【遊戯王】レッドアイズについて語る(カードレビュー編)
ご挨拶
どうもデュエリストの皆様。トラヲです。
今回は私が遊戯王で一番好きなカード「真紅眼の黒竜」とその関連カードについて独断と偏見で評価しながら語っていきたいと思います。
2025年1月現在登場した全てのカードについて語る都合上、かなり長丁場となりますのでお時間のある際にご覧下さい。
真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
青き龍は勝利を齎す。
赤き竜が齎すのは、勝利に在らず可能性なり。
遊戯王黎明期であるvol3にて初収録。
かの東映版遊戯王の映画(原作とは繋がらないパラレル時空)にて作中で語られた名言ですね。
劇中でもひょんな事からレッドアイズのカードを手に入れたがデュエルが出来ず臆病でいた少年に、本当の勇気を示すために遊戯が海馬とのデュエルで使用して逆転する名シーンに痺れました。
原作漫画では元はダイナソー竜崎が所持していましたが、城之内がデュエルで勝ち取り、以後彼を象徴とするカードの1枚として作中でも遊戯とのタッグvs迷宮兄弟戦やキース戦、バトルシティ編での遊戯との友情のカードとして描かれる等、パラメータでは青眼には及ばないものの名場面や熱いシチュエーションを飾る魅力的なカードとして根強い人気を博しています。
原作やアニメ等での人気から、フィギュア化やグッズ展開にも恵まれる等、今も尚、我々の心を魅了し続けるドラゴンです。
私も原作漫画やアニメや映画を見て、一番好きなカードとして名を挙げるくらい大好きです。
ですが、実際OCGで使われていたかと言われるとそんな事もなく原作のように融合してやっとそこそこの火力を得られるファンデッキ向きの性能でした。
事実私もPPで再録されてようやく手に入ったこのカードをコレクションファイルで眺めるだけでした。
しかしそれでも原作出身の人気カード。
時が経つにつれて様々な強化カードや派生が配られました。
そんな真紅眼の黒竜の関連カードについて次の項で解説を交えて評価を行います。
評価基準
★★★★★:かなり優秀
★★★★☆:気になる点はあるが優秀
★★★☆☆:必須ではないが、特定の活躍が見込める
★★☆☆☆:使えなくはないが、限定的すぎる
★☆☆☆☆:使い道が殆どない
それでは、イかれたメンバーを紹介するぜ!!
黎明期から2期まで(1999年〜2002年)
最初期環境ということもあり、OCGオリジナルカードよりも、原作漫画のカードやGBソフトシリーズのカードが多いパックがメインとなります。
黎明期である1期から2期では以下の関連カードが登場しました。
メテオ・ブラック・ドラゴン
ブラック・デーモンズ・ドラゴン
レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン
では解説へ!
メテオ・ブラック・ドラゴン
評価:★★☆☆☆
初登場はなんと、かつて東京ドームで行われたGB(ゲームボーイ)ソフトの遊戯王大会の入賞賞品で当時品はかなりプレミアが付いています。(東京ドーム事件…うっ…頭が!!)
メテオ・ドラゴンとの融合召喚で出せるカードで、このカードも東映版映画に登場し、青眼の白龍三体連結に引導を渡しました。
このカードを見て真デュエルモンスターズを思い出した方も多いでしょう笑
後に、プレミアムパックでレプリカという形で一般向けに再録されます。
ブラック・デーモンズ・ドラゴン
評価:★★☆☆☆
初登場は初期パックシリーズvol5。
黒竜の登場から2パック後になります。
原作でも登場し、遊戯のデーモンの召喚との融合で登場しました。
上記のメテオブラックと同様、最初期の融合モンスターなので特に効果などはありませんが、2体ともここでやっと青眼の白龍の攻撃力を上回る事が出来ました。
現在では流石にファンデッキでも中々見ませんが、効果のない融合モンスターで尚且つ融合素材を名称指定しているのでスキドレと合わせて使えなくもないですし、もしかしたら後に日の目を見るかも知れません。
なので2枚共今後の可能性にかけて★2です。
レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン
評価:★☆☆☆☆
かの有名なク⭕️ゲー、真デュエルモンスターズの特典カード(ランダム)で収録されました。
原作ではキース戦でレッドアイズがメタル化の効果で登場した進化系として、勝利に貢献し名シーンを彩ったモンスターです。
そんなこのカード、なんとどうしようもないくらい弱いのである…。
何故なら同期のメタル・デビルゾアと同様、デッキからしか特殊召喚出来ないので、手札に来たらクソの役にも立たない事故札と化します。
そして出したとしても攻撃力はたった400しか上がらないので、メタル化を装備したまま戦った方がマシです。
更に他の派生モンスターとは違い、機械族なのでドラゴン族サポートでなんとか強化して使うという事も出来ません。
上述の融合モンスター達と異なり、メインデッキを圧迫して事故札にもなり、出してもそこまで強くないので★1です。
一見使い道がないカードに思えますが、Youtuberあまくだり氏が「クソカード診療所」なる企画でかなり実践的な方法で使い道を考察していました。
その動画がこちら
超絶強化されたリメイクか来るのはここか遠い未来の話である…。
まとめ
これらのカードは全て1期に登場し、2期で全て再録されました。
2期は丁度アニメDMが放送スタートし、当時小学生だった私が遊戯王に触れた時期でしたね。
初期カードという事もありパワーは低めですが、原作で人気のカードでもあるのでファンも多く、後にリメイクもされました。
まだデッキとしては、レッドアイズに限った話ではありませんが、カードプールが狭く一つのカテゴリで組むという文化がなかったので、寄せ集めデッキ(所謂グットスタッフ)が主流でした。
という事で次の世代へ進みましょう。
3期〜5期(2002年〜2008年)
原作の連載終了、カードのフォーマット統一化、アニメがDMからGXへ世代交代等、遊戯王の歴史が大きく動いた時代ですね。
私はこの3期に以降したタイミングが、周りのブームがデュエマやベイブレードに移った事やヤタロックや混沌帝龍の流行もあり遊戯王を卒業していた時期でした。
4期になり中学生当時GX放送開始と共にまた一時期復帰しましたが、かなりブームが短かった事や部活や受験が重なり、高校で流行り出すまでまた離れました。(高校はオタクが集まりやすい工業科だった事もあり、ショップに通うようになる等かなり長く遊びました)
尚、3期からと題しましたが3期では新規カードは収録されず以下のカードが4期から追加されました。
黒炎弾
黒竜の雛
真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
黒炎弾
評価:★★★☆☆
3期で追加された必殺技カード、ブルーアイズの「滅びの爆裂疾風弾」とブラマジの「黒・魔・導」に続き、レッドアイズの必殺技がついにカード化しましたね!
