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コラムカバーも!
![](https://assets.st-note.com/img/1666831837425-mkY3nvGIXH.jpg?width=1200)
GR完全武装!
な
80系ハリアーは常連様のご入庫。
埼玉方面よりもう何度となくお越し頂く
T様にご登場頂いた今回。
外観はご覧頂く通りの「完成形」となっている
こちらのおクルマは、主にこれまでインテリアの
質感向上に注力されてこられた車両。
そしてまた今回も弊社イチオシ!
「レザーEXCLUSIVE」
へのご用命を頂くことが出来、
その模様をご紹介させて頂こうと思う。
タイトルにもある通り、今回ご用命の
パートというのがまたかなりマニアック(!)
![](https://assets.st-note.com/img/1666832007694-MJJvliCQII.jpg?width=1200)
こちらご入庫時のショット。
通常ほとんど意識をして視線を送ることは
ないと思うコラムカバー、
プラスチック素材剥き出しなのも実際のところは
そこまで気にならないかもしれない。
ただ、実際に世界は広く
例えば独の名門”PORSCHE”になぞらえると
このパートには全モデル例外なく
「アップグレード」
が用意されていたりする(!)
価格は相応・・・当然エクストラだけど(汗)
ただ
「一部富裕層にそうした需要がある」
という。
![](https://assets.st-note.com/img/1666832749741-oCAbWwKXK3.jpg?width=1200)
そしてこちらがレザー仕様。
左右のレバーを交わすように規則正しく
流れている両サイドのステッチ。
レザーは張り合わせのシングルだ。
有識者が見てもこれは極めて本格的!
![](https://assets.st-note.com/img/1666832872294-7qEpQcXhr1.jpg?width=1200)
側方からの視覚的な効果も追求したのが
80系ハリアーコラムカバーでの専用意匠。
もう一度写真は純正時の姿。
![](https://assets.st-note.com/img/1666832915542-W7ZPT6Y6Ny.jpg?width=1200)
そしてこちらが交換後の姿。
UPR側とLWR側の2PC意匠となっているのは
各モデルに共通の仕様で、
これを上下それぞれに関連性なく独自の意匠で
創っているのが80ハリアー時の特徴。
上下共にレザーを張り込んで、
内側に向かって折り返す・・・
それによって美観上の美しさは格段に上がるが
”上下2PCの噛み合わせ”
には難が出る。
2つの部品が共に厚みを大きく増すためだ。
この接合の精度を高めるために、革を張る前
純正部品に手を加えていく工程が重要となるもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1666833149711-7TXco8g35s.jpg?width=1200)
極めて狭い場所を狙ってステッチを
走らせる、革の張り合わせも端を狙って
ラインを作る必要があり、これが難解。
難解ではあるが腕の見せ所。
ご覧頂く通り、助手席に乗り込むゲストからの
視線でも充分にその質感、存在感の違いを
確認することができるのはLWR側意匠の
チャレンジが大きいと思える。
![](https://assets.st-note.com/img/1666833428865-rmIh7BzH2h.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666833327683-QFhxahk2pV.jpg?width=1200)
というわけで今回は
なかなか着眼点としては上級者な範疇となる
「ステアリングコラムカバー」
におけるレザー仕様をご紹介させて頂いた。
今回はオーソドックスな
黒革×グレーステッチの仕様をご選択頂いたが
”革の張り合わせ”
裁断を設けた意匠のメリットとして、
一部をパンチング革あるいは色の異なる革などに
変更できるのも楽しめるポイント。
単なる空ステッチではない要素、
そこまで苦労してなくてもステッチだけ
入っていれば・・・
という声もありそうなところだが、
「あらゆる要望を実現させる」
上で、
この遠回りがとても重要だと考える。
一般的な感性で言えば
「コラムカバーをどう魅せようか?」
などという杓子を持つ人はそういない。
でも。
ここを訪れる人は”ごく普通”に
そんな悩みを抱えてやって来る。
・・・実に素敵な場所だ(笑)
END
![](https://assets.st-note.com/img/1666833784763-nFKm4LE2yt.jpg?width=1200)