愛月ひかるさんのティボルトについて(『ロミオとジュリエット(A日程)』1回目の観劇後に熱に浮かされて書いた)
※Twitterの延長です。呟きたいこと書き出してたらやっぱり長くなってしまったので。愛月ひかるさんのティボルトと、フィナーレの愛月さんの話しかしていません。
1度配信を観たもののA日程の観劇は今日が初めてでした。そしてあれだけ恋焦がれたB日程の死だけじゃなく、ティボルトも軽く我を忘れるほど好きでしたね…もうダメだ…9日の配信で初めてA日程を観た時は、むせ返るような“雄”の色気や、絶対に絡まれたくないガラの悪さが最高だなぁという印象が強かったけど、今日劇場で追う中で、そっか、この人こそ1番寂しいのかもしれない、と思い始めると止まらなくなってきちゃった。
モンタギューの仲間たちに囲まれて人肌の中で絶命するマーキューシオと対照的に、ティボルトは無機質な階段の冷たさの上で事切れる描かれ方が惨いくらい皮肉だなぁと思いつつも実際その通りで、今までのティボルトの横暴な姿はちょっとでも刺激を与えればすぐに崩れてしまいそうなほど脆くて、さっきまでの決闘でのえげつない煽りや、マーキューシオを刺して悦に浸るような“狂気じみててヤバいけど強いヤツ”みたいな印象が濃くなるほど、『僕は怖い(リプライズ)』でより一層絶望感に苛まれるんだろうな(私が)。
キャピュレットの中でチヤホヤされてる姿も、そこに本当の愛はあるんか?とCMみたいなことを言いたくなってしまうし、彼がジュリエットを愛するのと同じくらい、彼自身が誰かに愛されてるのか?と考え始めると切ないなぁと。(キャピュレット夫人との関係はどんな感じなんだろ)
『僕は怖い(リプライズ)』こそティボルトの嘘のない“本当の俺”の姿かもしれないと思ってて、あの時の怯えた表情に釘付けでした。ティボルトはあのまま退場してしまうけれど、ここまで来ると彼にも生きたまま幸せな結末を迎えて欲しかったなぁ…という突然のティボルト贔屓。『本当の俺じゃない』の焦燥感も、彼の最期を思うとしんどいね。
あと、録画してたタカニュでムラAの映像見返してきたけど、仮面舞踏会そんなに開襟してなかったし(笑)ほんと東京で何があったのか心配になるレベルのセクシーダイナマイトでしたねありがとうございました…!あとこれTwitterで言いづらいなぁ、と思いつつnoteに来たから言っちゃうけど(!)ヴェローナでの赤いジャケットの後ろの丈が長めでヒラヒラ舞うのも好きだなぁと思って観てたけど、あの!仮面舞踏会のジャケットの短さ何…?ティボルトさん美尻…と思いながらオペラ曇らせて気絶したので次の観劇(次は早速明日なんです…貸切当たったんです)どうしたら良いですか…愛月さん、お顔もだけど、ほんとに!スタイルが!抜群に良い!!
好きなスターさんの「目線」をとにかく追ってしまう私ですが(あと「手」!)1幕冒頭の『ヴェローナ』とその後の『ティボルト』の時点で全然違くて、さっきまで目でモンタギューを殺ってやるくらいの圧だったのに、ジュリエットの部屋をちらちら気にして目線を送ってる姿がたまらなく切なくてね…いとこ同士だから、とかそんなの気にしてないでロミオより早くバルコニー行けば良かったね(涙)
そして褐色のメイクって良い。普段より白目が目立つから、白目部分をめちゃくちゃ追える。白目の割合こそ感情を語る要だと勝手に思ってる。2幕の決闘、ロミオの首を絞める時やマーキューシオを刺す瞬間の半端ないガチな目付きがやばすぎて、正直トラウマになりそうなくらい好きです。
メイクといえば!フィナーレ!ティボルトの褐色のままリップだけ真っ赤に変えて。Bの死のメイクのままの郡舞とはまた違った健康的な色気やばいです(震)Aは本編ラストの余韻に浸ってるとすぐ歌唱指導さんがせり上がりで登場くるから心が忙しいね!(笑)やっぱり銀橋でライト浴びる愛月さんがスーパーかっこいいんです。そして大階段に腰掛け足を組む前の右足を蹴りあげる瞬間に大変沸きました… これドリタイでお話されてたやつ…(涙)
階段降りも…歌い出しであの長い長い足を大きくガバッと開いて何段かに跨る姿がもうほんと…良い…そしてB日程に続き、A日程もパレードの最後の『世界の王』で銀橋に出てくる時に見せてくれたえくぼに真っ逆さまに堕ちていきましたので、今日も安定の恋でした。あと最後にひとつだけ。『今日こそその日』の「ブロンド、ブルネット…」と続く部分の、この「ブルネット」の吐き捨てるような言い方が超絶どタイプすぎて、今日届いたCDを早くiPhoneに取り込みたい!(勿論他の曲も全部好きです)ひとまず今日はここまで!読んでいただきありがとうございました。