見た目年齢と実年齢のギャップ
20歳のとき、とある夜の社交場の女性従業員から「32歳くらいですか?」と言われたことがある。
52歳になったいまも脳裏に残っている。
だからといって恨んではいない。
学生時代からフケ顔寄りだったことは認知している。
目の下にはクマが常時あるし、ヒゲも濃い。
ここのところ、テレビ番組に出てくるベテラン歌手を見かけては、ついネットで実年齢を調べてしまう。
「いつまでも若いよね」だの、「ウチの親父と同い年とは思えん」だの画面に向かってつぶやいている。
人の見た目年齢はやはり気になる。
それは長い人生の中での自分の立ち位置を知るためでもあるのかもしれない。
逆に言えば「自分の見た目がいくつかに見えるか」これは幾つになってもついてまわる永遠のテーマかもしれない。
いつまでも若々しくありたいけれども、本人が意図していなくてもそれが滲み出るくらいが理想ではないか。
周囲にはお手本となるべき先輩方が数多いる。
皆総じてハツラツと動き回っている。
若く見えているとかどうかなど構う様子が見えない。
ということは、気にしている自分は意図してしまっているということか。
まだまだ修行が足りないようだ。
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