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寝惚けるということ

こんにちは。池田です。
みんなは最近よく眠れているか?俺はよく寝ている。
どれくらい寝ているかと言うと、目を覚ましたら家の前に見たことがない商業施設が建っているくらい寝ている。

忙しめの一週間が過ぎ、昨日は泥のように眠った。かなりの空腹と一緒に目を覚ましたから、自分へのご褒美も兼ねて、お気に入りの定食屋さんに起き抜けで自転車を走らせた。

定食屋に着くと、5〜6人が列を作っていて、「ラストオーダーまで後10分ぐらいだけど大丈夫かな」なんて思いながらボードに名前を書いて待機列の後ろに並んだ。
そのお店は定食が山盛りなのが売りで、みんなお腹いっぱい満足で帰っていくから多少周りが悪いんだろうね。

その時聴いたStevie WonderのSir Dukeがとっても素敵で、春の日差しが気持ちいい上に、美味しいご飯も今から食べれちゃうし、ウキウキゲージがwii sportsのゴルフでタイミングミスったときみたいに上限を突破していた。

そんな俺に追い討ちをかけるみたいに、呼び出してきた女の子(同い年くらい)が可愛くてまいった。最高の春休みじゃないか!

参考にしている人生観

「イケダ様、こちらのお席にどうぞ〜」と席に通され、俺はとりてりたまマヨネーズ丼を注文した。
これは愛する先輩の1人が卒業論文を終わらせた日に一緒に食べた思い出深いメニューだ。目の前で、全てから解放された人間が極上の一品を頬張っているというシチュエーションが異常に味覚を奮い立たせて以来、これしか頼んでない。

頼んでからすぐ、その”𝐘𝐔𝐌𝐌𝐘”は運ばれてきた。
半端なく美味しくて、俺は生まれてきてよかったとすら思う。

しかし前述の通り、ちょっと量が多くて、しかもコッテリめの味付けのジューシーな鶏肉と、カロリー過多で人を殺すために開発された美味生物兵器「マヨネーズ」のコンボにより、少食の池田は程なくして満腹になってしまった!

この店のありがたいところは量が多いことを見越したお持ち帰りサービスを用意してくれている所だ。
男は沢山食うのがかっこいいみたいな風潮があり、俺も沢山食えた方が元気に見えてカッコいいと思っているから少し恥ずかしかったが、近くにいた例の可愛い店員さんにお持ち帰りの旨を伝えてタッパーを持ってきてもらった。

残ったご飯を詰めて、よし、帰ろうと席を立った瞬間に妙な違和感を感じた。なんか服がおかしい。もっと詳細に言うと、妙に着心地がいい。
目を下にやると、俺は服を裏返しに着ていた
前後ろ逆ではなく、表裏逆だった。

池田には幼少期、靴下とか服の縫い目が身体に接しているとチクチクして嫌だと言う思想から万物を裏返して着用していた過去がある。

服のタグと縫い目が情けなく外に飛び出していて、会計の為に立ち上がったものの、この事実を知ってしまった以上店員さんの顔を見れないと思ったので、一時トイレに撤退して服を着直した。

いそいそとトイレから出て、少し着心地が悪くなった服と共に会計を済まして外に出た。

待機、入店、注文、食事、お持ち帰り、トイレと、普段昼ごはんを食べに飲食店に行くのと比べればかなりエクストラムーブをしていたので、トイレを除く全ての接客を顔色のひとつも変えずアイコンタクトを取り、誠実に行ってくれた店員の女の子に敬意を評さなければならなかった。
こんな具合で、少々トラブルがありつつも、素敵な1日だと思いながら桜並木を見ながら家へ向かって自転車を漕いだ。

で、帰り道でお腹が痛くなって玄関の手前でうんちを漏らした。最低の1日でした。

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