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ヤマケンフォト♫ SUPER FOMULA Rd.7もてぎ


各画像はタップで高解像度


先日裏側の


レポートもさせて頂きました

”2023 SUPER FOMULA Rd.7”


ヤマケンフォトギャラリーになります。



ご承知の通り、
SFでは稀に見る大きなクラッシュ
でのオープニングとなりました今大会。

関連してしまった各ドライバーは
全員無事がわかっておりまして
本当に安心です…

当日の現場は本当に戦慄した
空気に支配されまして
改めて箱車ではない、フォーミュラの
怖さのようなものを体感致しました。

クラッシュはターン1の出口で
多重的に発生、

僕らはパドック内のガレージ2Fで
観覧しておりましたため
目の前で起こる凄まじいクラッシュでした。


コンドーレーシング3号車は
予選奮わず、
セッティングに最後の最後まで迷い
本人も驚きの16番グリッド。

SUPER FOMULA参戦後、初めてP.Pを獲ったもてぎ。
GT500シリーズチャンピオンを決めたのももてぎで、
このサーキットを得意とする彼にとっては
悔しいグリッドだっただろう。


日曜日、決勝。


オープニングラップで
先の多重クラッシュが発生、
なんと即時赤旗中断。

スタート位置が後続だったことが
幸いして(?)
コンドー3/4号車はこれに巻き込まれる
ことなく順位を大幅にアップする。

コースの修復を終え、
再度SCスタートとなった時は
実に7番手を走る状況となった。


ただ、
3号車のレースラップは
なかなか上がらず、ここから苦戦する。

一度はSCスタートで接近した上位陣の中、
トップから0.5秒、0.8秒と遅れをとっていく、
気付けば瞬く間に「第2集団」の様相へ。

前半でピットインを敢行するチームが
現れる中、3号車はステイを選択。

だが、この判断が裏目となり
ペースは失速していった、
LAP16 では36秒台後半に至り
LAP19 では遂に37秒台のペースとなる。

TEAM RADIOで何度となく
ドライバーを鼓舞する無線が入るも、
とうとうLAP21 ヤマケンからは

「もう無理…」

の返答。

この後、LAP25でピットインするも
アウトラップをこなす際の戦況は
3号車にとってかなり厳しい状況であった。


終盤に入り、上位陣20号車と64号車の
接触により64号車がリタイアとなる、
ここでポイント圏内へ。

ラスト3LAPにはなんと

”3号車 vs 14号車”
つまり

”ヤマケン vs 大嶋先輩”

のGTファンなら見逃せない
SFならではの勝負を見ることが出来た。


結果は9位フィニッシュ。

得意のもてぎでセッティングにも悩んだ、
レースペースも明らかに伸びない中で
全霊の走りを見せてくれたことは間違いない。

ここに戦略が噛み合ってくれは
大いにチャンスにも繋がると思う。

なにより最も歯がゆい思いをしているのは
ドライバーに他ならない、
前半好調で始まった今シーズンだが
Rd.6、Rd.7となかなか歯車が上手く
噛み合わなかった格好となってしまった。


素人の視点でやや恐縮だが…

前戦Rd.6のヤマケン、

”FINAL LAPを2周勘違い”

するという事態があった。


”OTS”の使用タイミングが明らかに
おかしいと思ったのはそのためだった。

もちろんこれは
ドライバーの過失なのだが、
それをバックアップするのもチーム。

今回のRd.7、
少し気になる点がある。

ポディウムに昇った上位3チームだが
戦いの中でドライバーに送られた情報、
TEAM RADIOは

・1位車両 56回
・2位車両 50回
・3位車両 78回

とある。

対する3号車の交信回数は
「26回」だった。




ところで。

SUPER FOMULA公式が発信した
下のリンクをぜひご覧頂きたい。


今回のRd.7で「最高速」をマークした
TOP3の中にヤマケン3号車のオンボードも。

もてぎのバックストレートからの
フルブレーキングだが、
実に286km/hを記録(!)
エンジン回転数は9,400rpmを超える!

ブレーキタッチのバーを見ると
1度”ガツン”と踏み込んでブレーキング、
4秒くらいのうちに95km/hくらいまで減速。

右カーブをサイドバイサイドで
クリアしていった後に、
再び200km/hオーバーまでフル加速!!

…というもの。

制動力の鋭さにも感服するが、
この「減速Gからの加速G」というのは
常人には想像できない世界。

タイヤ温度に注目しても
このブレーキ一撃で外側輪の温度上昇にも驚く。
さらに言えば約15秒間の動画の中で
ガソリンは0.2L減少する。


…全てにおいて
当然なのだが常識を超えた世界、
もはや

「F1と全く遜色のない速度域」

として認知されるSFだが、
こうしたオンボードはスマホアプリで
誰でも見ることが出来るのも
時代の流れ。

「SFGo」というアプリにも
ぜひ注目してみてほしい。

僕らの「日常」と比較するには
あまりにも失礼極まりない話だが、
少し想像するだけでも

”マシンのスペック・性能”
”ドライバーのマンパワー”

などが少し現実のものとして
イメージできたりすると思う。



話が脱線してしまったが…

本当に早いもので今シーズン
2023のSFも次はダブルヘッダーで最終章へ。

3号車の現状を見ると
チャンピオンの芽は残念ながら…無い。

だが、
来たるべき2024シーズンへ向けて
足がかりとなる最後のレースに期待する!


がんばれ!ヤマケン!!




2023 SUPER FOMULA Rd.7もてぎ

コンドーレーシング3号車
●予選 16位
●決勝 9位
●ドライバーポイント 30pt 7位

次戦はSUZUKA
・10/28(土)Rd.8 予選/決勝
・10/29(日)Rd.9 予選/決勝

 2023 SF最終Rd.となります。




END






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