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デジタル機器と日本語

※写真はAIによるイラスト画像です。

皆さん、こんにちは。
今日はIT分野の言語研究から見た
日本語について紹介する。

パソコンに限らず、
現代ではコンピュータが
様々な分野で活用されていることは、
たいていの人は知っている話だろう。

私の専門とする医療機器でも
例外ではない。


例)医療機器

コンピュータを苦手とする人には、
デジタルの世界というのは
本当に理解しがたいものかもしれない。

そこで今日は、
簡単にデジタルの世界についてご紹介しておきたい。

デジタルの特徴として最初に紹介すべきなのは、
何と言っても「二者択一」の世界であるということだ。


デジタルは「二者択一」

天国か地獄か、
天使か悪魔か、
YesかNoのいずれか、
というのが「二者択一」の世界だ。

もちろんデジタルにも、
メリットとデメリットがある。


デジタルのメリットとデメリット

自分は必ずしもデジタルの世界と直接関係がない、
という人も、
「全ての情報が0と1の組み合わせ」である
ということだけでも覚えておけばいい。

ようは、
1本の電線に対して、
信号が来ている(1)のか、来ていない(0)のか、
それを0と1の入力と出力の組み合わせでできているということだ。

電線と信号の組み合わせ


電線の本数と組み合わせの数

これらの組み合わせによって、
キーボードの文字入力を
コンピュータ内部では
0と1の信号に置き換えて処理し、
処理後は逆に
0と1の信号を人間が理解可能な表示に
再度置き換える、
ということだ。

最近のノートパソコンで言えば、
32bitや64bitといった性能のパソコンがあり、
これは上記の電線の数とイメージしてもらえば良い。

32bit と 64bit

つまり、
2bitとは電線の数が2本で
その組み合わせで
4種類の表示ができるということであり、
4bitで16種類、
といった信号の入出力が可能になるということだ。


電線本数とビット数

このような信号の種類を
文字に変換することを
「コード化」という。
以下に文字と信号の組み合わせを簡単に紹介する。


文字と数字(信号)列の変換

もちろんこれらの変換のためには、
事前の取り決めとして、
変換表も決めておく必要がある。

文字と数字を置き換えるための変換表

そこで初めて
日本語と英語の違いについて
説明ができることになる。

英語と日本語では
まず文字数が異なり、
英語の128文字に対して
日本語は約6,000文字の
表示が必要となる。

英語と日本語の文字数

このような状況から、
数十年前にパソコンの性能も低い時代には、
日本語の文字を適切に表示できない場合も多々あり、
文字化けになるケースも頻繁にあった。

その後コンピュータの性能がアップし、
国際的に統一されてきたことや、
フォントの改善等も行われてきて、
現在では日本語の文字表示もスムーズに行えるようになってきた。

ノートパソコンやデスクトップという以外にも、
医療機器でも
コンピュータの発達によって、
医療施設内の業務の効率化や迅速化、
必要データが承認された人員で共有可能、
X線や超音波装置の画像解析の鮮明化
等にも貢献してきている。

いまやITの時代であることは紛れもないことなので、
デジタルがどういうものなのか、
という程度でも理解していただければと思う。

以上


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