カフェ・モカvsカフェ・オレ
ランチタイムはいつでも、どこでも、激戦である。席確保から始まりオーダー順番も争奪戦だ、と私は感じている。他ではどうか知らないけれど、お昼は12時頃〜1時間程度(フレックスだの何だのお洒落な企業は別だろうけどさっ)と決まっている。その日のメニューはアレコレ悩んでる暇なんてない。即座って速攻頼んで、すぐ!できればスグ!商品を届けてほしい。そうしないと食後の余韻すら感じることなく午後の過酷な職務に遂行しなければならないからだ。
その日、時差のランチタイムに私は酔いしれていた。少し余裕のある店内、並ぶ人影すらまばら(いいぞー)何食べようかなー。ってな風にして飲食店を物色する。
和洋中華、と、まではいかないのでカフェか、ハンバーガーか選択する。なるべく簡単に近場で、ってなるとそうなるからね。
結局15分位かかってしまった。
くそ。
こうなるとメニューはシフト変更だ。食事は忙しくなるから、カフェで済まそう!!
ってことで、御馴染みのカフェよりちょっと遠目のお店で落ち着いた。
飲物甘めで、サイドにクッキーつけた。
これでいい。
がっつり食べると眠くなるし、食事より時間に余裕を持たせて休憩時間を満喫したい。
最近はブレンドが殆どで、苦味を糧に過ごしていたので、たまには甘いのにするか。
はて、甘いの何があったっけかな?
甘い順に思い浮かべて
ココア
カフェ・オレ
ミルクティー
あー
そういえばカフェモカ
最近飲んでないな
カフェモカ、という響きしか
情報がなかった頃
そのお洒落?な飲み物に
凝りにも凝っていた時期がある
ココアかと思わせる味わい
(いや、ココアだったんだけど)
ちょっと苦味のある大人のチョコみたいな
(コーヒーはいってるからね)
世間疎いにも程がありますが、カフェモカは全く白地のメニューとみなしていました。
なので、ココアともコーヒーともつかない、この不思議な甘苦い大人のお洒落な飲物の虜になっていたわけですよ。
世間に公表してませんけど。
(周りの人に言ったら笑うから)
私には、とても異世界のものだったんです。
世の中、バイリンガルやら、モード、やらとやたらと横文字じみて知らない単語がバンバン出てきた。その表現すら、昭和じみてるだの、お洒落じゃないだの、耳元で私に囁く平成生まれの女子達が煩い。
なので、世間を知るのに単独で恐恐と渡り歩く自分が生まれた。
カフェモカは、その象徴だ。
対してカフェ・オレは、私にも分かる極々優しいと思うそのいでたちに垣根は低く、頼みやすかった。
いや!ここは皆と同じでは駄目だ。
カフェ・オレなんて、女子が好きそうで、誰でも頼めるような飲み物なんていつでも、どこでも、頼めるじゃないか!
ってな事で
始まった、カフェ・モカ。
あなたは
簡単なカフェ・オレと
難しそうなカフェ・モカ
どっち
えらびます??
あ、フラペチーノですか??
あー。はい。わかる。
次はフラペチーノのお話しましょう。
いまは
久々のカフェ・モカの味に酔いしれてます
終