数日たって大便も出てスッキリすると丸い出っ張りも小さくなってる気がして、もしかしたら便が詰まっていただけなのかも?と気を紛らわしたりしてました。
病院をはしご
面接も終わり、苦し紛れに消化器内科を受診、「便が詰まっても、こんなふうにはならないね」案の定、婦人科に行くよう言われ、不安と絶望感のなか婦人科へ。
内診が終わると先生が「卵巣が腫れていて、その中に影が見えます。大きな病院を紹介します」私はその時になんと質問したのかは覚えていませんが、先生は「悪性の可能性が高く抗がん剤治療が必要になると思います」とのことでした。
大きな病院で検査した後に言われるならまだしも、なぜに今?なんだか納得がいきませんでした。
主治医と手術日が決まる
翌日、紹介してもらった病院に行き、生きた心地がしないまま診察を待ちました。
初めて会う主治医は、責任ある立場の方のようで、忙しいのかせっかちな印象、不安が募る。
別の先生の診察で、卵巣がんで抗がん剤が始まると言われましたが、がんの確率はどのくらいですか?と聞いてみると
「50%、だけど、開けてみないとわからない」
その日のうちに手術日も決まりました。
がんも怖いけど、この時の私は手術が怖くてたまらなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?