ご贔屓、アートになる(美弥るりか展&蔦屋書店「Rurika is」刊行記念トークイベント)
色々あった2020年も残すところ半月を切った。悪い事ばかりじゃなくて、知らない世界と出会えた刺激的な1年。昨日の美弥さんの言葉にもあったけど、ご贔屓の存在が、自分が知らなかった世界とを繋げてくれる「架け橋」になることって本当に多くて、それは宝塚の世界や、メイクやファッションのことだけじゃなく、まさか憧れの画廊に足を運ぶことになるなんて。そんな機会が多くて当たり前のようになりがちだけど、心酔するほど憧れる人から素敵な世界を見せて貰えるって本当に幸せな事だよな…と改めて感じた昨夜。140字の制限と折り合いをつけながら文字を打つことにもどかしさを感じてしまったので、1日経ってしまったけれど、気持ちが過去にならないうちに。(こういう時、短い言葉で核心を突く感想を紡ぎ出せるようになりたい…といつも思う…)
昨夜12月16日、GINZASIXの蔦屋書店さんにて開催された「Rurika is」刊行記念トークイベントをオンラインにて視聴しました。ご贔屓の美弥るりかさん、そして今回美弥さんを描かれた、日本画家の福井江太郎さん、イラストレーターの西田真菜さんが登壇されたトークイベント。「Rurika is」完成までのエピソードとして初めて聞くものや、貴重なお写真等も。この時点で既に、美弥さんのファンにとって本当にお値段以上のトークショー。でも今回はそれだけじゃなくて、スタイルブックの企画で美弥さんを描かれた作家さんのうち、先生2名のお話も伺えて…何というか、やはり芸術に携わる方々が生み出すお言葉って、何気なく発せられるものでもすごくカッコよくて、やはり手が届かないほどの品格をすごく感じられて。こんな表現方法あるんだな…と、何度も感動してしまった。同じ日本語の使い手なのに。
宝塚の舞台に立つ美弥さんを「PUCK」から観劇されていたという福井先生。今回のお話を受ける際に、日本画でよく使われるラピスラズリ (天然群青)の絵の具を使おうと決めたというお話。ラピスラズリで描かれるるりかさん。ここに来て、そんな奇跡のような縁ある…?と震えました。写真ではなく今回は絵、次元が変わることによる空間の使い方等、専門的なお話も素人の私が聞いても腑に落ちるものばかりで、お話を伺いながら、作品完成までの工程を自然と想像してしまったり。最後に仰っていた言葉がずっと残ってる。自分が感動した物事について、積極的に伝えていけるような人間に私もなりたいです。
ご自分の作品が版画になることが初めてだと仰っていた西田先生。今回の作品の中で登場するるっちゃんの上に、実はファンの優しい眼差しも描いていると仰られたほど、美弥さんのファンにも想いを寄せてくださったことがすごく嬉しくて。ファンのSNSを見てくださったり、ギャラリー和田さんに来ているファンの反応も気にしてくださったり。(聖なる大仏のお話もめちゃめちゃ可愛らしくて…!言葉に出来ない神々しさをよくぞ言葉にしてくださった…やはり選ばれる言葉のセンスがすごいなぁとまた感動してしまった。)似せるのではなく精神性を描きたい、オーラや品格を表現したい、という清らかな気概に胸打たれました。
お2人共、芸術の世界で華々しくご活躍されるだけでなく、優しいお人柄が本当に素敵だなと思ったのです。美弥さんを含めて、お互いを尊敬し合うような関係性にすごく温かい気持ちになりました。感性に従うことを生業とされる方々の、個を捨てずに調和を大切にされる完成性に、ものすごく憧れます。それにしても、「人物を描くと、その作品が作家自身に似てくる」というお話は本当にびっくりです。今回聞いたお話を胸に、もう一度美弥るりか展に行きたい。いや、行かなければ…!
