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白革と墨ブラック。
![](https://assets.st-note.com/img/1667551287397-PbTTPLdfrY.jpg?width=1200)
今や希少中の希少モデル!
RAV4-PHVの年次改良後モデルに
ご入庫頂いた。
もはや入手困難の筆頭か、
まさかここまでになるとは・・・
多くの人が想像しなかったと思う。
そんな状況の中にあって
強引に(?)”ハリアーPHEV”を発表したから
もう大変だ!
NX450h+を圧迫し、RX450h+までをも
世に放とうとしている日本市場。
当初から「海外だけの発表」に
しておけば何も問題ないと思うが?
なぜか日本も情報配信だけ同一線上で扱っている。
そもそも配車する気のない国にまで
どうして?
と感じているのは自分だけじゃないはずだ。
とはいえ、このモデル。
基本メカニズムを複数の車種と共用するが
本当に素晴らしい完成度!
加速性能から静粛性に至るまで、
外観こそRAV4ではあるが
もはやRAV4の車格感ではない。
NXもそうだが、350のターボを
乗り回した直後に450h+に乗ると
本当に別の車のようだ!
だが・・・
手には入らない(汗)
なんとも歯がゆい日本国民。
豊富な左ハンドルを引っ張るか?
いや、でもな・・・
と
一度は皆考えるのかもしれない。
そんなRAV4-PHVへ今回は
眼にも鮮やかな!
「レザーEXCLUSIVE」
をご用命頂くことが出来た。
ご承知の通り、PHVには専用配色の
「黒×レッドステッチ」
のインテリアが採用されているが、
今回はそれを全く意に介さず(!)
オーナーの意向によって
大変珍しい採用例のインストールとなった。
早速ご紹介させて頂こう!
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まずはご入庫時の状態、
最初に着手したのは「ドアライニング」。
ご覧頂く通り、前回のご入庫時には
加工のために部品を一旦取り外して
お預かりをさせて頂いた流れ。
「ドアグリップオーナメント」
のUPR側とLWR側を一挙に変貌させよう
というのが今回の狙いだ。
そして極めて斬新なその意匠は~
![](https://assets.st-note.com/img/1667552034722-VIRSrDuQlH.jpg?width=1200)
思わず二度見する!
そんな斬新な光景となった
ドアライニングセクション。
今回オーナーであるN様が悩み抜いた末に
チャレンジ下さったこの意匠
「とにかく自分は白が好きで」
と仰られていたもの。
純正採用のレッドステッチには
かなりの不安を抱いておられたものの、
なかなか見事な融合で決して当初のような
不安に感じるようなものではない仕上がりに。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552273956-VtJgoOYemw.jpg?width=1200)
それぞれベースに選択したのは
LEXUS L-texでおなじみの白革。
F-SPORTなどに積極使用している素材。
それを張り合わせを境にして
白革パンチング革とコンビさせたという仕様だ。
ステッチにはこれもまた斬新な
”シャンパンゴールド”
のカラーをあしらったまさにスペシャル仕様。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552360587-NIXb3f73Hf.jpg?width=1200)
白革を好みにより使用した事で、
”純正との共存”
を強く意識しすぎると
ここにレッドステッチ・・・などの
判断になる場合もある。
それはそれでダメではないが、
こういうケースは周囲に左右されず
”製品単体で成立させる独創の仕様”
で突き進んでしまったほうが
うまくいくケースが経験上多い。
今回のケースでも無理やりに
「白革×レッドステッチ」
にするよりも、これはこれで完結していて
なによりも!
”オーナーの満足感が大きい”
という事が何よりだと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552512644-afGm8fBP1i.jpg?width=1200)
UPRとLWRで言わば
”巨大なUの字”
のように長い距離を形成する部分。
なので余計に
「これはこれでこういう意匠」
の場所なのだ!
と割り切るほうが
![](https://assets.st-note.com/img/1667552564262-giLHJQbZ1x.jpg?width=1200)
結果的に違和感もなく好印象
という一例じゃないかと思う。
ダッシュのレッドステッチにも
ドアショルダーのレッドステッチにも
引っ張られずに、
巨大なUの字のセクションは白革と
シャンパンの組み合わせだ!
