Overseas Korean (序章)
Cocktail People : Overseas Korean
Cocktail People : 人はみな、いろんなもので出来ている。
何かのベースにいろんな味がまざってシェイクシェイクしたカクテルのようだと思っています。
『Overseas Korean 10』では
Koreaベースだけれど、わけあって韓国以外の国で育ち
ある時期、韓国ソウルに集まった
Overseas Korean たちの話を綴っていきたいと思う。
Overseas Korean との出会い
韓国に『在外国民教育院』という教育機関がありました(現 国立国際教育院)。
韓国以外の国で育った『Korean』のための教育支援機関で、
対象は、高校を卒業したばかりの18歳の学生。
韓国の大学進学準備コース(10ヶ月)がメインながら、韓国体験コース(3ヶ月)も併設。
GRDは3ヶ月コースに参加し、そこで世界から集まったOverseas Koreanに出会いました。
ここに出てくる Overseas Korean ってどんな人?
教育院の10ヶ月コース参加者は133名、3ヶ月コースは41名(当時)。
生まれた国、育った国、話す言語もバラバラの集団だった。
唯一の共通点は、みなKorean の血が一滴以上流れているということだけ。
当時の参加者の居住国(地)は、
アメリカ、カナダ、アルゼンチン、ウズベキスタン、オランダ、カザキフスタン、キリギリスタン、グアム、スイス、スウエーデン、中国、デンマーク、ドイツ、日本、パラグアイ、ブラジル、フランス、ロシア(50音順)。
生まれは韓国、育ちはスイス、第一言語が韓国語&ドイツ語、国籍は韓国のヨンハン
生まれ育ちは中国、第一言語が韓国語&中国語、国籍は中国のイルグ
生まれ育ちは日本、第一言語が日本語、国籍は韓国の結衣
生まれ育ちは韓国、10才の時にアメリカへ養子に出され、ショックで言語障害になり第一言語の韓国語を忘れてしまった、アメリカ国籍のリー。
韓国語のレベルもまちまち。
ネイテイブ並のつわものもいたが、ハングル文字すら知らない参加者もいた。
韓国語話せるけど韓国のこと知らないから
韓国も韓国語もぜ〜んぜん知らないから
韓国も韓国語もちょっとだけ知っているけど、もっと知りたいから
集まった参加者たち。
長期・短期コース、総勢174名の『コリアンベース』の内訳は、大別すると下記4グループだった。
A)移民し、国籍は韓国のまま
B)移民し、国籍は居住国
C)養子・養女(北アメリカ、ヨーロッパに多い)
D)韓国人が国際結婚して生まれた子女
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