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法と倫理(モラル)事業者側と消費者

何年も前から誇大広告やステルスマーケティングなど自由競争の経済活動の中にも一定のルールを保ち事業者と消費者間でトラブルが起きにくい様に調整されている。

事業者とすれば利益第一であり、勝つには商品力とマーケティング力と費用対効果のバランスである。法的に許される範囲内ならグレーなところで攻める事業者も少なくはないだろう。

昨今、インフルエンサーと事業者のPR関連で取り上げられる事が多くなってきた。

消費者と事業者はただの売買関係である。その間にインフルエンサーが入ると少々ややこしくなる。その人のファンだからである。法的には大丈夫でも倫理的に大丈夫ではないと必然とインフルエンサーが損をすることになる。

繰り返すが、商品だけではなく、インフルエンサーが薦めているから買うからである。インフルエンサーがファン(消費者)の事を考えていればモラル(法は関係なくお客様が損しない惑わされない騙さない事を考える)あくまで企業側の立場に寄り添いすぎてしまい、ファンを裏切る形になるからトラブルが起きているのである。

事業者と消費者の間には「消費者センター」というものがあるのでそこへ相談して解決させればよいのだが、インフルエンサーとファンの関係となるとそれで収まるものでもない。

最近youtubeで「飲むシリカ水」のようなものがよく画面に出てくる。このような価格的にも暴利でなく、どうせ水を飲むならさらに良い成分が入っているものなら、トラブルにはなりにくい。

一言添えるのならジャガイモ大の半分に今youtube上でPRされているシリカ(ケイ素)だけを取り出すと、2リットル分のシリカが含まれており、一日の摂取量としてはジャガイモ大の八分の一程度で十分補える。沢山飲めば良いものではない。

小麦粉や玄米、精製米にも多少なり含まれているので、シリカ水だけからしかそれを補えないわけではない。

詐欺(相手を騙してお金をとろうとする行為) 提供する商品が偽物だったり存在しなかったりとかなりの悪質だと詐欺行為になる。

景品表示法や消費者契約法 詐欺では立件できないような、消費者を惑わす販売の仕方を規制する。

法的には問題はないが、消費者は損や勘違いをする人が出やすい事が倫理(モラル)になる。

人の注目度を集めてファンや理解者が集まる。当然その人たちが善い行いをすれば一般人が善い行いをするよりは注目度も集まり利益につながる。当然善くない行いをすれば同様に注目が集まり、利益が下がる事になる。

特に若い世代からすれば、騙されやすい世代でもある為、注意喚起は尚更必要となるであろう。


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