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◯◯だった転職活動の話(#1/怖かった会社)
新卒のころからたくさんの量の会社を受けて、
転職の際もそうしていた頃があった
いろんな会社を見てきた
今回はその中でも、怖かった会社の話。
違和感
その会社の志望度はあまり高くなかったけれど、挑戦してみたい業界だった。
最初に感じた違和感は、一次面接。
地方の中小企業ではよくあることだけれど、
かなり私的な部分に触れるような質問をされた。
まずは家族構成
たとえば、もし私が女性で、シングルマザーなら、「子供の父親は?なぜシングルなのですか?再婚の予定は?」というような、面接をしに来た人にはおよそ聞かないであろう質問をしてきた。
今までの社会人経験の中で「面接の中でしてはいけないこと、守らなければならないこと」を叩き込まれてきたので、この時点でこの会社のコンプライアンス意識に恐怖を抱いた。
それから「もし入社したら私生活でこの部分を変えてもらう」という話をされた。
自己負担でいろいろと変更せねばならないもの、毎日の習慣に取り入れてほしいものがあるらしかった。
他にもいろいろと言われた。
ネットで気軽に口コミが投稿できるこの時代に、まあよくやるなあ、と思った。
この時点で志望度は地の底まで落ちていた。
面接中だったけど。
確信
違和感が確信に変わったのは最終面接。
最終面接は半日かかった。
面接案内のメールを何度も読み返した上に、周囲の人間にぼやく程度には衝撃だった。
最終面接は、よくある「重役との面接」だった。
1対1で、ひたすら話を聞かされた。
「今は昭和初期だっけ?」と思いたくなるくらいの言葉がどんどん出てきて、ずっと笑っていた。
こんな言葉で、こんな言い回し、今日日聞けないなという気持ちからくる笑いだった。
こちらが笑顔で聞いているので重役も気持ちが乗ってきたのか、2時間以上話し込んでしまった。
中でも印象に残っている言葉がある。
「今君が応募してきている同じ部署の女性社員は、入社して何十年と経過しているが、一度も休んだことがない。俺の言うことに反抗したこともない。君はまだうちの社員じゃないので今は命令はしないが、もし入社したら俺の命令に逆らわないと誓え」
裸で踊れと言われたらそれはできないな、捕まりかねない。犯罪者になることは無理だ。
そんなことを考えながらその人の話を聞いていた。
帰る頃には外は真っ暗になっていた。
こんな会社、本当にあるんだなあ!とニコニコ笑顔で帰宅した。
あまりにも怖かったので、最終面接の結果連絡を待たずに電話で選考辞退を申し出た。
令和のこの時代に、こんな嘘みたいな会社がまだあるらしい。
社会勉強になりました。