グレートリセットは何故起こるのか？　その根拠

グレートリセットとは社会構造そのものが壊され、新たな社会構造に変わることだ。

では何故現在の社会構造は壊されないといけないのだろうか？
その根拠は現在の資本主義構造の問題であり、以下の5点にある。

①地球環境の破壊
②格差の拡大
③少子化
④ブルシット・ジョブ
⑤金権政治

①地球環境の破壊だが、
現在の資本主義社会は資源を無限に消費する社会である。
多く消費をしてもらはないと、多くのお金を稼げない。
だから本来は必要ではないものでも、必要と思わせることで新たな消費を拡大することを行ってきた。
これが大量生産、大量消費につながった。

しかしその資源は有限であり、地球から勝手に頂いたものにすぎない。
土、水、植物、鉱物このような資源を大量に消費してきたことで、資源の枯渇がおきてきた。
水は最たるものだろう。

これは持続可能な社会ではないので、いつしか終りが来る。

②格差の拡大
これは利益中心主義の社会になり、実体経済よりも金融経済が数倍にも膨れていることからも分かるように、金融によって実体経済を支配する形となり、金融を支配するものとそうでないものとにとてつもない格差が起きてしまった。

③少子化問題
先進国になると少子化になり、人口減少していく。
これは女性も労働力として供給されていき、結果的に少子化へとつながる。
人間の再生産がされなくなったことで、労働力を発展途上国から輸入するようになる。しかし発展途上国も先進国のために資源を生産しないといけないので、その資源が枯渇し始めると、労働力を先進国に輸出できなくなる。

④ブルシット・ジョブ
消費を無限に拡大するためには、それでけの消費者が必要になる。
消費するために所得も必要になる。
社会に必要ない仕事にも所得をあげることで、より多くの消費者を生産
している。しかし、これも元々の資源が有限である以上、長くは続かない。

⑤金権政治
資本家⇒政治家への献金によって、政治家⇒資本家に有利な法案を可決する。そこに国民は存在しない。
これは格差の拡大も助長する。
さらに国民の為の政治ではないので、結果的に地球環境の悪化に拍車をかける。
少子化にも拍車をかけるので、今までの問題を更に推進させる。

政治が民主主義ではなく、金権政治に変わったのである。

これが現在の社会構造である。

見ての通り、いつ終わってもおかしくない社会なのである。

新たな社会構造を早くに構築できないと、人類は未曾有の危機になる。

もっと豊かにを追い求めた結果、物質的にはカンストしてしまったのではないか。

もう満たされているという足るを知る交差点に入ったといえる。

グレートリセットは起きないという人は多いが、このような社会が長く続く根拠はどこにも見当たらない。

現状の問題を把握することで、現状から一歩踏み出す勇気になればと思います。