ハンブレ武道館
ハンブレッダーズ武道館ライブである。
もう永遠にかっこいいかっこいいって口の中で言ってた。
バンドのライブというものに行き出して6年ほど経つが、初めて生で観たとき、本当に雷に打たれたみたいな、金縛りにあったみたいな、あんな経験をしたのは今現在ハンブレだけだ。
元々ラジオで曲は聴いていて、メロディーがめっちゃ乗れて好きだーと思っていたから、今回の対バン相手ハンブレなんだ嬉しいなーぐらいの軽いノリでいったのに。一撃脳殺、一観惚れ。声も歌い方も演奏もパフォーマンスもMCも全部ドンピシャ。
あまりに幸せで興奮でドーパミン爆発で、間奏の時に一歩下がってアキレス腱伸ばしの姿勢でギターを掻き鳴らすムツムロさんを見ながらなんであんなかっこいいんだろうと泣きそうになっていたことが1番記憶に残っている。
それ以降、居住圏でのライブはたくさん観に行って、長崎や沖縄に遠征したりもした。
どのライブも最高で、つまり最高が更新されているのだろうけど、思い返してもやっぱりどのライブも最高なのだ。
そして今回の武道館である。
過去イチ「かっこいい」が口から漏れたライブだったと思う。ため息みたいにポロポロ出てしまって、あっと思う。多分聞こえないと思うんだけど、近くのみなさんごめんなさい。
セトリ
1. DAY DREAM BEAT
2. ギター
3. ワールドイズマイン
4. 再生
5. いいね
6. 常識の範疇
7. 席替え
8. 十七歳
9. 見開きページ
10. 名前
11. AI LOVE YOU
12. DANCING IN THE ROOM
13. サレンダー
14. フィードバックを鳴らして
---SUPER KIJIMA TIME---
15. 弱者の為の騒音を
16. 東京
17. CRING BABY
18. ⚡️
19. 光
20. はじめから自由だった
21. グー
22. フェイバリットソング
(アンコール)
23. BGMになるなよ
24. ライブハウスで会おうぜ
25. チェリーボーイ・シンドローム
セトリとかレポートを上げてくださる方、本当にありがとうございます。大体ライブ後は発熱中みたいに頭ふわふわになるのでセトリやみなさんの言葉を見て意識取り戻してます。
しかし最初が「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました、ハンブレッダーズです」からの『DAY DREAM BEAT』なのが最高すぎた。
初めてYouTubeで聴いた時こんなに私のことを歌ってくれてる曲があるんだってこんな青春をこんなかっこよく肯定するバンドがいるんだって衝撃だったし、この先彼らや私に何があってもきっと一生好きだしヒーローだろうなと思った。
ギターからいいねまではとにかく楽しくて腕をぶんぶん振っていた。ハンブレの音楽を聴いているとどうしても身体が動いてしまう。気づいたら大きめに揺れているから慌てて小さな屈伸に変える。お近くの方重ね重ね申し訳ありません…。
『常識の範疇』ライブでよくやってくれるけど、何回聴いても名曲。こんな歌詞を書けるようになりたい。あとムツムロさんが早口で歌うのを聴くのが大好き。滑舌がいい。
「キジマは武道館の景色どう?」
「ムツムロの頭で全然見えない」
「じゃあ席替えしよっか」
からの『席替え』!!!!!!めっちゃうれしい!!!しかしMCがいい笑
『いいね』とか『常識の範疇』とかもMCから次の曲に繋げてたし、事前にメンバーで打ち合わせしてるのかな?かわいい…
『席替え』生で聴くの初めてかも…!?テロリストが攻めてくるくだりと結婚したら君の名前語感が悪くなっちゃうかなって心配するところ、本当に好きでここ聴くだけで泣きそうになる。
『席替え』からの『十七歳』最高。『十七歳』はメロディーがポップだから身体が揺れるけど、歌詞が強烈。腕は振れない。本当にムツムロさんが紡ぐ言葉は凄い。
からの『見開きページ』!!ここまで3曲高校生パートだ!!『見開きページ』の多幸感。「大好きなものに大好きって言わなくちゃ!」ほんとに!!ハンブレ大好き!!!
打って変わって雰囲気が変わり『名前』。
しんと聴き入る会場。みんなで腕振るのも楽しいけど、何万人が同じ空間で静かに音楽に心を沈める時間は本当に尊い。
あと、音源では高く張り上げるところをライブでは低く歌うの、好きです。
『AI LOVE YOU』。かっこいい。でらしくんのベースめっちゃかっこいい。でらしくんたくさん2階を見上げてくれてうれしい。優しい!
歌詞の「君にも心がある」が異様に心に残る曲だ。
『DANCING IN THE ROOM』。踊っちゃう!!楽しい!!!武道館の天井にミラーボールが見えちゃうな。うきくんのギターがバチバチにかっこいい!!!どの曲もだけど!!!