後述の黒竜の雛と同様、2004年5月発売の4期最初のパック「SOUL OF THE DUELIST」に収録されました。
効果は、発動するターン真紅眼の黒竜が攻撃出来なくなる代わりに真紅眼の黒竜の元々の攻撃力分ダメージを与えるバーン効果となります。
当初こそそこまで脅威ではありませんでしたが、
このカードが後の新規の影響で理論上ワンキルが可能なパーツとして認知され、レッドアイズの方向性の一つとしてバーン戦法が決定付けられる事となりました。
ただし、サーチ手段がないので単なるロマンの域を超えません。(サーチ対応してたら先攻ワンキルデッキになるので流石にマズイw)
先攻ワンキルに特化するのであれば、魔法石の採掘や連続魔法で使い回すという使い方も出来ますね。
その影響なのか今流行りのカード名が記された系列のサーチも配られないのはある意味、レッドアイズデッキの強化を悩ませる1枚ですね。
後の新規で火力も増えワンキルや引導火力としての有用性が増えた反面、アドに直接関与しない事や素引き前提のロマンカードという事もあり、★3評価となります。
黒竜の雛
評価:★☆☆☆☆
上記と同パックに収録された、自身を墓地へ送り真紅眼の黒竜を手札から特殊召喚出来るカードです。
アニメGXでも登場し、文字通り真紅眼の黒竜の雛といえるドラゴンでイラストは可愛らしいです。
宛ら、レッドアイズ版カイバーマンといったところでしょうか。
あちらと異なり、特殊召喚条件がリリース(生贄)ではなく墓地送りなので生贄封じの仮面発動化でも出せるという点で差別化されていますが、マクロコスモス等が立っている場合は使えなくなります。
更に手札に黒竜がいないとそもそも話にならないので、展開札としては微妙ですね。
カードプールが少なく環境が低速だった当時ならそれなりに出番がありましたが、高速化した現代では流石に厳しいので★1です。
真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)
評価:★★☆☆☆
当時展開されていた種族統一ストラク第一弾、「ドラゴンの力」の看板として2004年12月に新規登場しました。
アニメGXでも、ダークネス吹雪のエースとして描かれた真紅眼の黒竜の正統進化系の一つですね。
墓地のドラゴン1枚につき攻撃力300上昇と一見強そうに見えますが、フィールドの黒竜をリリースする方法以外で特殊召喚出来ずアドバンス召喚もできない為、使い勝手は非常に悪いです。
しかも耐性等は皆無なので、折角召喚しても簡単に除去されてしまいます。
こいつに限らず、当時のストラク看板モンスターは総じて微妙なカードが多めでした。
現代では征竜を筆頭に墓地に肥やす事前提なドラゴンが増えた事や墓地肥やし手段の豊富さ、黒鋼竜でサーチ可能な点等、当時より使い勝手は良くなったので★2とします。
かなり好きなカードでもあるので、近年の過去カードリメイク強化に乗っかってのテコ入れに期待したいです。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
評価:★★★★★
上記から3年後、5期になり2007年12月号のVジャンプ応募者全員サービスとしてLIMITED EDITION 11で収録されたカードです。
通常「レダメ」。
こちらもアニメGXで登場し、先程紹介した闇竜がメタル化した姿として登場した進化系で効果も闇竜のパンプアップ効果を100上げて魔法を妨害する効果でした。
ですが、OCG化にあたり効果が全く異なり、ドラゴン族サポートとして極めて優秀なカードとなりました。(パキケやキメフォといい、当時のGX系列カードはアニメと異なるカード化が多い…)
フィールドのドラゴン族を1体除外という緩いコストで特殊召喚出来、自身以外のドラゴンであれば手札・墓地から何でも1体特殊召喚出来るという現代で考えても破格の性能を誇り、プロモカードという事もあり再録されるまで当時のシングル価格が5,000円台とブルジョワ向けカードでした。
後の2012年にドラゴン族カテゴリ【聖刻】でグスタフマックスを絡めたワンキルパーツとして重用された結果制限カードに規制されましたが、ドラゴン族デッキではまず採用される1枚として大変重宝しました。
ですが、更に後の2019年環境で「破滅竜ガンドラX」を使用した【ガンドラワンキル】で大暴れした影響で禁止に指定されました。
昔のカード故に名称ターン1の制限がなかった事が原因とはいえ、特にレッドアイズ使いにとっては大ダメージですね。
それから1年後に下記の通りエラッタされ、制限解除されました。
レッドアイズカードの中でもかなり優秀な他、ドラゴン族サポートとして【ドラゴンリンク】等で現代でも第一線で戦える性能なため、満点の★5評価です。
まとめ
3〜5期にかけて名称サポートや後の環境でも使えるカードが増え、厳密なカテゴリデッキとしてはまだ足りないもののファンデッキとしてはそれなりに形になりましたね。
特にレダメの登場はドラゴン族全体としても革命ともいえる性能で、ストラク等で再録されるまで手に入りにくいカードでした。
お次は、ゲーム性が大きく変わった第6期から8期にかけて当時したカードについて語っていきます。
6期〜8期(2008年〜2014年)
アニメシリーズもGXから5D's〜ゼアルへと世代交代が2回行われ、OCGのルールがエキスパートルールからマスタールール1,2に移行し、シンクロモンスターやエクシーズモンスターの登場等、デュエルが大きく進化した年代ですね。
私は6〜7期当時、高校生〜専門学生で現役プレイヤーでしたが、就活の忙しさや社会人になったライフスタイルの変化も事もあってか2012年からの8期辺りでまた辞めました。
そんな大きく環境が変化した中で追加されたレッドアイズ関連カードは以下の3枚。
真紅眼の不死竜(レッドアイズ・アンデッドドラゴン)
真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)
Sin真紅眼の黒竜
では、当時の関連カードを解説します。
真紅眼の不死竜(レッドアイズ・アンデッドドラゴン)
評価:★★☆☆☆
2008年6月にストラク「アンデッドワールド」の看板モンスターとして登場しました。
まさかの真紅眼の黒竜がアンデッド化し、衝撃を受けましたね。
恐らく、かつて発売していたストラク「ドラゴンの力」と「アンデッドの脅威」を意識したのでしょう。
種族の関係で本家レッドアイズではまず使いませんが、場のアンデッド1体リリースでアドバンス召喚出来る他蘇生制限もないのでかなり使い勝手も良く、戦闘破壊して墓地に送ったアンデッドモンスターを自分フィールドに特殊召喚出来るという、コンボ前提とはいえゴヨウのような効果を持っています。
それなりに使いやすいカードなのですが、本家ゴヨウと役割が被っている事と当時のアンデッドは【シンクロアンデッド】が主流だった事や現代でもあまり使われず本家でも出番がないので、★2と評価します。
真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)
評価:★★★☆☆
2008年11月に発売したカードが出来るギャルゲーこと、PSP用ソフト「遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE3」特典カードとして封入されたレベル4のレッドアイズ下級モンスターです。
アニメでも闇竜と同様、吹雪さんが使ってましたね。
攻撃力が1800とそこそこあり、自分エンドフェイズ時に自身を墓地から除外して墓地のレッドアイズモンスターを蘇生させる効果も優秀ですが、自分エンドフェイズという遅さと発動ターンに通常召喚出来ないデメリットが痛いです。
しかも何故か風属性です。
後にレッドアイズ界いや遊戯王界の超問題児「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」(以下ドラグーン)が登場すると、ドラグーンが突破された後のケア要員として脚光を浴びます。
インサイトのコストで落とせる事と、サーチ効果で真紅眼融合を引っ張ってこれるからですね。
そこそこ優秀ですが、発動タイミングの遅さと風属性という他のレッドアイズとのシナジーの悪さも合間って★3とさせて頂きました。
ちなみに余談ですがこのカード、残念ストラクの代表格である「ドラグニティ・ドライブ」に再録されてました。なんでや!!
風属性ドラゴンだからってドラグニティとは一切シナジーはありません。
そんな事に再録枠を割くなら、必須枠のファランクス入れろよと誰もが思ったでしょう。(ストラクRで改善)
Sin真紅眼の黒竜
評価:★★☆☆☆
2010年1月に公開された映画「遊戯王~超融合!時空を越えた絆~」入場者プレゼントで配布されました。
劇中でも敵キャラのパラドックスが使用する【Sin】デッキの一員ですね。
詳しい効果解説はSinモンスター殆どが共通なので割愛。
肝心のSinデッキでもなかなか使う事はなく、本家レッドアイズで使うとしたら「竜の渓谷」等のフィールド魔法発動下に限定となります。
⑵の効果により戦闘では殆ど出番はありませんが、本家と同様レベル7という事もあり、後の鋼炎竜の素材としてはそれなりに出番が見込めそうなので★2とさせて頂きます。
まとめ
飛竜以外がカテゴリに直接関与するカードでもなく、8期で登場した【聖刻】の影響でレダメが制限化する等、レッドアイズにとっては冬の時代と言ってもいいでしょう…。
更に8期後半はぶっ壊れの歴史に名を刻んだ【征竜】が大暴れしており、同じレベル7のレッドアイズの強化が出せるわけもなかったですし。
レッドアイズはやはりファンデッキ止まりなのか…、そう途方に暮れていたその時、彗星の如く現れる新規たち。その性能や以下に。
次回、「レッドアイズ、新規」デュエルスタンバイ!
というわけで、次の世代に進みます。
9期(2014年〜2017年)
アニメはゼアルからARC-Vに世代が移り変わり、マスタールール3の移行とペンデュラム召喚の実装と、デュエルの環境も様変わりしました。
また、この期はカードパワーのインフレが激しい時代でもありゲーム自体もかなり複雑なプレイが目立つようになりました。
私も丁度、地元の友達や先輩から勧められて遊戯王を復帰した時期でもあります。
そんな9期ですが、2015年4月(約10年前)に征竜が4枚全て禁止となり、レッドアイズが漸くカテゴリとして新規カードが大量に配られました!!
その枚数はなんと、驚異の20枚!!
強さに差はあれど、夢だったレッドアイズデッキを構築が出来たことが本当に嬉しくて飛び跳ねた事を思い出します。
そんな期待の新戦力について評価を交えながら語っていきたいと思います。
まずは、2015年4月発売のレギュラーパック「クラッシュ・オブ・リベリオン」(以下、CORE)で追加されたカード達です。
黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)
評価:★★★★★
まず一言言わせてくれ。
サーチ効果優秀すぎだろ!!
フィールドから墓地に送られただけで、「レッドアイズ」カードを何でも1枚サーチだと!?インチキ効果もいい加減にしろ!!by某BF使い
しかもこの手の効果にありがちな名称ターン1がないので、思う存分使いまわせます。
当時はスケープ・ゴートとのコンボでビーストアイズを出して展開する方法が話題となりましたね。
そんな当時こそ自分から墓地へ行く方法が少なかった事が欠点でしたが、10期に進みモンスターを自発的に墓地へ送れるリンク召喚が実装されてからは一変。
こいつを「リンクリボー」や「ストライカー・ドラゴン」等の強力なリンク1に変換しながら展開出来るようになり、カテゴリ内だけでなく【ドラゴンリンク】を筆頭に使われるようになり優秀な1枚といえるでしょう。
レッドアイズデッキの優秀な初動の1枚です。
レッドアイズ名称ではない(あったら流石に壊れ)ので殆ど素引き前提とはいえ、レベル1なのでワン・フォー・ワン等のサポートに恵まれており、サーチ効果もレッドアイズだから許されてる感も…。
前述の通りサーチ効果に名称ターン1がないので安易に暴れすぎて規制される可能性も孕んでおり、レッドアイズの強化が慎重になっている要因のような気もします。
⑴の効果もレッドアイズに装備して打点600上昇と打点不足を補えるのも良い点。
原作に登場した闇竜族の爪リスペクトですね。(それも後にOCG化)
今後の新規展開の壁となっているとはいえ、文句なしのレッドアイズカード最強サポートと言っても過言ではないので、満点の★5!
