Irregular Learning English 33
ちょっと飽きたので、VOAに切り替えました。VOAのほうが単語が簡単で、辞書もほとんど引くことなく読み終えられます。すごくゆっくりなPodcastもリピーティングにいいかも。どんなにゆっくりでも聞きなれない固有名詞が入ると頭が混乱するのがわかります。
"When you're given a summary of the book telling you what you're about to read in baby form, it kind of just ruins the whole story for you," said Chris, 14. "Like, what's the point of actually reading?"
この記事のこの部分を読んで、AIの権威の松尾豊先生が、ある会話の中で、「本の読み方が変わるかもしれない」ということをおっしゃったのをおもいだしました。もう先生はこういうあり方についてもすでに考えられていたのかもしれません。
They have to move on quickly because of pressure for teachers to cram more into the curriculum, she said.
cram more into the curriculum というのが実態としてどういうものをcramするのかはよく理解していないですけれど…..。
1990年代後半、電話回線ではなく、インターネットが本当に普及して、便利になったなぁと思いました。同時に、「24時間戦えますか?」から「ワークライフバランス」と叫ばれるようになったのに、何か異なる「忙しさ」というか「大量の情報」に追われ息が切れると感じています。
"We don't value the thinking time that we used to have. It's all time we could be on our phone accomplishing tasks," she said.
また、上述の現象は、私たちの世代からそのような傾向にあると考えていました。少なくとも日本の学校の達成度テストの意味とは、基本的には、考えることよりも「スコアをとること」に重きが置かれており、「スコアをとるための回答」は、現実社会において、正解でなかったものが数多くあったと感じています。学生の当時は、「丸暗記」とか「出題者の期待に応えるための回答」というのが求められている気がしてとても学校から学ぶことを見いだせなかったことを覚えています(できの悪い人間の、負け犬の遠吠えですが)。
一方、フィンランドのある都市では、タブレットをやめて、教科書で講義を進める学校がある様子。これからどんな世界になるのでしょうね。
年を取ると、情報のシャワーをうけても、その中で自分にとって必要なものやほしいものをだんだん抽出するようになってきます。本も超速読、ビデオも倍速でみるというのは前の時代からあったし、私はどちらかというとそういうタイプの人間だったけれど、最近は、子供のころ苦手だった「反復・継続・丁寧」の方向にふれていくのが不思議。仮想と実体をきっちりつなげていく丁寧さが、仮想に意味を持たせ、実体に価値をもたらす為に重要なのではないかと常に考えております。