いつ死んでもいいように「死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚」を聴き切ろうの回 Vol.3
まずはこの1週間で聴くことのできた作品をば。
Bert Jansch/Bert Jansch (1965)
Moby Grape/Moby Grape (1967)
Groovin'/The Young Rascals (1967)
Bad Company/Bad Company (1974)
461 Ocean Boulevard/Eric Clapton (1974)
At Budokan/Cheap Trick (1978)
Rip It Up/Orange Juice (1982)
Colour By Numbers/Culture Club (1983)
Infected/The The (1986)
Like A Prayer/Madonna (1989)
Lam Toro/Baama Maal (1992)
……こんな感じです。ようやくブーストかかってきたなって印象です。何?まだまだ?まあ、それはそれとして。
あと厳密にはバート・ヤンシュのセルフ・タイトル作はこの企画以前から聴いてはいたんですが、記録漏れがあったので今回でカウントしておきます。今後もちらほらこういうことあるかもしれません。
まだまだメジャーな作品が残ってますね、お恥ずかしい限りなんですが。
個別に作品の話をすると、まずはバッド・カンパニーですかね。
個人的にポール・ロジャースというシンガーには愛憎入り混じったものがありまして。
というのも、彼ってクイーンとジョイントしていた時期があるんですよ。ええ、あのクイーンです。
F・マーキュリーの代役というか、新たなプロジェクトの側面の強いジョイントだったんですけど、ライブでは当然クイーンの楽曲を彼が歌う訳で。
それがねぇ……ポール・ロジャースってものすっごくブルージーでしょ?でもクイーンってブルースだけはやらないんですよ。ほら、彼らってインテリだから。
むちゃくちゃ美味しいものを同時に食べた結果そこそこ不味いみたいな、そんな現象が起きてしまう訳です。あくまで私の中で、ですけど。
ただ、やっぱり彼の本領である骨太なロックンロールやらせるとピカイチですね。これまでかなり軽んじてしまっていたアーティストだったんですが、今後はフリーも合わせて要チェックです。
なんとなく敬遠していたシリーズでいうと、カルチャー・クラブやマドンナもそうでしょうかね。
カルチャー・クラブに関してはVol.1で取り上げたa-haと同じ感じです。『カーマは気まぐれ』が有名すぎてアルバムにまで手が伸びないと言いますか。
で、実際聴いた感想もa-haの時と一緒。無茶苦茶いいですね。結構ソウルフルというか、奇抜なヴィジュアルと裏腹にメロディ一本勝負をかけてくる曲が多くてね。
マドンナに関しては、ベスト嫌いな私が珍しくベストで満足してしまっていたアーティストです。いちいちアルバムで聴かんでも……という。
ただベスト盤の段階で、この人かなり音楽性変化していることは汲み取ってたんですよ。それを実際、オリジナル・アルバムのフォーマットで触れてみるとやっぱり新鮮で。
それにマドンナというと、MJ、プリンスと同い年ということもあってね。この2人を敬愛する私は、もっと真剣に聴くべきアーティストなんでしょうけど……これも今後の課題です。
変わり種で言うとBaama Maalでしょうか。名前の読み方すら怪しいので英語表記にしておきますが、セネガルのアーティストですね。
いやあいいアルバムでしたよ。典型的なアフリカ音楽のフィールに繊細なポップスが乗っかる感じがね。ユッスー・ンドゥールほど熱烈でもないというか、都会的なアフリカ音楽です。それでいて神秘的なんですよ。
ワールド・ミュージックなんてユーロ・プログレくらいでしか掘ったことがないので、この辺をいつかじっくり時間をかけて挑んでみたいものです。少し前にTwitterでやってた非英語圏の名盤ランキングなんて、カンとクラフトワークを待ちわびるだけのプログレおじさんと化してましたから私。
随分筆が乗ってきましたが、今回特別にピックアップしたいのは実は別の作品でして。ヤング・ラスカルズの"Groovin'"です。
音楽詳しい方なら絶対通っているんでしょうね。なにせヤマタツのアイドルですから。
こういうサウンド、まあブルーアイド・ソウルと言ってしまえばそれまでなんでしょうけど、もっと色んなレイヤーが感じられます。
ハードな瞬間もあるし、コーラスの妙も面白いし、メロディやそこにぶつける歌唱のアプローチだって引き出しがあって。
総評としては優しいメロディが耳を引くんですけど、それだけで片付けられないというところにヤマタツに通ずるものを感じるのはバイアスかかりすぎですかね?
スピンオフ的な企画に入れあげても仕方ないので、今回はこの辺りでお暇します。また次回、お会いしましょう。
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