というわかりやすさを優先した例だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552653816-Bs4ANCtQ35.jpg?width=1200)
両サイド、ドアセクションに
ご要望の白革素材を配置したN様。
このサイドパートが浮いてしまぬように
同時にご用命を頂いたのは
”センターセクション”。
まず最初はこちらのアームレスト、
先ほどのドアグリップと同じく
現品加工でお預かりをさせて頂いたもの。
G社の間で
”修行期間”
と囁かれている仕様(苦笑)
この状態でしばらくの間、過ごして頂いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552774508-0sBn5KxgsW.jpg?width=1200)
そしてご覧のように眼にも眩しい程の
白いパートが中央に新設置。
ストライプの意匠を中心に設け、
ベースはスムースレザーとした上で
中心を貫くストライプにはパンチング。
先ほどのドアグリップと共通する
意匠にてご用命を頂いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1667552862739-uQutQ0Ehgu.jpg?width=1200)
白、黒、赤の3色が織りなす室内。
この3色の相性というのは
悪くないと思う。
例えば「GR」などもそうだが
メッキ、黒、赤の取り合わせ。
今回のようにオーナーの意向で
「とにかく白くしたい!」
という場合はこれがベストだと思う。
あとは個々の好みにもよるのだが
このケースで言うと
”ストライプ部に黒革パンチング”
”両サイドにレッドステッチ”
なども充分あり得るかと思う。
それでもベースが白革であれば
充分に白を強調した印象になるのは
間違いない。
ただ、狭い範囲に少しずつの色を混ぜると
”忙しない印象”
となる場合があるのでそこは要注意だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1667553068770-MYCqWACwyv.jpg?width=1200)
更に最後は同じくセンターパートで
シフトセクションにも手を入れて頂いた。
台座部分にES用の面影を残しているのは
シフトノブも今回は「現品加工」を
ご利用頂いたためだ。
さりげなく床面を彩るのは
先行して採用頂いている
”墨ブラック調”。
純正のプラスチック素地とは
この段階で大きく高級感が異なるが
![](https://assets.st-note.com/img/1667553152971-UnKDqmeozB.jpg?width=1200)
ここも一新する格好、
思い切って白を大胆に使ったケース。
人気の流用メニュー
「レクサスESシフトノブ」
は見事な白革パンチングへ。
そしてシフトブーツには
先ほどのセンターアームレストと連動する
「ストライプブーツ」
を採用して頂いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1667553226836-SPgLE8TQME.jpg?width=1200)
ベースが白革、中央にパンチング
そしてシャンパンのステッチ。
更には墨ブラックのトリム。
思い浮かべてイメージする記憶の中の
RAV4インテリアの姿は
全く見当たらない仕様となったもの。
と言う感じで今回はドアのパートから
センターのパートへ
合計すると実に7ヶ所の加飾を全て白へ。
この変化度合いは絶大で、
あくまでも黒×赤の内装であることには
変わりはないのだが、
バランス良く好みである白革を
配置して頂いたので、決して破綻することなく
独自性のある室内へと生まれ変わった!
![](https://assets.st-note.com/img/1667553421074-304pwDPFfZ.jpg?width=1200)
いかがだろう?
僕は決して間違っていないと思う。
ただ、この日完成後の室内を見て
オーナーのN様は
「中央が少し弱い?」
のような印象を抱かれたようなので、
これはゆくゆくの事として
”シフトコンソールフレーム”
を白革とすることで、センターの白革エリアが
太くなるので有効なのでは?
のような会話も持たせて頂いた次第。
なにしろこのチャレンジングな
インテリアの創造はまだ始まったばかり、
これからがますます楽しみな
コンセプトの一台だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1667553568907-pQ7O4o5o0h.jpg?width=1200)
この日、お帰り際には
リヤワイパーの下へ
「コーポレートステッカー」
も堂々採用頂き、なんとも
嬉しい限り。
N様のお言葉でとにかく印象的
だったのは
「車は好きだがこれまでこんな風に
純正を変えたことは一度もなかった」
「自分がこんな風にハマるとは思っても
みなかった」
というお言葉だった。
「クルマをいじる」
と聞くと人ぞれぞれ様々なパーツや
光景が思い浮かぶと思う。
僕らのプロダクトはきっと
そのどれにも当てはまらない。
車をいじる、というよりは
「オーナー個々に仮想の年次改良」
を行っているような感覚に近い。
たった1台分限りをレザーやカーボンに
するなどということは従来であれば
なかなか実現しがたい事柄。
でもここではそれが当たり前に
実現可能なのだ。
だからこの日N様が仰っていたような
お言葉というのは
従来の枠組みとは少し異なる
ことの象徴のように思えて嬉しいのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1667553935534-SKsWZBjRVc.jpg?width=1200)
そういえば、フロントホイールの
マッチングを巡って販売店様より
ご指摘があったと仰っていた。
僕の眼には大丈夫なように見えたが、
糸を垂らして入念に(!)
確認を受けたらしい。
でも本当に極めて微妙な感じだったので
”フェンダーアーチモール”
をアドベンチャーのワイド仕様にして
SHIBOTORI PLAN・・・
でも収まるかもしれない?
と
考えるだけ考えた末、
N様にお伝えするのを忘れてしまった
という失態(苦笑)
いずれにせよ、N様は本当に
最新世代のPHVライフを謳歌されている!
笑顔で愛車の話をしている光景は
僕らにとっても本当に晴れやかな
気持ちで嬉しいことだ。
END
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