第一回 陽気なギャングが地球を回す ⚠️ネタバレ注意
陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎
あらすじ
それぞれ違った特技を持つ天才銀行強盗たちはミスを犯さない。
だが、そんな彼らも読み間違えてしまった。せっかく奪った金を逃走中に、それも同業の輸送車襲撃犯に盗まれてしまったのだ。
プライドを傷つけられた彼らは動き出す。
そして見つけたのだ。横取りした犯人一人の死体を、
仲間割れか、トカゲの尻尾切りか、悩む彼らの仲間の息子にはきな臭い臭いが
漂っていて…
感想
どうもトト神です!note初の感想は、伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」にしました。この本は2003年の刊行以来、伊坂ブームの先駆けとなった人気作品なんです。読んでみた感想を一言で表すなら、最初から最後まで綺麗に伏線が入っていてそれでいてハイテンポで面白いサスペンスです。一番最初に出てきてそれから登場しない人が最後のどんでん返しに関わっていたり、意味のないような行動が実は繋がっていたりと、読んでいてとても楽しいです。サスペンスというと暗いイメージがあるかもしれませんが、これはいたるところにギャグが挟まれており、特有のハラハラ、ドキドキもちゃんと持っているので、気負わず読めます。また相手が巧妙な罠を仕掛けていても、その裏をかいて華麗に出し抜く姿は見ていてとてもスカッとします!映画化もされて話題になっている作品なので、ぜひ一度読んでみてください。