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赤川花火大会の楽しみ方 その6 今大会の見どころを紹介します

はじめに

赤川花火の見どころなどの紹介記事を書こうと思いたち、記事を書き始めました。【その5】に引き続き、見どころを紹介していきます。
見どころと言うよりもガイドブック的な内容になってしまい、この記事を読みながら花火を見ても楽しめそうな内容になってしまいました。

【会場で観覧する人】【TVで観覧する人】【動画配信で観覧する人】すべての人が、この記事を通じて花火の見方が変わり、より味わい深く花火を楽しめるようになっていただけたら幸いです。


赤川花火の見どころ

プログラム 20~26番

20番 株式会社佐藤煙火 (宮城県岩沼市)
デザイン花火の部 「葬 送」

19番「希望の光」直後のデザイン花火です。
大会プログラム直後のスターマインなので、前の花火の余韻や、煙の面で若干影響を受けるでしょうか?
曲は、「葬送のフリーレン」に関連する選曲でしょうか?ショパンのピアノソナタでしょうか?当日を楽しみにしましょう。

プログラムによると、銀と青を中心に構成される花火のようです。
希望の光プログラムの後で集中力が切れがちですが、気持ちを入れ直して注目しましょう。

佐藤煙火さんについて情報を持ち合わせていなかったので、第92回土浦全国花火競技大会 No.48 スターマイン「白花黒華」の動画をみて見ました。
私の好きなタイプの花火で、色使いも、和火と銀菊系統のメリハリがあり、非常に好感が持てました。


21番 有限会社太陽堂田村煙火店 (長野県茅野市)
デザイン花火の部 「すみれ色の世界」

今大会最後のデザイン花火です。
青と紫色を基調とする、躍動感のある作品のようです。

キラキラと元気がある花火なのでしょうか?
今回はすみれ色がテーマのようなので青色・すみれ色・紫色の八方咲きがたくさん上がってほしいと思います。
デザイン花火のトリなので、審査員の印象に残りやすい順番です。前回競技会では準優勝だったので、優勝を狙い、気合いを入れてくると思います。 


22番 有限会社菊屋小幡花火店 (群馬県高崎市)
芯入割物は 「昇曲付四重芯変化菊」
自由玉は  「千羽鶴」

割物花火は曲導付の四重芯変化菊です。四重芯の出来具合に注目します。
自由玉は千羽鶴となっているので、小割物千輪の型物でしょうか?

直近では、土浦の花火でスターマインの部ではありますが、優勝しています。実力は間違いないので、息を止めて見守りましょう。


23番 株式会社マルゴー (山梨県西八代郡市川三郷町)
芯入割物は 「昇曲導付四重芯変化菊」
自由玉は  「ネオイルミネーション」

割物花火は曲導付の四重芯変化菊です。四重芯の出来具合に注目します。
自由玉はネオイルミネーションとなっているので、時差式発光球だと思います。

マルゴーさんは、このあとエンディング花火を担当します。
自由玉の、光の動き方と色使いに注目です。
光の動きが大きいと思うので、気を抜いた瞬間見逃します。
集中力を発揮して光の変化を追いかけましょう。


24番 有限会社伊那火工堀内煙火店 (長野県上伊那郡飯島町)
芯入割物は 「昇り銀竜付四重芯菊先紅銀乱」
自由玉は  「昇り和火竜付三重芯不知火」

割物花火は銀竜付の四重芯変化菊です。四重芯の出来具合と菊の変化に注目します。
自由玉は和火竜付の三重芯です。不知火はどのように表現するのでしょうか。

言わずと知れた、伊那火工堀内煙火店さんです。
玉名を細かく表してくるあたりは、この花火に対する自信を感じます。

伊那火工堀内煙火店さんは、曲導が分砲を使ってくることが多い印象ですが、今回は、銀竜と和火竜でのぞむようです。
打ち揚がる前は、玉名をしっかり頭に入れ、息を止めて味わいましょう。 


25番 株式会社丸玉屋小勝煙火店 (東京都調布市)
芯入割物は 「昇曲導付四重芯変化菊」
自由玉は  「妖艶紋様花」

割物花火は曲導付の四重芯変化菊です。四重芯の出来具合に注目します。
自由玉は花とついているので八方咲きでしょうか?

キラキラと光る花火が得意な花火業者さんです
2019年赤川花火大会 割物花火の部でも優勝しています。
詳細は、玉名の別記事にケーススタディとして載せてあります。
割物花火のトリになります。競技会最後の割物花火をまぶたにしっかり焼き付けましょう。


26番 エンディング
エンディングはマルゴーさんが担当します。
テーマは、「新花、未来に紡ぐ光」
どんな選曲になるでしょうか?

今までは、希望の光プログラムを担当することが多かったマルゴーさん。
ここ10年くらいの記憶では、エンディングは担当していなかったように思います。不確かで申し訳ありません。

当初のイメージはオープニングを受け持つことが多く、元気いっぱいで、切り込み隊長的な存在だったと思います。

マルゴーさんは、色使いから来る華やかさなのか、キレの良さから来るスピード感なのか、正直、よくわかりませんが、若者を引きつける魅力を持っていると感じます。例にもれず、私の娘もマルゴー教の信者です。

どの回か忘れましたが、素晴らしい市民花火・素晴らしいエンディングがあったのに、「ONE OK ROCKで揚がったマルゴーが一番良かった」と、この信者さんは言ってました。

今まで、マルゴーさんの担当プログラムは、1曲での構成がほとんどだったと思います。例年通りであれば、エンディングは2曲での構成、マルゴーさんの表現をじっくりと味わいたいと思います。

最近の演出では、千輪を何発も同時に開かせるよりも、柳のようバラ・バラとに使う事が多いように思います。どんな使い方をするでしょうか?

また、エンディングでは、最後の締めが錦冠一色になる場合が多いですが、そこにどれくらい色数が入ってくるかにも注目しましょう。

観客の人たちが、圧巻の錦冠に魅了されているときに、その中にどれくらいの色が混じっているか、冷静に見ている方がいるとすれば、「実行委員会が喜ぶ、相当な花火好き」だと思います。


最後に
6回にわたり、赤川花火の見どころをまとめてみました。それぞれの形で赤川花火をご覧にられると思いますが、この記事がきっかけで、花火の見方が変わり、今までとちがった花火に見えたら幸いです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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