伝説の黒石(ブラックオブレジェンド)
評価:★★★☆☆
こいつも黒鋼竜と同様レベル1なので、取り回しも悪くないです。
言うまでもなく、青眼における伝説の白石ポジですね。
⑴は自身をリリースしてデッキからレベル7以下のレッドアイズをリクルート。
⑵は墓地のレッドアイズモンスターをデッキに戻して自身を手札に回収。
どれも優秀ですが、いずれか1つしか使えないのが難点。
貴重な展開要員として使える下級ですが、レベル7以下縛りが付くのでレダメにアクセス出来ないのと、効果がいずれか1つのみという制約があるため、★3にしました。
真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)
評価:★★★☆☆
黒竜と同じくレベル7レッドアイズですね。
レッドアイズの新たな可能性は、使いづらい事で有名な「デュアル」!!笑
いや、なんでや!!
何でよりによって新規がデュアルなんだよ…。
使いにくい能力渡すなやコンマイ…。
そんな文句言いながらもそれなりに評価を高くしている点について語ります。
肝心のデュアル効果は、攻撃後のバトルフェイズ終了後に元々の攻撃力分(2400)バーンダメージ。
うん。
割と優秀だわ。(他と比べると)
デュアルでなかったらもっと良かったよ。
フィールドと墓地にいるときに通常モンスターとして扱うので、各種バニラサポートを受けられますし、召喚権さえ残っていればメイン1で鋼炎竜の効果で墓地から呼び戻して再度召喚して一気に畳み掛けるという戦法も取れなくはないです。
鋼炎竜の展開の為に、実質的な4枚目以降の黒竜として1枚入れておくと悪くないかもです。
デュアルである事と、バーン効果以外何もなくて手札にくると腐ってしまいがちなので★3ですね。
真紅眼の凶雷皇(レッドアイズ・ライトニングロード)-エビル・デーモン
評価:★★☆☆☆
えらい厨二病なネーミングだな…。
ブラック・デーモンズ・ドラゴンの融合素材、デーモンの召喚がレッドアイズになった姿です。
こいつも黒炎竜と同様デュアルですが肝心の効果は、メインフェイズに一度、自身の攻撃力(2500)以下の守備力をもつ相手の表側表示モンスターを全破壊。
リメイク元であるデーモンの召喚のサポートカード「魔霧雨」を意識した大胆な効果ですね。
当初はそれなりに出番がありましたが、リンクモンスターの登場で相対的に価値は激減しました。
こんなの別にデュアルじゃなくても(ryなツッコミはさておき、後述の悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンの進化前的なデザインなのに自信がデッキでは効果モンスター扱いなので、真紅眼融合によるデッキ融合と悪魔竜のバーン効果とイマイチ噛み合わないという。(せめてデッキ内でもバニラ扱いなら…)
ちゃんとテストプレイして下さい…。
一見強そうに見えて現環境についていけず、デュアルである事が故にクセが強く、黒炎竜と同様手札で腐るので★2です。
悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン
評価:★★★☆☆
あのブラック・デーモンズ・ドラゴンが効果モンスターになって帰ってきました。
名前もそのままでカッコいいですね。
融合素材も原典とは異なり、以下の通りです。
レベル6「デーモン」通常モンスター+「レッドアイズ」通常モンスター
…。
本家の素材も新しく作ったレッドアイズのデュアル達も使ってね!って言いたいんでしょうけど、「通常モンスター」って何よ。
デュアルはデッキと手札にいる時はバニラにならんわ!ちゃんとテキスト見直さんかい!
お陰でこいつを真面目に運用しようものなら、レッドアイズとシナジー0の「デーモンの召喚」か「タルワール・デーモン」を入れないと出せず、ただでさえ高い事故率が加速する…。
名称指定やめた事が仇になって、下手すりゃ本家より出しにくいぞこいつ。はぁ…(クソデカ溜め息)
で、効果はというと、
1ターンに1度しか特殊召喚出来ない効果外テキストは別にいいや。どうせ複数並べられんし。
⑴は戦闘を行うダメージステップ終了時まで、相手のモンスター・魔法・罠の効果発動を封殺する効果。
アンティークギアみたいな豪快な効果で良いじゃないですか!
⑵は戦闘後のバトルフェイズ終了時に、墓地のレッドアイズ通常モンスターを対象にして、そいつの元々の攻撃力分のバーンダメージを与えてそのカードをデッキに戻す。
バーン効果とリソース回復を両立した中々の効果ですね。
実際私も悪魔竜の効果には何度も助けられたので、このカードの効果自体が悪いわけではありません。
なのに融合素材指定が!全て足を引っ張ってる!!
そこそこ優秀な効果を持っているのに非常に勿体無いので★3とさせて頂きます。
真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)
評価:★★★★★
レッドアイズ待望のエクストラ新規はランク7エクシーズ!
見た目も黒炎竜がメタル化したようなデザインでかなりカッコいいです。
効果ですが、最初に言わせて下さい。
現状のエクストラ系レッドアイズモンスターで一番優秀です!!
まずは素材指定、レベル7モンスター2体。
うん。汎用的ですね。
続いて効果。
⑴X素材を持っている場合に効果破壊耐性。
シンプルに場持ちが良くて助かります。
⑵X素材を持っている限り相手がモンスター・魔法・罠の効果を使う度に500バーン。
ファッ!?
効果破壊耐性持ちがいるだけでも優秀なのに、相手が実質何かする度に500バーン?3体いれば1500バーンになり、鋼炎竜3体が健在で相手が6回効果使ったらあいては死ぬ。
相手からしたら中々のクソゲーメーカーだぞこいつw
レッドアイズデッキは正直、初手でこいつを3体立てる方法に舵を切るのが一番安定しそうですね。
とはいえ、カテゴリ内だけでは展開力が足らないので征竜等の力を得ないとですが…。
500バーンの元ネタは恐らく、原作でマリクに洗脳された城之内が使用したファイヤー・ボールですね。
そして⑶はフリチェでX素材を1つ消費して、墓地のレッドアイズ通常モンスターを蘇生。
タダでは死なないという原作の城之内のようなガッツを感じますね。
自分のターンで展開として使うもよし、相手ターンで壁を作ったりコンボ用に使うもよしでこちらも優秀。
総じて、どれも効果が極めて優秀で尚且つ汎用ランク7としても採用されやすい事もあり評価は満点の★5!!
真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)
評価:★★☆☆☆
レッドアイズにもついに専用融合魔法カードが来ました。
え?なのにどうしてこんなに評価低いの?それは今から語ります…。
まず効果が場と手札だけでなくなんとデッキからも融合素材を墓地へ送り、「レッドアイズ」モンスターを融合素材とする融合モンスターを融合召喚します。
シャドールでも当時使われていたデッキ融合ですね。
更に、融合召喚したモンスターのカード名を「真紅眼の黒竜」として扱うのでカテゴリ内サポートが捗りますね。(例:融合召喚したモンスターを黒炎弾で指定すればその分ダメージ量が増える。他にもレッドアイズ名称サポートを受けられる)
つまりだ…
合計8400バーンで先攻ワンキルが可能!!
なんだ、真紅眼融合っていい奴じゃん!と遊馬のような気分になれるのもここまで。
ここからこのカードが孕む、いやレッドアイズデッキ全体の闇に関わる深淵について触れましょう…。
え?なぁにこれぇ?
つまり、こいつを使うターンは他の召喚・特殊召喚が全く出来なくなるのである。(かろうじてセットや反転召喚は出来るが)
融合召喚したとして神の宣告等で無効にされたり融合モンスターが除去されるとその後は何も出来ません。
当時はまだデッキ融合のカードが少なく、シャドールの二の舞を踏みたくなかったのでしょう。
にしても日和すぎである。
しかもデッキから墓地に送る効果なので、みんな大好き灰流うらら(当時は実装されてなかったが)に引っかかると機能不全に陥ります\(^o^)/
ロマンカードにしても大博打すぎるわ!!
