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二見くんの日々 13 森永ミルクキャラメル2と仲間たち


最近、路傍のベンチやイスを見つけるのが楽しい。

古いほどいい。座面の布が破れていたり、日に焼けすぎて真っ白になっていたり。

ずっと町を見つめ続けてきたんだろうな。
これまでどれぐらいの人を乗せてきたのかな。
常連さんの顔ぶれも変わっていって、
そうかと思えば何十年も前の旅人が戻ってきたり。
たまに鳩がお腹を暖めたり。

そういう歴史がイスの上には積み重なっていて、
誰も座っていなくても
丸っこいぬくみのある空気が乗っかっている感じがして、見かけるとふわっとした気持ちになる。


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