NEWSとぜったくんのタッグが新しい
NEWSのアルバムにぜったくん提供の曲がある。NEWS EXPO収録の「チューイングガム」とJAPANEWS「おもちですか!」の2曲である。それは、NEWSにとってまったく新しい風だった。
10/1に全曲サブスク解禁されたので、早速Spotifyのリンク貼ってみる。
①音が新しい
NEWSの曲は多種多様である。一部を書き出してみる。
「チャンカパーナ」、「恋のABO」…ディスコソング
「U R not alone」、「フルスイング」「生きろ」…情熱的な応援ソング
「BURN」…ハードロック
「未来へ」…バラード
「夜よ踊れ」…ジャズ要素が入った曲
「チューイングガム」と「おもちですか!」はこれまでのNEWSの曲にありそうでなかった。打ち込み系のシンプルな音色は、耳に入っただけで新しいと感じる。(ラジオアフター6ジャンクションのパーソナリティ宇多丸さんによると、「おもちですか!」はテクノらしい。)
②NEWSのかわいさが新しい
最近の楽曲やライブの演出は、かっこよくスタイリッシュなものが多かった。しかし、「チューイングガム」の映像を見てほしい。とにかくかわいいのである。 というか、全力でぶりっ子をしている!!
サビの、胸の前で手を動かす振り付け。大サビ前の、3人の渾身のキメ顔。
アラフォーだけど、全力でカワイイ、アイドルとしてのNEWS。ここにきてこんな姿が見られるとは。
③ゆるさが新しい
「チューイングガム」は応援ソングだ(仕事を思わせる歌詞もあるので、お仕事ソングでもある)。「weeeek」や「U R not alone」のような、NEWSが歌い続けてきたテーマだ。
けれども、同じ応援ソングなのか?と思うほどに、違う。「チューイングガム」も、「おもちですか!」も、ゆるい。
NEWSとゆるさ、全然なかった。むしろ逆で、NEWSといえば、必死に歌う姿。ゆるさとは対極だ。なのに、この2曲は不思議とNEWSらしいのである。
ここで、綾小路翔提供の「We are team NEWS」を思い出す。明るくて、肩の力が抜けたような歌詞。
私はNEWSと同年代だから、少しシンパシーを感じた。この感じ、年を重ねたからこそ出せるのかも、と。全力だった20代、必死だった30代前半。その後に続くアラフォーの時期。20周年を必死に駆け抜けてきた末、たどり着いた脱力感。
これこそ新しいNEWSなんだ。革命かも。そんなことを予感させた。
書いている途中に、小山さん主演のドラマの主題歌が、NEWSの曲であること、その制作者がぜったくんであることが発表された。
ぜったくんのアルバム曲も嬉しかったが、シングル曲になるとは。
近年は「BURN」や「LOSER」などのロック路線が多かった。※ 一転して、キャッチーな曲になるのが面白い。 TikTokを意識したような振り付けで、これまた新しさを感じる。
サブスク解禁やMV公開など、急にインターネットに開いた存在になったタイミング。さらに、NEWSにとって、500曲目の記念すべき曲でもある。
NEWSはベテランアイドルなのに、まだまだ新しい面を見せてくれる。ひとまずシングルの発売を待っている。
※NEWSの代表する「チャンカパーナ」や「さくらガール」などの作曲家ヒロイズム。ヒロイズムはずっとNEWSのシングルの制作に入っていて、制作に入らないシングルは2016年7月発売「恋を知らない君へ」以降はじめてのことだ。このことからも、ぜったくんは思い切った登用だと言っていいかもしれない。