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インフルエンサーと企業の関係

C3(脱毛サロン)とインフルエンサーのPRについてトラブルが起きている

今回問題になっているのはインフルエンサー側の表示の仕方が「9か月無料初期費用の心配もなし」

争点は「実際は42万円ほどかかるコースで、後払いコースという事」

一見このタイトルを見ると、キャンペーンで9か月間0円に見え、キャンペーンだから消費者への負担もなし。と捉える方もいるとの事で、景品表示法に引っかかるのではないか?との弁護士の意見も出ている。

契約時にはきちんと合計金額の説明はあるだろうが、若い子へ向けて入会しやすさをアピールしたかったのだと思う。

合計は42万円と少々お高い気もするが、永久的に再発毛しても+料金がかかるわけではなくケアしてもらえたり、個室が広いなど、費用とサービスを聞いて入会する方もいると思うのでそこは敢えて追及する事もない。

今回は「てんちむ」という人気youtuberが取り上げられた。

本人曰く「本当に私は良いものだと思った!」「今はこの脱毛にお金をかける余裕がない方には本当にお得だと思う!」と、自分は全く非がない言い方をした。

その中で一言足りないんじゃないか?この記事を見たらお金がかからないように見えると指摘され、企業側にも確認して載せているから私は問題ないと思った。と言いつつも「確かに後払いと一言かけば良かったですね」と。

3枚ほどの写真を投稿するだけで50万円ほどの報酬が得られるという、一般社会で生きている人たちからみたら破格の報酬で受けた仕事だが、彼女の今後を考えたら高い代償になるかもしれなかった。

今回指摘されたから良いが、このURLから広告用のHPに飛び、来店予約をして費用がかかる事を初めて知る方もいたかもしれない。消費者トラブルになって矛先がインフルエンサーにいくことを考えたら、このインフルエンサーのPRが仮に法に触れなかったとしても、モテフィットの件もあり、今の彼女のおかれた状況からすると、更に追い詰められていた結果になっていたかもしれない。

法的にも倫理的にも判断が難しい個人のインフルエンサーは沢山いる。似たような商法をしている企業は数多にあるだろう。消費者よりも自分の報酬と考えるインフルエンサーも企業も多いだろう。品質にこだわる日本だからこそ、この言葉巧みに消費者を釣るような広告にメスを入れなければならないと私は思う。


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