この木なんの木のこと
世界不思議発見のCMソングで日立の木と呼ばれるこの木の歌。子供の頃番組を見ていたら流れてくる曲でした。4歳くらいの頃、この木なんの木という歌詞が何回も出てくるのですが聞いていたら本当になんの木なんだろう、と思うようになりました。CMで流れない部分はどんな歌詞なんだろうと思いました。と母に言うと歌詞を調べてくれました。意外に流れている部分とは雰囲気が違って私はびっくりしました。壮大な歌詞で宇宙とか出てくるんですが、最後この木の下であなたに会いましょう。とあるのですが、素直に捉えれば会いたい人にまた会いましょう。いつでも会いましょう。なんですが、私にはなぜか会いたい人に会えないと言っているように聞こえました。人がたたずみ、鳥が羽を休めて、風が通り過ぎ、星が回れば宇宙というような歌詞があるのですが、私にはどれも短い時間でしかも通り過ぎていくだけのように聞こえました。思うように会えない誰かを想うように聞こえたんです。今でも時々歌詞を読んでは会えてると思う時もやっぱり会えてないと思うときもあるのですが、変わったことは当時はなんだか悲しいと思いましたが、今は会えても会えていなくても悲しくないということです。長い時間をかけて誰かを想うことを歌っていると思うようになりました。強いて言えば相手も会いたいと思ってたらいいな。というところです。
その日も その日もあなたに会いたい
この僕の元で 僕の元へ あなたは会いに来てくれるだろうか