昔の記事を見つけて
こんにちは、毛玉好きの獣医です。
たまたま バイリンガルニュース というポッドキャストのツイッターで取り上げられていた「パーム油とボルネオゾウ」のツイートからたどって昔の記事を読みました。旭山動物園の園長の記事です。
記事の内容は「獣医師が足りているか?」の他に、野生動物や命について書かれています。
彼はとても素敵な人ですね。
獣医じゃないと、すごく納得!とはならないのかもしれませんが
皆さんが思っているであろう獣医師とは 命に対してすごく真摯であり、【個々に考え抜かれていると思われている】のではないかと思うんです。でも実際は、多くの獣医師においては、その考え方が偏っていると言わざるを得ない状況かと思うんです。
牛、豚などの産業動物の獣医師から見た命
犬猫やエキゾチックアニマルなど、いわゆるペットに携わる獣医師から見た命
そしてその他、動物園や水族館などにかかわる獣医師から見た命
仕方ないなとは思うんです。はっきり言って命の捉え方が全然違います。
それに、どんなことでも全ての立場から見るものを体験することはできませんし、10年も携わっていればどっぷりとその世界に染まってしまうので。
ただ、たしかに別の視点があることを忘れてはいけないなと。想像してみることは大切だなと。
ちなみに、私は獣医師ですが(ですが、というのも変かもしれませんが)そんなに動物園って好きではないんです。
子供の時に連れて行ってもらった動物園、柵の前で繰り返しウロウロしている動物をみると、精神的におかしくなっている人にしか見えなくて…子供の時からどこか心の中に違和感を感じていました。
(※注意!全ての動物、動物園がそうだと言っているわけではないですし、本当に精神を病んでいるわけではないとは思うんです。全く動物園の動物に関しては知識がないので!!ただ子供の時の感じ方です!)
同様に、動物保護に関しても立ち位置は難しいなと、しっかりとした意見を持つには勉強が足りないなと思うのですが、なんでも可哀想というのは違うってのだけはわかるんです。
でもぐるぐる考えていると、わからなくなって
仏教徒か菜食主義のどちらかになりそうです(嫌なわけではないんです、でもじゃあ自分は菜食主義の考えが自分にフィットするかといったら、それも違うんです…難しいんですが)
情報を積極的に取り入れること、そして考えることを続けないといけないなと、そう感じたのでした。