後にヴェルデ・アナコンダが実装され、デッキ融合デメリットを回避する事自体は出来ましたが、結局後の問題児ドラグーン出張でしか使われずに制限になった挙句そのアナコンダも禁止になったので、手札に来るとあまり嬉しくない問題が解決されていないんですよね…。
こいつに代わるテーマ内融合を早く下さい…。
デッキの根幹に関わるカードなのに使い辛さが目立つって設計ミスとかそんなレベルじゃねぇよ…。
色々と問題を抱えていますが、黒炎弾とのコンボで使えるのでギリギリ評価★2です。
紅玉の宝札
評価:★★☆☆☆
名称ターン1制限があり、手札からレベル7レッドアイズをコストにして2枚ドロー。
その後デッキからレベル7レッドアイズを1枚墓地肥やし可能な、レッドアイズ専用のドロソですね。
一見優秀に思えますが、コストも墓地肥やし対象もレベル7限定なのが痛いですね。
せめてレベル7以下とかだったら飛竜とのシナジーもあっただけに非常に勿体無い。
単純にドロソを使うなら、闇の誘惑や七星の宝刀の方がマシとも言えます。
2ドローと墓地肥やしはぱっと見優秀ですが、カテゴリ内サーチ非対応で手札に都合よくレベル7が集まる事は少ないため、評価★2です。
真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)
評価:★★★☆☆
レッドアイズ専用永続罠カードですね。
まず⑴、自分の場にレッドアイズモンスターが存在する場合に墓地の通常モンスターを対象にして発動。そのモンスターを蘇生させる。
悪くないんじゃあないかと。
場にレッドアイズがいないと使えないのが欠点ですが。
続いて⑵、このカードが相手の効果で破壊され墓地に送られた場合に墓地のレッドアイズモンスターを1体対象にして蘇生。
こちらも優秀ですね。
レッドアイズの墓地展開札でもありバニラサポでもあるので有能ですが、下準備が必要で永続罠という遅めのカードなので評価★3としました。
以上が、COREで満を辞して収録されたレッドアイズ新規カードとなります。
優秀なカードから当時視点でもなぁにこれぇと言いたくなるようなカードまで様々ですが、当時はこれでも漸くカテゴリとして頭数が揃ったので嬉しかったんですよ。
今回の新規カードですが、
特に黒鋼竜と鋼炎竜は現代でも運用に耐えうる、良質なカードでした。
黒石も枠があれば入れられる性能をしています。
融合関連はエクストラ関連のギミックにも関わらず使い辛さが目立ち、現状も大きな課題として残っています。
デュアルという癖のありすぎる方向性に舵を切るなら、癖の強さを無理やりにでも改善する新規が欲しいですね。
魔法罠関連は使えなくはないものの、使い勝手は正直悪いですね。
2015年には他にも関連カードが増えた熱い時期ですので、それらも解説します。
次はコレクターズパック-運命の決闘者編-に収録されたカード達です。
ロード・オブ・ザ・レッド
評価:★★★☆☆
直接的なレッドアイズカードではありませんが、儀式魔法「レッドアイズ・トランスマイグレーション」で儀式召喚出来るモンスターなので解説します。
アニメDMでも屈指のカオスアニオリ「ドーマ編」で城之内が、真紅眼の黒竜を生贄というか自らの身に纏って対戦相手のヴァロンとリアルファイトを繰り広げた際のカードですね。
え?言ってる意味がわからない?スクライドとか聖闘士星矢と勘違いしてるんじゃないかって?
ごめんなさい。これは全て事実で自分でも説明していて頭が痛くなります。
実際当時リアタイで見てましたが、カードゲームのアニメなのに城之内が急に「真紅眼座の聖闘士」だと言わんばかりに殴り合いを始めて開いた方が塞がりませんでしたよ。
でも遊戯王ではよくある事なのです。
こぼれ話はさておき、効果の説明に入りましょう。
効果は、ロード・オブ・ザ・レッド以外のモンスター・魔法・罠が発動した時にフィールドのモンスターor魔法罠1枚を対象として発動し破壊する効果をそれぞれ1回ずつ使えるというものです。
無効ではないとはいえ、そこそこ有用な効果だと思います。
しかも地味に名称ターン1がない。
欠点と言えば自身はレベル8の儀式モンスターですが、攻撃力が黒竜と同じ2400という打点の低さが少々頼りないですね。
後、レッドアイズ名称ではないので各種サポートやサーチに非対応な点とレッドアイズなのに炎属性なのも地味に痛い。
というのも昔の話。
現代では焔征竜-ブラスターでサーチが可能なので、当初より取り回しは良くなってます。
必須クラスではないですが、専用儀式魔法での出しやすさとそこそこ使える除去効果を備えているので★3評価としましょう。
レッドアイズ・トランスマイグレーション
評価:★★★☆☆
先程解説した「ロード・オブ・ザ・レッド」専用儀式魔法ですね。
効果はレベル合計が8以上になるよう、場か手札からモンスターをリリースまたは、墓地のレッドアイズモンスター1体を除外してロード・オブ・ザ・レッドを儀式召喚するというものです。
オーソドックスな儀式召喚条件に、レッドアイズ1体だけで出せる効果を追加した儀式魔法ですね。
カード名に「レッドアイズ」を含むので、黒鋼竜やインサイト等でサーチ可能な魔法という時点で有能株です。
儀式本体はサーチに対応していませんが、このカードはそれが出来るため★3とします。
黒竜の聖騎士(ナイト・オブ・ブラックドラゴン)
評価:★★★☆☆
同じくDMのアニオリで城之内が使用したレベル4の儀式モンスターです。
大昔に存在した、青眼における白竜の聖騎士と対になるカードですね。
⑴の守備モンスター破壊効果はまぁいいでしょう。
アニメが放送してた時代が時代ですし。
だったらもっと早く出せや。といったツッコミは置いておくとして。
⑵のレッドアイズ展開効果は中々に優秀ですね。
出しやすさでは劣りますが驚くべきはそのリクルート範囲の広さ。
そこだけ見れば伝説の黒石や後述の幼竜よりよっぽど使えます。
儀式故の使い辛さが目立ちますが、下級儀式なので今後の新規次第では優秀なカードになる可能性を秘めているので★3とします。
黒竜降臨
評価:★★☆☆☆
黒竜の聖騎士専用儀式魔法です。
効果はレベル合計が4以上になるよう場か手札からモンスターをリリースして、手札から黒竜の聖騎士を儀式召喚する効果と、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外してデッキから「レッドアイズ」魔法・罠をサーチする効果を持っています。
トランスマイグレーションのように1体でリリースを賄う効果はありませんが、要求レベルは低いのでそこは良いでしょう。
2つ目のサーチ効果は一見優秀ですが、このカードが墓地に送られたターンは使用出来ないと、遅さが目立ちます。
レッドアイズの展開カードは何故か現状、罠しかないのでサーチ先もイマイチですし。
また、このカードは「レッドアイズ」名称カードではないため儀式体と同様専用サポートが必須です。
取り回しの悪さと即座にサーチ効果が使えないので★2とします。
真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)
評価:★★☆☆☆
こちらもDMアニオリ「ドーマ編」で城之内が使用したカードです。
ストーリーの鍵を握っていた伝説のカード「名もなき竜」のうちの1枚「ヘルモスの爪」は、モンスターカードと合体する事で様々な装備魔法になる能力を持っておりそれによって生まれたカードですが、OCG化にあたって融合モンスターになりました。
召喚条件は、「ヘルモスの爪の」効果で、自分の手札か場からドラゴン族1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚出来るというものです。
効果は、
このカードが特殊召喚成功時に、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象にして発動し、攻撃力1000アップの装備カードとなり対象モンスターに装備される⑴と、このカードの効果でこのカードを装備したモンスターの攻撃力と守備力は、お互いのフィールド・墓地のドラゴン族1体につき500アップする⑵の2つです。
レッドアイズというよりは、ドラゴン族強化カードといった趣が強いですね。
パンプアップ効果は割と豪快ですが、カード2枚消費でこれだけなのでアドを稼げないのは微妙…。
ただでさえデッキスロットに余裕がないレッドアイズの直接的なサポートでもないヘルモスを入れられるわけもなく、効果も限定的なので★2ですね。
レッドアイズ・スピリッツ
評価:★★★★★
こちらはアニメGXにて、吹雪さんが使用した罠カードですね。
効果は単純明快、自分の墓地からレッドアイズモンスター1体を対象にして発動し、そのモンスターを蘇生。
罠カード故にタイムラグがありますが、名称ターン1制限もなくフリーチェーンなので大変使い勝手が良いです。
現状のレッドアイズ罠カードでは一番使いやすいカードですね。
蘇生範囲の広さ、奇襲性、コンボ性、全てが高水準なので文句なしの満点★5です。
レッドアイズ・バーン
評価:★★★☆☆
こちらもGXで吹雪さんが使用した罠カードです。
10Join!!
効果は、名称ターン1制限のあるレッドアイズ版エラッタ前破壊輪のようなバーン系効果となっております。
場合によってはリーサルにもなりえる効果で自発的に使う以外にも、「真紅眼融合」の効果で融合召喚した「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン」と「黒炎弾」で先攻でバーンダメージを与えてから、相手ターンで「トラップトラック」を発動して流星竜を破壊してからその効果で「レッドアイズ・バーン」を発動し、ワンキルを狙えます。
ですが、破壊以外の除去には対応していないので少々受け身気味。
場面こそ限られますが、優秀なバーン効果を持っているので★3評価です。
ちなみに余談ですが、アニメ作中で吹雪さん使用した際デュエル内容はバーンによる引き分けのように見えましたが、実際には対戦相手の藤原が見せた幻想で試合には負けていたという衝撃の内容でした。
一応強キャラ設定なのに、作劇上勝てない試合しかさせてもらえない吹雪さんェ…。
以上7枚のアニオリカードがOCG化されました。
新たな可能性はさしずめ、「儀式」といったところでしょうか。
コレクターズパックなのでDM枠はアニメ再現向きの、GX枠は実戦向きのカードとして配られましたね。
儀式系統を運用することは現状かなり難しく、罠のスピリッツは構築に必須級でバーンはコンボ向けカードでした。
ヘルモス関連も、遊戯のティマイオスと海馬のクリティウスがそれぞれのエースであるブラマジとブルーアイズ用に派生が作れているので、是非シナジーする新規を作って欲しいものです。
2015年ですが、あともう1枚だけレッドアイズ関連カードがあるのでそれも解説します。
真紅眼の遡刻竜(レッドアイズ・トレーサードラゴン)
評価:★★☆☆☆
Vジャンプの応募者全員サービス「20thレジェンダリー・コレクション」にて収録されました。
DM〜ARC-Vまでのアニメシリーズ主人公に纏わる新規カードのパックでしたが、何故か遊戯の枠がレッドアイズという謎チョイス。
ツッコミは置いておき、効果を見ていきましょう。
⑴の効果は1キル防止や体制を立て直す際に使えそうですが、発動タイミングが相手依存でかつレベル7以下にしか使えないので使い勝手に欠けます。
⑵はレッドアイズ限定の召喚権追加ですが、何故自身はフィールドからいなくなるんだ…。
残っていればレベル4のこいつ2体でエクシーズしたりリンク2に繋いだりと使い勝手が良かっただけに非常に残念。
多分、同時期に展開されてたレッドアイズのデュアル達を意識したのでしょうが微妙すぎる。
原作の「時の機械-タイム・マシーン」を意識したカードデザインのようですが、効果がどれも限定的かつ微妙すぎるので★2ですね。
以上、合計17枚の新規が2015年に登場しました。
粒揃いですが、このカード達をどうにか活かそうと工夫しながらデッキを構築するのは楽しかったですよ。
当時はレッドアイズカードに下級バニラドラゴンのチューナー達を加えてシンクロによる補強を試みました。
まだあの悪名高い【EMem】が環境を牛耳るちょい前だったのでそこまでゲームスピードも高くなかったのでそれなりに戦えました。
次年度の2016年にもいくつか新規が配られました。
1月のパック「シャイニング・ビクトリーズ」でレッドアイズ・トゥーン・ドラゴンが登場しましたが、あれはトゥーン専用カードなのでここでは触れません。
7月発売のパック「インヴェイジョン・オブ・ヴェノム」にて登場した3枚について解説します。
真紅眼の凶星竜-メテオ・ドラゴン
評価:★☆☆☆☆
メテオ・ブラック・ドラゴンの融合素材であるメテオ・ドラゴンがレッドアイズ化した姿ですね。
デーモンと同様、名前はかっこいいです。名前は。
こいつもデュアルなんだよなぁ…。
そのデュアル時の効果は、
このカード以外のレッドアイズモンスター全てに戦闘・効果破壊耐性付与。
えーっと…何年前のカードですか貴方は。
そんなんわざわざ勿体ぶるような効果じゃないだろ。
つうかお前は守れないんかい!!
