女性の口説き方|ホンデュラス
※映像はAIによるものなので、実際の人物や記事内容とは関係ありません。
ホンデュラスの仕事の時には、
現地保健省担当の人が本当に楽しい人で、
人間臭い人だったので
良い思い出として残っている。
その人はとにかく歌を歌うことが大好きで、
現地のレストラン等で、
ギターの流しの人等がいると、
演奏を頼んでは皆のいる前で歌っていた。
一緒に仕事をしていたスペイン語の通訳の人は、
日系のペルー人だったけど、
その人もとにかくジョークが大好きで、
私とも気があったので、
その政府関係者と通訳と私の3人で
ジョークを言っては大笑いしていた。
仲良くなったところで、
たまたま雑談の中で、
その担当者が奥さんとの馴れ初めを
勝手に話し始めた。
以下奥さんとの馴れ初めの話
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いやあ、あれは結構大変だったんだよ。
毎晩片道2時間もかけて通って、
しかも毎日ギターを抱えて、
彼女の家の窓の下に行っては
歌を歌っていたんだよ。
最初は隣近所の人達からは、
「うるさい」と言われては
物を投げられたり
水をかけられたり
怒鳴られたりしていた。
でもそれを1年以上続けているうちに、
同じ近所の人達の態度も変わってきて、
そのうち応援してもらえるようになったよ。
そして2年以上経ったら、
彼女もやっと振り向いてくれるようになって、
とうとう結婚することができたんだよ。
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おお~~っ、さすがラテン系、
何だか映画顔負けの話だな
と自分は心の中で思っていた。
彼は日本にも研修のために来たことがあるとのことだった。
研修で一ヶ月くらい毎日缶詰になっていたところ、
ちょうどパーティーがあるとの話があったものだから、
同じく中南米系の人達と一緒に喜んで、
やった~っ、
これで少しぱ~っとリフレッシュできるぞ、
となったそうだ。
ところが日本人のパーティーと言うのは
全く予想もできなかったらしくて、
何か偉そうな役職の人達が、
入れ替わり立ち替わりで日本語での挨拶ばかりで、
いつになったらパーティーが始まるのだろうと思っていたら、
そのうち「では本日のパーティーは閉会します」となって、
ショックを受けたらしい。
これは葬式かと思ってツッコミを入れたくなったらしい。
そこが日本のお役人達とラテン系の人達との違いでもありますね。
でもそういう人間臭い人が、
そのうち大臣になってしまい、
今度はこちらがびっくり。
日本で大臣の個人的なことなど知るよしもないし、
奥さんとの馴れ初めを聞くこともないだろうけど、
とにかく楽しい大臣がいてくれて良かったよ。
以上