『サレンダー』と『フィードバックを鳴らして』は初めてライブで聴いた!ほんとにかっこいい!!「スニーカーが汚れてないぜ」とかムツムロさん!って感じで大好き。
来ましたSUPER KIJIMA TIME!!
ドゥクドゥクドゥク!!!
途中ちょっとだけ手拍子したけどすぐできなくなった。見入っちゃうし聴き入ってしまう。あんなかっこいいドラム叩きたい。まずはギターのリズム感上げるところから頑張るのである!
SUPER KIJIMA TIMEの終わりにムツムロさんでらしくんうきくんが袖から出てきてわらわら〜ってドラム囲むのかわいすぎた。
いつもハンブレッダーズの曲とムツムロさんのMCに本当に救われてる。
「今日来てるロックリスナーに聞きたい。
来てくれてる友達のミュージシャンとか後輩のミュージシャンにも聞きたい。
「ロックバンドってなんでしょうか。」
俺はベース、ドラム、ギターやってその体制のことをロックバンドと言うんじゃないんだと思います。奇抜な見た目をして破天荒な物言いをするのってそれがロックだって言われたら、俺全然違うと思います。
ロックバンドっていうのは、「声を出せない人の声を代弁すること」「声なき人の声を代弁する」っていうのが、俺はロックバンドの資格だと思います。
今日15周年ですけどそれはずっと忘れずに活動していこうと思います。
ありがとうございます。ハンブレッダーズでした。改めてもう一度言います。
スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました!」
『弱者のための騒音を』。こっからなんかもうずっと意識がちょっといつもの場所から離れたところに行ってた気がする。全部クライマックスみたいな、本当に大好きな曲たち。
「今日はほんとに来てくれてありがとう。
平日のど真ん中やのに、遠征してきてくれた人もいると思う。無茶してくれてありがとう。
音楽さえよければ人間性とかどうでもいいって人もいると思うけど、
でも俺はそれはリスナー側の意見やと思ってて。俺はこうやって来てくれた人に、俺の書いた歌とハンブレッダーズの人生を伝えたい。
俺の人生を書いた曲です。『東京』。」
今日ギリギリまで働いて新幹線で武道館来てこれから夜行バスで帰るけど、ムツムロさんに言われるまで無茶だと思ってなかった。
ハンブレの初武道館絶対来たかったし、確かに無茶かもだけど、社会人としてよろしくないとは思うけど、でも本当に来てよかった。ありがとう。
「音楽さえよければ人間性とかどうでもいい」って、多分リスナーとしてのムツムロさんはそう思ってると思ってる。何かの媒体で実際そう言ってはった記憶があるから。でもムツムロさん自身はハンブレッダーズとしてそういう在り方ではいたくないって言ってくれて、本当にかっこいいと思った。本当に誠実で、だから一生かけて見続けたい、聴き続けたいって思う。今日一番強く心に残った言葉だった。
はじめて東京で聴いた『東京』はやっぱり最高だった。
どこまでもまっすぐに伸びる歌声とそれを包み込むような演奏。
暗い中いくつもの暖かくて懐かしい色の光の円がステージのメンバーや会場の観客たちの上に浮かび上がって、それぞれの人生が窓から覗いてるみたいだった。
『CRING BABY』。『東京』から『CRING BABY』に繋がるの本当に本当に嬉しい。ハイライトだらけだけど、間違いなくここもハイライト。本当に大好きでずっとムツムロさんと一緒に口パクで歌ってた。「嘘だとわかってしまうから」とか音が高くなるところが本当に好きでぎゅーっとなって俯いてしまう。
ハンブレを聴いてる限り、永遠にひとりぼっちにはなれない。
『⚡️』!毎回毎回飽きずに思う。歌詞よすぎ!「心を駆け抜ける わずかなビリビリで 死ぬまで俺は生きていけるだろう」って本当に。社会人になって余計にそう思う。心が敏感になったのかな、学生の頃は働き出したら鈍くなると思ってた。ハンブレ聴いてるときはいっつもビリビリ痺れる。
『光』。ドーパミン過多で半分呆然と陶然としながら腕を振ってたと思う。本当にロックスターだな〜ヒーローだな〜って。ラスサビ辺りで黄色い四角い紙がステージ上からブワー!!って出てきて、有体の光みたいで、見惚れてた。
曲が終わってもしばらく上空に留まって舞ってたのが本当によかった。
ムツムロさんが「滞空時間やばいですね。考えてなかった。全部落ちるまで待ってた方がいいですか?」って言ってて、「滞空時間ww」って別に面白くないはずのとこが何故かめっちゃ面白くて正気に戻った。