レベル6の攻撃力1800、守備力2000という貧弱ステータスなんだからせめてデフォで持っててくれよ…。
次に紹介する融合体の素材が緩いので、レッドアイズ縛りで組むとかそんな理由でもない限りこいつを採用する意味はありません。
レッドアイズ新規勢最弱と言ってもいいでしょう。
★1。
流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン
評価:★★★★☆
あのメテオ・ブラック・ドラゴンのレッドアイズリメイクです。
ブラック・デーモンズがリメイクされたので待望の新規でした。
まずは融合素材から見ていきましょう。
レベル7「レッドアイズ」モンスター+レベル6ドラゴン族モンスター
こういうのでいいんだよ。こういうので。
悪魔竜の反省が活かされていますね。
前述しましたが、レベル6ドラゴンであれば何でもいいのでわざわざ凶星竜を入れる必要もありません。
効果はどちらも素晴らしいですね。
まず⑴はレッドアイズお得意のバーン効果。
真紅眼融合の項でも触れましたが、この効果と黒炎弾2枚のコンボで先攻ワンキルを狙えます。
また黒炎弾が1枚だけでも、融合素材を「真紅き魂」にして相手ターンでスピリッツ等で蘇生してから魂のバーン効果を使ったり、前述したレッドアイズ・バーンとのコンボ等を併用する事で後攻ワンキルも可能という、殺意に溢れた効果ですね。
2025年1月現在の最高火力は、「レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン」の3400の半分1700になります。
そして⑵ですが、こちらもバニラ限定の蘇生は優秀です。
レッドアイズをバニラ軸で組む際にもっと輝くでしょう。
ですが、バニラ限定なところと真紅眼融合を使ったターンに除去されると効果を使えない点には要注意。
優秀な効果を2つ備えていますが、少しだけ痒いところに手が届かないので評価は★4!
レッドアイズ・インサイト
評価:★★★★☆
レッドアイズ専用の魔法カードですね。
効果は、名称ターン1で発動コストとして手札かデッキからレッドアイズモンスターを墓地へ送って発動し、デッキからレッドアイズ魔法罠を1枚手札に加えるという墓地肥やしとサーチを兼ね備えた展開札。
非常に優秀です。
レッドアイズデッキの強みでもある墓地展開を活かしながら弱点でもある手札事故率の高さを改善しながらサーチ出来る点は素晴らしい。
普通この手のカードは3積み確定なのですが、リソースが尽きると使えなくなるのと先攻で使えるサーチ先に乏しい点が難点ですね。
例として、ワンキルを狙わない先行展開する場合のサーチ優先順位は大体こんな感じでしょう。(儀式除く)
スピリッツ>鎖付き>その他罠>融合
サーチと墓地肥やしは非常に優秀ですが、リソースとの兼ね合いやサーチ先の乏しさを踏まえて★4とさせて頂きます。
まとめ
以上3枚が加わり、9期産のレッドアイズカードは合計20枚となりました。
9期になって本格的にカテゴリ化した【レッドアイズ】ですが、まだまだ単体ではパワー不足な点があるとはいえ他のカードとの組み合わせで形にはなりました。
この時点で強化の方向性が、バーン・バニラ・デュアル・融合・エクシーズ・儀式(アンデッドは知らん)とかなりとっ散らかっているので、何かに特化した強化を望んでいました。
数あるカードの中から特に優秀なカードは以下の3枚ですね。
名称ターン1のない使い勝手の良い初動&サーチ要員「黒鋼竜」
効果破壊耐性持ちで1ムーブにつき500バーンを与えて後続確保や展開も可能な汎用ランク7「真紅眼の鋼炎竜」
フリチェで使えるレッドアイズ専用蘇生札「レッドアイズ・スピリッツ」
また、インサイトと流星竜の加入によりデッキとしての展開力と戦力の底上げも出来た事はデカいですね。
その後環境は【十二獣】や【真竜】を筆頭に地獄と化し、更には10期からみんなのトラウマ新マスタールール施行によるリンクショックでこのデッキも多大な影響を受けました。
正直、ここで遊戯王を今度こそ引退しようと思っていましたが友人間でリンクヴレインズパックが発売するまではマスタールール3で遊ぶ事でなんとか踏みとどまりました。
そんな10期でもレッドアイズの新規は配られたので、次項で解説します。
10期(2017年〜2020年)
アニメはARC-VからVRAINSに世代交代し、OCGのルールは新マスタールールが施行され新たにリンクモンスターが登場しました。
エクストラモンスターの召喚に実質的な制限がかかってしまい、レッドアイズデッキもかなりスローなプレイを強いられていました。
そんな波乱な時代でしたが、10期になってもレッドアイズ関連の追加はありました。
スタートして間もなく、「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編-」(以下、DP18)にてアニメテーマのテコ入れが行われ、レッドアイズの新規の姿もありました。(同期は【アマゾネス】、【海】、【サイバー・ダーク】、【ビークロイド】、【ウォーター・ドラゴン】)
まずは、それらの解説に入ります。
真紅眼の幼竜(レッドアイズ・ベビードラゴン)
評価:★★☆☆☆
新たに追加されたレベル3の下級レッドアイズです。
城之内の愛用するベビードラゴンのレッドアイズ版ともあの黒竜の雛が成長したとも取れるデザインですね。
うーん…。
パッと見便利そうなんだけどタイミングの遅さと時代遅れ感が…。
まず⑴。
今時戦闘破壊にしか対応しないリクルーターですか。しかもレベル7以下なので相変わらずレダメ等には非対応。
当時の環境(10期)は先行制圧が当たり前、リンク召喚の台頭や9期の残党【十二獣】や【真竜】が跋扈する魔境ですよ?環境外でも展開力や制圧力に長けたカードやカテゴリは増えていますし、律儀に戦闘でモンスターを破壊する事が主流なデュエルという時代はとっくの昔に終わっています。
そんなご時世に、2期に出てきた「キラー・トマト」や「UFOタートル」のような属性リクルーターに毛が生えたようなリクルーターをお出しするとは思いませんでしたよ。
幸いにもリクルート先に自身も含むので壁としてはまぁ使えなくはないですが、戦闘以外で除去されたら終わりです。
同じリクルーターでも、自発的に動ける伝説の黒石の方がよっぽど使いやすいです。
続いて⑵、優秀なのサポートに対応していない黒鋼竜や黒石に対応した待望のサーチ効果ですが、発動トリガーが限定的すぎる…。
仮に装備したとして自発的に外せるわけでもないですし、あの「ドラグニティ-アキュリス」と同様装備モンスターがフィールドから離れてこのカードが墓地へ送られた場合は、装備モンスター不在とみなされて効果が発動されない裁定なので使い勝手の悪さが目立ちますね。
次に解説する「真紅眼の鉄騎士-ギア・フリード」とのセット運用を想定したデザインですが、折角のリクルーターなのに発動トリガーの弱さと能動的に使える効果ではない為、★2となります…。
どちらの効果も名称ターン1が付いていないので、今後化そうではありますが色々と勿体無い…。
最後に愚痴となりますが、青眼や銀河眼といったメジャーどころやライロでお馴染み「裁きの龍」等ドラゴン族の幼体は何体か存在しますが、そいつらと比べると余りにもしょっぱ過ぎて泣けてくるんです…。
真紅眼の鉄騎士(レッドアイズ・メタルナイト)-ギア・フリード
評価:★★★☆☆
ベビードラゴンと同じく城之内の代表的なレベル4戦士族モンスター、ギア・フリードがレッドアイズ化した姿ですね。
パックの表紙にも写っているスーパーレアでもあります。
では効果はいずれも能動的に使える効果なので中々悪くないです。
まず⑴ですが、レッドアイズに欲しかった除去効果ですね。
先程解説した「真紅眼の幼竜」の項目で、ギアフリードとのデザイナーズコンボについて触れさせて頂きましたが、コンボ内容は下記の通りです。
相手のバックを1枚除去しながらサーチに繋げられるので2枚もアドを稼げます。
しかも「選んで破壊」なので対象を取らない点も地味に優秀。
幼竜が戦闘破壊にしか対応していない事が難点ですが、自発的にレッドアイズモンスターに装備出来る黒鋼竜もいるので⑴の効果を活かしやすいです。
⑵の効果も自身の装備カードを剥がす事で墓地のレベル7以下のレッドアイズを蘇生出来る効果ですね。
レダメが対象外なのが物足りないですが、そこからレベル4のレッドアイズを蘇生してランク4エクシーズしたり蘇生後にリンク2に繋げるほか、黒鋼竜や幼竜を墓地へ送ってサーチも出来るなど展開要因としては及第点。
どちらの効果も装備カードであれば何でも良いのでレッドアイズだけでなく、装備カードを多用する焔聖騎士との相性も良いですね。
一見悪くないのですが、装備するという下準備が必要なコンボ前提の効果なので初動にはなり得ない事と、戦士族なので現状ドラゴン族でまとめた方が動きやすいレッドアイズデッキだと地味に他のカードとシナジーしないため、★3評価です。
真紅眼の黒刃竜(レッドアイズ・スラッシュドラゴン)
評価:★★★☆☆
真紅眼の黒竜と真紅眼の鉄騎士-ギア・フリードが融合して誕生した、レッドアイズ新規3体目の融合モンスターです。
