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花火大会の背景に思いを馳せて見よう! 名物花火の見え方が変わります
今回は、「花火大会の背景にあるもの」ついて、私の思うところをお話ししてみます。
花火大会にある背景を調べてみよう
皆さんは、花火を見に行くときに、「花火大会の成り立ち」や、「花火大会が持つ思い」を調べたことがあるでしょうか?多分、調べたことがない人がほとんどだと思います。
もっぱら調べるのは、「打揚げ数○○○○発」「打揚げ幅○○○m」【花火ランキング第○位】「来場者数○○万人」そのあたりでしょうか?
私は、「花火大会」=「人々の想いを花火で表現する場」だと勝手に思っています。なぜか、「花火大会の成り立ち」や「花火大会が持つ思い」に強く興味が湧いてしまい、ついつい「花火大会の背景にあるもの」を調べてしまいます。
不思議なことに、この「花火大会の背景にあるもの」に思いが至ると、
名物花火(名物プログラム)が、今までと違って見えてきます。
ケース1 長岡まつり大花火大会の思い
私が住んでいる新潟には、長岡まつり大花火大会(通称長岡花火)があります。長岡花火は日本三大花火大会に数えられ、毎年盛大な規模で開催されています。
長岡花火は、1945年8月1日の長岡空襲から今に至る中で、
「空襲で亡くなられた方々への慰霊」
「復興に尽力した先人への感謝」
「恒久平和への願い」
これらの思いをこめて開催されています。
長岡花火には「白菊」と言う花火があります。
この花火は、「真っ白な菊花火」を3発打揚げます。
それぞれには、「慰霊」「復興」「平和」の願いがこめられています。
私は、この白菊が長岡花火の本質を表現していると思っています。
実際、目の前に打揚げられた「白菊」から、花火にこめられた思いが、ひしひしと伝わってきました。世界に誇るべき、素晴らしい花火です。
私の場合、長岡花火は【白菊】で8割方目的達成してしまうのですが、白菊以外にも素晴らしいプログラムがありますので、ご覧になったことがない方は、是非会場に足を運んで長岡まつり大花火大会を楽しんでください。
おそらく日本一の花火会場で、オール長岡でのおもてなしを受けることでしょう!
ケース2 赤川花火大会の思い
山形県鶴岡市に赤川花火大会という、中規模の花火大会があります。赤川花火には、近年は毎年足を運んでいます。
赤川花火の規模は、体感として長岡花火の3分の1程度でしょうか。新潟からは車で片道3時間(往復6時間)かけ、弾丸で見に行っています。
赤川花火大会には、「子供の頃に見た花火大会を、自分の子供達にも見せたい。」そんな思いがこめられています。
かなり前になりますが、赤川花火を見た地元の子供達が、地元を離れ大人になった時に「私たちが育ったまちには、こんなにきれいな花火があった。」と誇れる、心の支えになるような花火を目指しているとアカハナ会の方から伺ったことがあります。
そのため、赤川花火には質にこだわったきれいな花火が多いような気がします。また、プログラムもよく観察すると子供に向けたプログラムが多いことに気付きます。
今は、定番になっていますが、「希望の光」プログラムは、東日本大震災の時に石巻の子供達を赤川花火に招待した時に、石巻の子供達のお礼の気持ちを表す花火としてスタートしたと記憶しています。
また、数年前に、花火打揚げ前にドローンショーがありました。内容は、「ポケモン」でした。何でポケモンなの?と新潟からの同行者から質問がありましたが、子供達に向けた花火大会であることを告げたら納得してくれました。
最後に
実は、私たち家族は鶴岡にゆかりがあり、娘が幼稚園年中さんの時に赤川花火デビューをしています。
花火のなんたるかも分からない年齢、でも「はなびボーン、はなびボーン」と口にしていたのを覚えています。
その娘も小学校低学年で鶴岡を離れ、現在はアラサー・愛知県在住です。
うれしいことに、花火を語るなら「赤川花火を見てからにして!」と、のたまうほどの花火好きに育ち、今年の赤川花火には、愛知県から知人を連れての参戦が決まっています。
赤川花火の思いが、娘にも伝わっていたのでしょうか?そう願いたいところです。
今回は、主観が強い内容になってしまいました。不快な方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。
最後に皆さんも、足を運ぶ花火大会の成り立ちや、花火大会の思いを調べてみてください。
いつもの花火大会の名物プログラムが、いつもと違った花火に見えたら嬉しいかぎりです。