ツイッターでも呟いたけど、こちらでも「美弥るりか展」について続けます。
銀座のギャラリー和田さんにて、先述した「Rurika is」に掲載された各作品を体感してきました。ご贔屓の名前が付くイベントなのに、ご贔屓はいない。そこに出会えるのは、作家さん16名がそれぞれ描かれたご贔屓の姿… もう、今までにない光景に大興奮。だって、自分以外のフィルターを通したご贔屓の姿を見られるなんて滅多にない機会で、しかもそれがプロの芸術家の方々の目にどう写るのか、知りたくて仕方なかったから。「月」とか「瑠璃」とか、そういった言葉やイメージが多くて、やはり肩書きや芸名が与える印象って大きいのだな…と、客観的に考えたり。でも感じたのは、16名の作家さんの作品が集まって、それぞれの作品の特徴や作家さんの個性に圧倒されつつも、やはりモデルは1人なのだから、どことなく、深いところで通ずるものはあるのだなということ。現在発売中の月刊アートコレクターズ12月号で、美弥さんと対談されたさん立島惠さんが仰っていた、“(コロナ禍のため)美弥さんにお会いできなかった作家さん達は、今までの写真や映像で独自の「美弥るりか」像を作品にしたが、皆さんが感じ取ったイメージに実際に美弥さんとお会いできた作家さん達が抱いたものと差はなかったのは、一表現者として「美弥るりか」像というものが確立しているから” といった言葉が印象的です。(要約させていただきました。)各作品に圧倒されつつも、壁3面いっぱいに飾られた美弥さんのお姿にどこか懐かしさを感じたのは、ご本人の魅力のブレない軸みたいなものを感じたからなのかなぁと思ってる。それにしても、本物の力ってすごいですよね。やはり期間中にもう一度行かないと。パワースポットです。うまく言えないけれど、心の機微を大切にできる時間だったなぁと改めて考えてる。
ここ最近本当に忙しすぎて、平日はあっという間に夜が来て朝になり、楽しいことに費やせる時間も心の余裕もなかったため…輝いてるご贔屓をリアルタイムで久々に拝見できてすごく嬉しかったし、めちゃくちゃ心が潤ったのでした。美弥さんの姿を拝見できるだけでも超はっぴーになれるのに、あんなに素敵はお話を沢山伺うことができて…昨日の美弥さん、篠山紀信先生との撮影エピソードを語られる時の、大切な思い出を胸に遠くを見るような表情、福井先生と西田先生のお話を聞いてらっしゃる時の、真剣で真っ直ぐな瞳、はぁ素敵でしたね。。万華鏡のように次々と現れる、キラキラした表情。そしてそして、スーツの中にタートルネック、そして首飾り。「性別美弥るりか」ではあるけれど、最強に良い女感が漲るファッションもカッコよすぎるな、心底惚れてしまうから…!と画面越しに拝むなど。 ヘアメイクやファッションを拝見できること、美弥さんのイベントに参加する時の醍醐味です。本当に…毎回楽しみにしてしまうのは、ファッショニスタの美弥さんだからこそ。ところで昨日のファッション…全身のお写真を拝見しましたが、やっぱりすごい。(すごいとは)好き過ぎて構成が理解できない。誰か解説シテクレマセンカ…(大好きです)
マスクの下だからこそ、口角上げて笑顔でいきましょうか。ディナーショーまで1週間🎅🏻🎄穏やかでいられなくなるニュースも、見て見ぬ振りはできないけれど、自分の生活の中でできる範囲で徹底対策をしたら、最後はもう気持ちだよね。絶対に罹らない。普段接する方々もどうか健康でいてくれと祈るしかない。そしてどうか無事に開催されますように…!
R2.12.17
🦌追記🦌Twitterの方で美弥さんがアップしてくださってて、こちらだとサムネイルの段階で写真が全て見られるので、貼らせていただきます。偶然にも全員黒いファッションでお揃いになったというスリーショット、本当に素敵だな…
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