パックの表紙モンスターとして城之内と共にデカデカと映ってます。
融合素材を見てみましょう。
「真紅眼の黒竜」+戦士族モンスター
もんのすごい緩い素材指定ですね。
真紅眼の黒竜を指定する事で、各種融合サポートに対応出来るのでプラスな要素かなと。
では効果の方はというと
まず⑴はレッドアイズモンスターの攻撃宣言時に自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動、そのモンスターを攻撃力200アップの装備カードとしてこのカードに装備出来る効果。
上がり幅はしょっぱいですが、名称ターン1がないのでレッドアイズモンスターがフィールドに多ければ多いほど攻撃力が増しますね。
⑵ は自分フィールドのカードを対象とするカード効果が発動した時、自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動でき、その発動を無効にして破壊する妨害効果。
こちらも⑴とシナジーしており、装備カードの数まで打てる妨害です。
ただし対象をとる効果にのみ対応しているので過信は禁物。
⑶はこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に、このカードに装備されていたモンスターを自分の墓地から可能な限り特殊召喚出来るという、豪快なリカバリー効果ですね。
ですが、真紅眼融合で特殊召喚したターンに破壊されると制約により効果が使えないところが難点。
いずれも効果に名称ターン1がなく、準備さえ整っていれば性能を発揮出来ますが、先攻1ターン目では⑴の効果は使えず⑵と⑶も事前準備なしでは無意味になりやすいので★3となります。
可能性は秘めているので、今後の新規に期待。
鎖付き真紅眼牙(レッドアイズファング)
評価:★★★☆☆
こちらも原作で城之内が使用していた罠カード「鎖付きブーメラン」のレッドアイズリメイクです。
イラストがどことなく小学生がお土産屋さんで買ってそうなドラゴンのキーホルダーみたい…笑
効果はそれぞれ以下の通りです。
⑴は自分フィールドのレッドアイズモンスター1体を対象に発動でき、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備し、装備モンスターは1度のバトルフェイズに2回までモンスターに攻撃出来るという、装備化して2回攻撃を可能にする効果ですね。
黒刃竜に装備させれば⑴の効果を2回使え、悪魔竜に装備すれば相手を封殺しながら高い攻撃力を活かす事が出来る等、レッドアイズの戦闘をサポートする効果ですが、モンスターにしが2回攻撃が出来ない点が難点。
続いて⑵の効果、装備されているこのカードを墓地へ送ってフィールド上の効果モンスター1体を対象にして発動し、その効果モンスターを装備カード扱いとして、このカードを装備していたモンスターに装備して装備したモンスターの攻撃力と守備力をコピーするという、「サクリファイス」のような吸収効果を備えています。
これもまた、レッドアイズにとって貴重な除去手段となります。
「真紅眼の鉄騎士-ギア・フリード」や「真紅眼の黒刃竜」に装備すればそれぞれの効果を発揮できるので、このパックで追加されたカード達とシナジーしますね。
攻守コピー効果も、基本的に攻撃力が低めなレッドアイズにピッタリだと思います。
難点はそれぞれ以下の通りです。
効果モンスター限定なので通常モンスターには無力。(ライバルの青眼の白龍を奪えない)
対象を取る効果なので、対象耐性等があるモンスターには使えない
あくまで攻守と同じになる「コピー」なので、装備モンスターよりもそれぞれ低い数値の場合はステータスが弱体化する
更に罠カード故のタイムラグと、⑴と⑵の効果は同一チェーンでは使えず⑴で装備済みの場合にのみ⑵が発動出来るので、効果を発揮出来ない場合があります。
貴重な除去手段ですが、それらの欠点を踏まえて★3とします。
以上4枚が、DP18で新規収録されたレッドアイズ関連カードでした。
新たな可能性は「装備」。
発想は悪くないのですが、全体的に当時のパワーに合っておらずあと1歩足りていない感が拭えないですね。
原作で城之内はギア・フリード以外にも、「アックス・レイダー」や「炎の剣士」、「ギルフォード・ザ・ライトニング」等戦士族モンスターを多用していました。
それらのモンスターもレッドアイズリメイクしても良かったんじゃないかと思います。
あとこれはパック全体への不満になるのですが、
今回のDP18はスマホアプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」(以下リンクス)とのタイアップが行われており、当時のリンクス環境で使われていたカード(「クリボール」や「ワンダー・バルーン」等)の再録があったり、今回の新規カードもリンクスに実装しやすいようにパワーを調整された感が否めないです。
リンクスは後発のゲームですのでOCGとは環境が違いますし、インフレが激しい10期当時で今更そんな時代遅れなカードを再録されても困るので、その枠をテコ入れ対象の新規に回して欲しかったです。
2017年に新規追加されたレッドアイズカードはここまでで、2018年には下記の1枚のみとなります。
真紅眼の不屍竜(レッドアイズ・ネクロドラゴン)
評価:★★☆☆☆
2018年9月に発売したストラクR「アンデッドワールド」に収録されたレッドアイズ初のシンクロモンスターです。
かつて2008年に発売した同名ストラクのリメイク版なので、不死竜のリメイクモンスターの位置付けですね。(まだアンデッドの可能性捨ててなかったのか…)
レベル7シンクロで特に固有の召喚条件はなく、種族以外は黒竜と同じです。
効果はそれぞれ以下の通りです。
⑴はこのカードの攻撃力と守備力は、お互いのフィールド・墓地のアンデッド族×100アップするパンプアップ効果ですね。
自身も含むので、実質デフォルトで2500/2100になります。
アンデッド族デッキでかつ「アンデッド・ワールド」発動下であればかなりのパワーアップを期待できますが、アンワと相手依存な不安定さが残ります。
続いて⑵の効果。
このカード以外のアンデッド族モンスターが戦闘で破壊された時に発動でき、自分または相手の墓地のアンデッド族モンスター1体を選んで自分フィールドに特殊召喚する蘇生効果ですね。
こちらも⑴と同様のシチュエーションで輝く効果です。
本家レッドアイズでもアンワを採用する事でアンデッド軸にするという構築もありますが、ドラゴン族サポートが受けられなくなるので本末転倒なところと、アンデッドデッキでもアンワに依存しがちなので★2です。
そして10期も終盤に差し掛かる2019年に強力な2枚のカードが登場します。
それがこちら
真紅眼の亜黒竜(レッドアイズ・オルタナティブ・ブラックドラゴン)
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
真紅眼の亞黒竜(レッドアイズ・オルタナティブドラゴン)
評価:★★★★☆
2019年2月に発売したレアコレ枠「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」にて登場しました。
青眼の亞白龍の対になるモンスターとしてデザインされた、原作者高橋和希先生による描き下ろし&サイン入りカードです。
名称ターン1制限のある通常召喚出来ない特殊召喚モンスターであり、自分フィールドか手札のレッドアイズモンスター1体をリリースした場合に特殊召喚出来ます。
青眼のそれは手札の青眼の白龍を見せるだけで特殊召喚出来ましたが、このカードはレッドアイズモンスター1体をリリースする必要があります。
一見アド損に思えますが、コストはレッドアイズモンスターであれば何でも良い事と、墓地効果の多いレッドアイズ系列と非常に噛み合っている部分で差別化されていますね。
効果は⑴のみです。
このカードが戦闘または効果で破壊された場合、「真紅眼の亜黒竜」以外の自分の墓地のレベル7レッドアイズモンスターを対象にして発動でき、そのモンスターを特殊召喚する蘇生効果に加え、
特殊召喚したモンスターが「真紅眼の黒竜」の場合、その元々の攻撃力は倍になるという効果です。
相変わらずレダメ等には対応していないですが、戦闘だけでなく効果破壊にも対応している点は幼竜からの反省が見られます。
驚くべき効果は次の「真紅眼の黒竜」を蘇生した場合のみ元々の攻撃力が倍になる効果ですね。
これにより攻撃力が4800になり戦闘でも逆転が可能で、尚且つ元々の攻撃力なので「黒炎弾」の火力も上がります。
自爆特攻してから黒竜を蘇生してあえてバトルフェイズを終了し、メインフェイズ2で「黒炎弾」の4800バーンを与える戦法も取れます。
一度でも正規召喚すれば蘇生制限を満たして、何度も墓地から蘇生出来るので使いまわす事も出来ますし、レベル7レッドアイズなのでサポートも豊富で鋼炎竜の素材になるところもプラスですね。
効果が受動的なので破壊以外で除去されると無力な欠点こそありますが、全体的に取り回しが良く火力不足にも貢献出来る高スペックなので★4です!
