2月24日(水)

@channel おはようございます。天皇誕生日、いかがお過ごしでしたしょうか?さてさて、今日は「デジタル化の盲点。100円に泣いた39歳冬」です。
京都は、自転車の町といわれるほど、サイクリングフレンドリーな構造です。街の至るところにリーズナブルな駐輪所があり、道路もサイクリング専用のレーンを設けていて、意外にコンパクトな京都の町は、自転車があるおかげで、その魅力はさらに倍増する気がします。


昨日も自転車で移動し、駐輪所に駐車し、カフェでタンザニアと通信していました。カフェに入り、支払いをしようとしたとき、財布を家に忘れていたことに気づく。昭和・平成初期ですと、ここで店員さんに謝罪し、慌てて財布を取りに帰るところですが、今は令和なデジタル、キャッシュレス時代。スマホをかざせば、電子マネーで問題解決です。ということで、その日は、カフェから始まり、ランチ、カフェ、買い物までをスマホを片手に難なくこなす、そんなスマートシティな一日で終わりを迎えたとき、事件が起こりました。ないんです。100円が。自転車を出すときに必要な100円が。そう、電子マネーなんて令和な時代では考えられないアナログな自販機が、あの憎々しい100円硬貨を求めてきます。


デジタル化、そしてキャッシュレス化が進む中、必ず問題になるのが「デジタルデバイド」の問題です。通常は、デバイス機器の保有の有無や、ITリテラシーの違いなど、ユーザー側の問題で、デジタル化が進む世の中に追いつけないため、差別化(デジタル派と非デジタル派で享受できるメリットの違い)が生まれるといった問題ですが、この問題は決してユーザー側の問題ではなく、サービスを提供する側の問題でもあることを実感します。デジタル化に追いつく施設とそうでない施設、そこにも差別化が進んでいくんですね。今回の自転車問題。電子マネーを受け付けない駐輪所に対して、そしてデジタル化に慣れすぎている自分に対して、色々考えさせられる。そんな一日でした。デジタル化は便利。でも、慣れすぎていると後で痛い目にある。深いですね。


デジタル化やDXは、今回の新型コロナウィルスの影響で、さらに進んでいくことは間違いないでしょう。これは、デジタル関連のソリューションを提供するSynoとしては、追い風となります。但し、デジタル派と非デジタル派といったデジタルディバイドの問題、デジタル化=便利ではないという点は、常に念頭に置いておきたいですね。この点、タンザニアや京都市観光協会との取り組みなどで、日々実感する点でございます。
さて、例の100円問題。10分くらい下を向きながら周辺を散策した結果(自販機もいくつか確認)、このデジタルでキャッシュレスな令和の時代に、100円の姿をした天使はいるはずもなく、結局は徒歩で帰宅しました。この話は、決して社長のどんくささや、年を取ると恥じらいが出て交番やお店の人に100円を懇願できなくなる心理を伝えたいのではなく(昔は、出来た気がする)、あくまで「デジタル化がもたらす盲点」を考えるきっかけになればなと思います。今日も、一日頑張ろう!

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