大学の同期にカミングアウトした。
こんばんは。真っ白なグレーです。
今日は大学の同期にカムした話をつらつら書きたいと思います。年末にカムしたんだけど、すごくすごく昔の話な気がする。でも思い出すと、まだちょっとドキドキする。ちなみに、同期好きーーーーって話です。ご了承ください。
カム、とかカムア、とか人によって略し方は様々であるけれども、セクシャルマイノリティにとって「カミングアウト/カムアウト」はとてつもなく重大なことだ。
私が同性の親友に恋するパンセクだというのは前のnoteに書いたけど、もともとカムなんてしないで生きていけると思ってた。無論、今でもそう思っている。クローゼットでも生きてはいける。
でも、カムしない自分、つまり自分のセクシャリティを隠すことがだんだん苦しくなってきた。特に何でも話せる「大学の同期」というコミュニティの中で隠し続けることが辛くなってきた。なんだか自分が自分じゃない、本来の自分を出せていないのがちょっと、いや、結構辛かった。
だから人生初めてのカムは自分の心に素直に生きたい、せめて大事な友達たちの前では、というのが動機だった。
結論から言うと、私はカムして良かったと思っている。
同期は私の想像以上に優しかった。なんでこんなに優しく、出来た人間なんだろう、この世がこんな優しい人だけだったらいいのに、って思うぐらい。
あぁ私、ファーストカム(?)の相手大正解。優勝です!!!
カムしたのは、年末に同期と会った時だった。ご飯食べて、ちょっとだけ飲んで、恋愛の話になった。
なんでだろう。酔うと当たり前のように恋愛の話になるよね。なんでだろう。
これも当たり前かもだけど恋愛の話になったとき、だいたいその場いる全員何かしら聞かれる。「最近、なんかあった?どう?」
今までの私だったら「何にもないよ、、、あるわけないじゃん、、、、、」と否定していたところを、その日の私は否定しなかった。肯定!!!はしてないけど、否定しないってことは肯定でしょ!?!?の理論を利用した。
そしたら同期は「なに!?!?聞かせなさい!!話すまで帰さない!!!」と言ってきた。でもすぐに言える心の準備は無く、その前に他の人の恋愛事情を話してもらって、自分の心の準備をした(おい)。
もちろん話すのは怖かった。だって今まで言えなかったんだもん、怖くない方がおかしい。なんか、話す瞬間は耳鳴りしてたような気がしないでもない。
「高校の時の親友のことが好きなんだよねぇ」
緊張しすぎてて、話した時の反応をそんなに覚えているわけではないんだけど、否定してこなかったし変な色眼鏡で見るような人もいなかった。軽蔑も、気持ち悪がられることもなかった。なんかむしろ「あーーなるほどね」みたいな感じだったような気がする、、、ん、ちょっと忘れた。
でも「受け入れられた、ここでは自分は自分を偽らずに生きていいんだ。」と分かったことが何よりも嬉しかった。心底安心した。
同期は私の話も普通の恋バナと同じように興味を持って聞いてくれて、話せば話すほど「うわーーーーん、つらい、、、、、、、、、」のモードにその場がなってしまって、むしろ申し訳なかった。いや、私がツライのモードで話してるのがそもそもの元凶なんだけどね!!!!
そんなこんなでその話が終われば特段突っ込まれることもなく冷やかされることもなくいつも通り、ただ私の恋愛事情の欄が「特になし」から「親友に片思い中」とだけ書き替えられた状態で、その日のご飯会は終わった。
帰り際、一応「他の人には言わないでね。」とだけ伝えると、同期は「言う訳ないじゃん!自分で言えそうだなって人がいたら言えばいいんだよ。」って言ってきて、なんて出来た人なんだ、いつも若干ポンコツなところあるよな~とか思ったりしてごめん(本当にごめん)と思った。
それ以来、私は同期と今までの100倍フラットな気持ちで恋バナが出来ている。えーーーーー恋バナめっちゃ楽しい!!!!!!!!
カムして思うこと。
それは、同期優しい、同期好き。あと親友のことやっぱり好き。偽らない自分でいられる場所が出来たことの安心感がすごい。カムして良かった。でもだからと言って誰にでもカムできるかと言うと、それはやっぱりちょっと難しい。カムする人はこれからも選ばなければいけないと思う。現にそうしてる。カムって難しい~~~!!!!!!!!
カミングアウトって怖いし、難しい。でも私はこれからも信頼できそうな人を見つけたら、この人なら大丈夫って心から思えたら、カミングアウトするつもりだ。失敗したらその時は、、、今は考えないことにする。
自分の生きやすい場所を、少しずつ。
絶対いないと思いますが、もしサポートしてくれたらそれで私は美味しいクッキーを買います。