惜しむらくは、このカードに限らずですが高橋和希先生書き下ろしカードは、権利の都合でリンクスやMDの実装が難しい事ですね…。
カテゴリ内でも有能株なのに残念。
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
評価:★★★★★
ついにこのカードについて触れる時が来ました…。2019年12月に発売した所謂年末箱「LEGENDARY GOLD BOX」で収録されたカードで、ブラック・マジシャンと真紅眼の黒竜という遊戯と城之内の2大エースが融合したロマン溢れるモンスターです。
BC編で遊戯が使用したブラックパラディンのifと言ったところでしょうか。
融合素材はなんと
「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター
あほか!!
なんでブラマジはそのまんまなのに、レッドアイズ側は緩くしたんだよ!!
こんなの悪用されるに決まっておろうが!!
案の定、あの手この手でドラグーンを出す手段が数多く存在します。
そして効果の方ですがこれもまぁ…やばいんですよ…。
まずは⑴。効果破壊耐性と対象耐性ですね。
現代のエースモンスターらしい効果だと思います。
自分のカードの対象にもならないので、「黒炎弾」等を使ったコンボが組めないなど難点こそありますが、(2)以降の効果がそれを帳消しにするくらい強いのです。
次に⑵。自分メインフェイズ限定にこのカードの融合素材に使った通常モンスターの数まで発動(つまり正規素材であれば2回)出来て、フィールドのモンスター1体を破壊してその元々の攻撃力分のバーンダメージを与える効果です。
これはレッドアイズを意識した効果ですね。
しかも破壊効果は対象を取りません。
最大2回も使えるのは中々にえげつない。
そして最後の⑶。1ターンに一度、カード効果が発動したときに手札1枚をコストに発動でき、その発動を無効にして破壊し更に攻撃力を1000アップさせます。(アップは永続)
しかも名称ターン1がないので、戦闘破壊等で除去されても復帰したらもう1度使えます。なんでや!!
欠点を挙げるなら、発動に手札コストが必要なのでバロネス等と比較するとやや使い辛いといったとこほでしょうか。
効果を総括すると、
効果破壊&対象耐性
最大2回も使えるモンスター破壊&バーン
手札1枚コストで何でも無効&打点1000永続上昇
…。
ぼくのかんがえたさいきょうカードかな?
これがブラマジとレッドアイズ専用カードだったらまだ許せる範囲でした。
問題はここからです。
このカードが登場した1ヶ月前にリンクヴレインズパック3で収録された「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の効果により真紅眼融合をデッキから捨てる事で自身の効果扱いでデッキ融合が可能なので、わざわざ真紅眼融合をそのまま使わずにドラグーンを出せる出張ギミックが環境で猛威を振るっていました。
スタッフ確信犯だろ…。
当時の環境は手札誘発が既に主流だったことや事故札になるカード2枚を入れるリスクがあったとはいえそのリターンがあまりにも大きいため大流行し、【リリーサードラグーン】を筆頭に突破し辛い構築で環境は瞬く間にドラグーン環境と化しました。
その影響で2020年4月の制限改訂で真紅眼融合と共に制限カードに指定されました。
正直、純レッドアイズにとっても良い迷惑です。
コロナの影響で大会も少なかったとはいえそれでもまだ暴れていたのか、その半年後の10月改訂で禁止に指定されました。
その後も今後の融合のデザインに影響するのか、2022年4月にも相方のアナコンダが禁止になりドラグーンビートは過去の物となりました。
もう少し考えてカード作って欲しかったですね。
そして時が経ち、2024年10月にまさかのドラグーンが制限に復帰!!
今の環境なら戻しても良いとの声も大きかったですが、私としては素材指定を真紅眼の黒竜に固定エラッタしてから緩和して欲しかったです。
とまぁ、OCG環境に色々と爪痕を残したドラグーンですが、事故札を抱えるデメリットを差し置いても今までの融合体が何だったのかと言いたくなるくらい壊れたスペックをしているので評価は★5です。
まとめ
10期になりレッドアイズ関連カードも増えましたが、初頭はそこまで大きな影響を及ぼすカードはありませんでした。
中盤で亞黒竜の参入で戦力がアップした事が大きいですが、終盤に追加されたドラグーンはカテゴリの枠を超え過ぎた活躍で結局禁止になり複雑な気分でした。
デッキとしては、同じく闇属性ドラゴン族カテゴリ【ヴァレット】関連のカードと組み合わせてなんとかパワー不足と展開力を補う形が一番安定していました。
また、2019年4月付けで流行った【ガンドラワンキル】の影響でレダメが禁止になり、レッドアイズは2020年3月末のエラッタ復帰を得るまで弱体化を余儀なくされました。
ルール変更による実質的な弱体化も含めてなんだか、環境に振り回された時期でしたね。
そして2020年4月からの11期より、新マスタールールがリニューアルされエクストラモンスターの召喚制限も従来通りに戻りました。
最初からそうしとけって話ですけどね笑
最後に、11期から12期にかけて追加されたカードについて解説します。
11期〜12期(2020年〜2025年)
OCGのアニメ展開が終了し、ラッシュデュエルのアニメが放送されるようになりました。
環境の方は前述の通り11期から新マスタールールの改訂でエクストラモンスターの召喚制限が解禁されたほか、レダメのエラッタ緩和や10月にドラグーンの禁止化&真紅眼融合の規制解除等レッドアイズにとっても影響の大きい時期となりました。
2020年〜2021年には関連カードの追加はありませんでしたが、2022年に新たに以下3枚のカードが追加されたのでそれらを解説します。
真紅眼の不死竜皇(レッドアイズ・アンデッドドラゴンロード)
真紅き魂(レッドアイズ・ソウル)
真紅眼の黒星竜(レッドアイズ・ブラックメテオドラゴン)
真紅眼の不死竜皇(レッドアイズ・アンデッドドラゴンロード)
評価:★★★☆☆
2022年1月に発売したパック「DIMENSION FORCE」にて収録されたレッドアイズのアンデッドシンクロです。(またかよ・・・)
パラメータや効果は、レダメを意識したような設定ですね。
シンクロ素材は、チューナーにアンデッド族を指定しているので実質アンデッドデッキ専用カードとなります。
まず⑴の効果。
相手ターンに同名カード以外のアンデット族モンスターを墓地から蘇生させる効果ですが、これは誘発即座効果なので中々に使い勝手が良いですね。
ドーハスーラ等の蘇生効果に相手が「墓穴の指名者」等をチェーン発動した場合にそれに対してチェーンすることで、除外を回避しつつ蘇生させる等応用力に長けています。
自分のターンにも使えたらもっと良かったですが。
続いて⑵の効果。
このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドのアンデット族モンスターを除外すると自身を蘇生出来る効果ですね。
「巨骸竜フェルグラント」との連携を想定された効果で、同じレベル10シンクロではバロネスという競合相手こそいるものの、中々の除去能力を持っています。
レッドアイズデッキではまず使いませんが、アンデット族デッキでは活躍出来る性能なので★3とします。
真紅き魂(レッドアイズ・ソウル)
評価:★★★★☆
2022年2月発売の「HISTORY ARCHIVE COLLECTION」にて収録されたレベル7レッドアイズです。
イラストやパラメーターは、原作BC編にてマリクに洗脳された城之内とのデュエルで、遊戯が城之内から預かっていた真紅眼の黒竜を使用した際に「ロケット戦士」の効果で弱体化した状態を、⑶の効果はそのデュエルを通じて洗脳が解けた城之内が、遊戯を救うために自らに攻撃を命じたシーンをそれぞれ再現していますね。
ここ以外にもパンドラ戦のブラマジのように、カードに意思があるかのような描写がこの作品の魅力ですね。
⑵の効果は、同じくBC編の遊戯vs海馬戦で、海馬が使用した「ドラゴンを呼ぶ笛」の効果で遊戯が真紅眼の黒竜を召喚したシーンの再現ですね。(ドラゴンを呼ぶ笛の効果は、原作では相手にも及ぶ)
カード名もその回のサブタイトルが元ネタです。
原作の語りはここまでにしておいて、そんな真紅き魂(以下、魂)の効果解説に移ります。
まず⑴のカード名をフィールド・墓地に存在する限り「真紅眼の黒竜」として扱う効果。
名称指定サポートを受けられるほか、「地獄の暴走召喚」で真紅眼の黒竜を3体並べる小技を使えます。
続いて名称ターン1のある⑵の効果は、
相手がモンスターを特殊召喚した場合に、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動でき、手札・デッキから「真紅き魂」以外のレッドアイズモンスター1体を特殊召喚する誘発効果です。
手札から発動すれば奇襲性の高い手札誘発として有力で、各種罠や蘇生効果でこのカードを蘇生すればコンボや展開にも繋がります。
欠点と言えば以下の通りです。
発動タイミングがやや相手依存(自前で横展開出来ればもっと良かった)。
相手ターンに特殊召喚したモンスターは戦闘破壊や除去でいなくなってしまったら単なる壁にしかならない。(幼竜を特殊召喚すれば戦闘時のみ二重の壁にはなる)
最後にデュエル中に一度だけ使える⑶の効果は、
お互いのターンに、自分フィールドの「真紅眼の黒竜」を対象にして発動し、その元々の攻撃力分のバーンダメージを与える誘発即時効果ですね。
自身を対象にすれば900、真紅眼の黒竜を指定すれば2400と黒炎弾と同様の効果になりますが、⑵の効果使用後にこのカードを各種効果で蘇生させれば即座にバーンを使えます。
自分のターンで「黒炎弾」と併用すれば、合計4800バーンとリーサルを取りやすい強力な効果と言えましょう(デュエル中に1度の制約も妥当)
また、魂の登場で以下の後攻ワンキルも可能になりました。
原作再現度の高さ、豊富なサポート、奇襲性のある手札誘発の展開効果、レッドアイズの得意とするバーン戦術の強化とレッドアイズデッキで充分に活躍出来る性能ですが、やや相手依存な点があるため★4評価とします。
真紅眼の黒星竜(レッドアイズ・ブラックメテオドラゴン)
評価:★★★★★
Vジャンプ2022年4月号の付録として登場したレベル6のレッドアイズです。
レベル6レッドアイズなので、流星竜の融合素材としても重宝します。(益々、凶星竜の立場が…)
効果はそれぞれ名称ターン1が付いており、
⑴は、手札・デッキからレベル5以上の通常モンスターを墓地へ送って発動し、自身を特殊召喚してレベルを1上げる効果。
待望の自分のターンに墓地肥やしをしつつ手札から展開出来るレッドアイズカード!