『はじめから自由だった』!「はじめから自由だった僕ら!」ってみんなで歌えるのが幸せ。今度は青テープがバー!!!って吹き出してきた。ムツムロさんが待ってた方がいい?って聞いてたのはこれのためだったのか。青のキラキラしたテープを空で掴むのは自由の象徴みたい。
『グー』。イントロで拳を突き上げる。「思い思いに楽しんで」って毎回ハンブレはライブで言ってくれるけど、みんなが思い思いに楽しんでいる結果会場がグーで一杯になるのは、本当にグッとくる光景。
大阪城野音ではじめて世に出た曲で、私は音楽をじわじわ浸み込ませるタイプだからライブで初めて聴いた曲はその場ではあまり入ってこないことが多いけど、『グー』は一発でぐいぐい入ってきて、ハンブレの新しい代表曲だ!すごい曲だ!と思った。
グーチョキパーをみんなでやれて楽しくて、ハンブレの思いとか今後の意思表明とかが鮮やかに埋め込まれてて、すごすぎる。
『フェイバリットソング』。
この曲も「こんな気持ち曲にしてくれるんだ」って本当に感動した一曲。
好きな曲やバンドのこと、色んな人に知ってもらいたいしその方がメンバーも嬉しいだろうと思うけど、有名になったらちょっと寂しい。
けど、私にとってハンブレッダーズだけは違くて、全世界の人に聴いてほしいと思ってる。世の中の人がみんなハンブレを聴いたら、もっと呼吸がしやすい世界になるって本気で思ってる。
本編締めくくりのMCで、キジマさんが城ホールで喋りすぎたからってあんまり喋らないのキジマさんすぎるしハンブレすぎて好き。でらしくんはPAさんとかスタッフさんとかマネージャーさん、色々な人へ感謝の言葉を贈ってて、人柄だな〜素敵だなと思いながら聞いていた。うきくんがいっぱい喋ってくれて嬉しかった!!!うきくんの話、本当に聞き入ってしまう。「俺今日〇〇線で来て、九段下で降りて、武道館まであの坂を登ってきたんです。みんなと一緒。あの坂登るとき、みんな武道館に向かってるってめっちゃ意識すると思うんです。」とか、うきくん自身は話すの下手や〜って言ってたけどすごい人を惹きつける話し方されてます!今後ももっとお喋りしてください!声も大好きです!
ムツムロさんもなんかで十分喋ったからもういいですっていつもの感じで面白いこと言ってはったけど、ちゃんと思い出せなくて悔しい…!
(アンコール)
『BGMになるなよ』
ハンブレの曲の中でも特に心にぶっ刺さって栄養をダバダバ注いでくれる曲。
色んな辛いことがある世界だけど、結局「目の前の君に優しくできる」かだと思うし、それを戦いって言ってるのが、色んな人がいる世界でそれでもって決意と優しさがこもってて大好きだし、この言葉が本当に支えになってる。
「大丈夫 君は生きていたっていいんだ」の時はいつも拳を固く握りしめてちょっと震えてる。
『ライブハウスで会おうぜ』
次はまたライブハウスに会いにいく!ヘッドフォンの中の宇宙はライブハウスにも繋がっている!歌って演奏してるメンバーのことをガン見してたから気づかなかったけど、スクリーンには今までハンブレが出てきたライブハウスの写真が流れていたらしい。最後が「nano」だったと聞いて、関西の小さなライブハウス、原点をずっと大事にしてくれてて本当に嬉しかった。
最後はこの曲で盛りあがろう!って『チェリーボーイ・シンドローム』なのがほんとにもう好き。笑うとこなんだけど、スクリーン見て一気に泣きそうになった。
かつて吉野さんとまっちゃんさんがいたMV。でらしくんとうきくんに変わっていた。
みんなで合唱して、泣きそうで大笑いしてた最高の夜だった。
武道館出て電車に乗って夜行バス乗り場に向かっている途中、前にいたお姉さんが首からハンブレのタオルを落としはったから拾って渡したら、『 はじめから自由だった』の時に降ってきた青テープを一つくれた。
ハンブレファンの方優しすぎる…!!大好き…!!
夜行バスに乗ってる時は興奮が全然覚めなくて余韻が幸せだった。
3時間ぐらいは熟睡できて、バスを降りて駐輪場に向かう時、朝の空を見ながら自転車を漕いでる時、本当に空気が涼しくて気持ちよくて、寂しかった。今からまたハンブレに会いたい。
曲を口ずさみながら自転車を走らせて、いつも夕方に通る時はお兄さんたちがスケボやっているところ朝は女の子がバドミントンやってるんだ、とか、おじいちゃんおばあちゃんが振り返って空を見上げて「きれいやなぁ。」「今日はいい天気になりそうやね。」って言ってはるのを聞いたりとかしてると元気が出てきた。
仕事頑張って、ギターと歌ももっと練習して、また会いにいく!!