このカードとレベル7レッドアイズが揃えば、鋼炎竜が出せますね。
通常モンスターであればレッドアイズに拘る必要がないので、ブラマジや青眼デッキ等でも使える他、手札に来てしまった「PSYフレーム・ドライバー」を処理出来る点も非常に優秀です。
続いて⑵は、このカードを墓地から除外して発動し、墓地かデッキから「真紅眼融合」をサルベージorサーチする効果です。
悪くない効果ですが、このカードが墓地へ送られたターンは発動出来ないタイムラグが難点ですね。
真紅眼融合を使うターンはどの道他の展開が一切出来ないので、このデメリットは不要かなと思いました。
どちらもレッドアイズデッキの展開力の向上に貢献出来る素晴らしい効果なので、★5評価です。
魂と黒星竜の登場で、レッドアイズデッキの完成度は見違えるくらい高くなりました。
ですが、安定した初動や展開出来る魔法・現代基準のエース・破綻している融合ギミックの改善等カテゴリが抱えている問題の解決がまだ出来ておらず、ヴァレット系列や征竜等との組み合わせでようやく戦えるレベルにはまだ変わりません。
遊戯王カードゲーム25周年に向けて動き始めた2023年にはなんとレッドアイズ関連の追加が一切なく、公式から忘れ去られているのではとガッカリしていました。
そんな中、2024年7月に原作でキース(と城之内)が使用した【メタル化】がカテゴリ化して大きくテコ入れされ、実用性皆無だったレッドアイズ・ブラックメタルドラゴンも現代レベルの性能でリメイクされました!
同時期に収録された通常モンスター強化カテゴリ【原石】によりレッドアイズデッキに足りなかった初動や展開力・妨害力も大きくサポートされたので、レッドアイズデッキのパワーアップが大きい期間とも言えます。
更に、2025年1月(正に当記事を執筆中)にもメタル化関連とはいえ新規レッドアイズが1枚追加されました。
直接的な強化ではありませんがかなり有能な新規ですので、新たな可能性である「メタル化」の2枚を紹介します。
レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン
真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウドラゴン)
レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン
評価:★★★★★
2024年7月発売の「RAGE OF THE ABYSS」にて収録された、あのレッドアイズ・ブラックメタルドラゴンのリメイクです。
攻撃力は原作の城之内vsキース戦でブラックメタルが「闇竜族の爪」を装備して攻撃力が600アップした状態の再現ですね。
このカードは通常召喚できず、レベル5以上のドラゴン族モンスターをリリースして発動した 「メタル化・強化反射装甲」の効果で特殊召喚できる。
という、特殊召喚条件をもちます。
レベル5以上のドラゴン族であればレッドアイズである必要もないので、汎用的な召喚条件ですね。
また、一度正規の方法で特殊召喚すれば、レッドアイズ・スピリッツ等で何度でも蘇生出来る点も取り回しの良さに磨きをかけています。
早速効果を見てみましょう。
⑴の効果は、手札のこのカードを相手に見せるだけでデッキから「メタル化」罠カードをフィールドにセットしてこのカードをデッキに戻すというもの。
手札に見せるだけという緩すぎる条件でしかも「セット」なので、うららに引っかからずに展開出来ます。
また、このカードはデッキに戻るのでリメイク前で問題だった素引きで事故る問題をこの効果だけで全て改善しました。
続いて⑵の効果。
相手の効果発動に反応してそれを無効にし、その後相手の攻撃表示モンスター1体の元々の攻撃力分のダメージを相手に与えるという、フリーチェーン妨害とバーンを兼ねたフルパワーな効果です。
レッドアイズに欲しかった万能妨害効果!!
更にバーンも与えるのでレッドアイズの特徴を充分に活かしていますね。
ただし、破壊は出来ない点のみ要注意。
更に、「メタル化・強化反射装甲」は特殊召喚したモンスターに以下の効果を持つ装備カードとして装備されるという効果があります。
装備モンスターの攻撃力・守備力400アップ
モンスター・魔法への破壊耐性
相手限定のモンスター・魔法への対象耐性
機械族なので各種ドラゴン族サポートを受けられない欠点こそありますが、レッドアイズに欲しかった耐性持ちで攻守も高い汎用妨害&バーンを備えたエースなので、文句なしの★5満点です!
真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウドラゴン)
評価:★★★★★
2025年1月に発売する「ALLIANCE INSIGHT」に収録されるレベル7レッドアイズです。
モチーフは「闇竜族の爪」を装備した真紅眼の黒竜ですが、ステータスが変わっていない…何故だ…。
⑴と⑵の効果に名称ターン1の制限が付いており、
⑴の効果は、自分フィールドの裏側表示のカード1枚を墓地へ送って発動でき、手札から自身を特殊召喚する効果です。
裏側表示であれば何でも良いので、適当なカードでも良いですし「黒鋼竜」をコストにして「真紅眼の黒星竜」をサーチすれば即座に「真紅眼の鋼炎竜」を立てる事が出来ます。
レッドアイズ待望の1枚初動ですね。
⑵の効果は、召喚・特殊召喚した場合に自分フィールド・墓地に「メタル化・強化反射装甲」が存在していれば発動できる、自分のデッキ・墓地から「メタル化」罠カードを1枚サーチor回収出来る効果です。
⑴の効果でセットした「メタル化・強化反射装甲」を墓地へ送って特殊召喚し、この効果でコストにした強化反射装甲を再び回収するため、そのまま⑶の効果に繋がります。
そして⑶の効果は、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「メタル化」罠カードをセットしたターンでも発動出来るという永続効果です。
メタル化ギミックの欠点といえば、罠カード故の遅さが原因でした。
ですが、この効果によりその欠点を補う事が出来ます。
このカードたった1枚でレッドアイズの展開、ランク7展開、フルメタルの特殊召喚の全てを担える万能っぷり。
正にレッドアイズに求めていた性能なので★5満点です!
また余談ですが、カードイラストがアニメで城之内が猪木顔をする場面に似ているとTwitterで話題になり、壮大に吹いたのも印象深いですね笑
まとめ
11期〜12期にかけての新規はどれも、デッキ強化に貢献出来る良質なカードばかりで嬉しい内容でした。
レッドアイズに足りなかった展開力と現代基準のエースはある程度補填されましたが、2024年から2枚追加されたカードはあくまで「メタル化」なのでレッドアイズそのものを強化するカードの追加を切望するばかりです。
総評
という事で以上、合計42枚のカードを私の独断と偏見を交えながら実際に使用した観点で解説とレビューを行いました。
原作人気カードという事もあり、ほぼ観賞用カードだった初期と比べて実戦向きのカードが増えてそれなりに戦えるようにはなりました。
戦術も豊富でプレイヤーの個性が現れる正に可能性の竜ですね。
ですが、今も尚デッキ単体としては下記の問題を抱えています。
とっ散らかっている可能性
破綻している融合ギミック(主に真紅眼融合の改善)
初動・展開の弱さ(展開系の魔法カードがない)
現代基準のエース
黒炎弾による先攻ワンキルを横行させない為に、控えめなカードが多めで中々強化が難しいのかと思いますが、最近はジェムナイトがバーン半減デメリットを付与されつつ強化もされたので、恐らくカテゴリの強化は可能だと思っています。
現在は他のカードとの組み合わせでそれらを補っていますが、自前で改善出来る純カテゴリカードが欲しいところですね。
特に11期からの新規は水準の高いカードが多めなので、この調子でカテゴリ強化を望みたいです。
長丁場となりましたが、以上で解説を終わりたいと思います。
次回はデッキ構築について語りたいなと思っておりますのでよろしくお願いします!