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【筆箱】ボクの「いわゆる普通の筆箱の中身」

文具屋さんや本屋さんの匂いが好きだ。
それは小学生の頃から変わらない。変わったのは町の文具屋さんや本屋さんが軒並み消えてしまったことだ。日本全国、ある一定間隔でショッピングモールが建ち、それらは見事に駆逐された。

不思議なもので匂いは鼻の奥底に眠っていて、たまに通りすがりの町でそれらの店に出会うと店を見ただけで、その当時の匂いがよみがえる。

中には、ガンダムのプラモが山積みになっていたり、レジ横に近所の子どもを相手にしたカードゲームのテーブル置いたお店があったりなど、生き残りに苦労している。

そんな想いに馳せるほど、小さい頃から文具が好きなのだ。
本も大好きです。

「私の筆箱」というハッシュタグの記事を見るたびに心が弾む。感心しながら読み進むと執筆者の中に中学生と見られる方を結構な確率で出会うことがある。何だか嬉しくて「よしよし。このまま立派に育つのだよ。」という想いと、所蔵品の高価さに驚かされる。

そうボクは未だに日用品としての文具を愛している。

なので大半は仕事ツールとして、どこにでもあるものになる。
そんな希少性のないボクの今現在のスタメンを紹介します。
年に数回、筆箱会議を行い引き出しにある筆記具からスタメンを決めている。


まずは筆箱本体のご紹介。

上の写真、左から十数年前に伊東屋で購入したメーカー不明、2本差しの万年筆シース。右は母艦的存在のPOTERとコクヨがコラボした本革製のネオクリッツ。外出する際の筆記具としては十分なサイズでこれも十数年使い続けている。最後は手前にあるNICOLEの本革製ペンケース。これはもう30数年前に奥さんからプレゼントされた品。これほど長く使っていると今では相棒と言える存在になっている。一番大事な筆記具を常に入れている。


まず始めに万年筆の紹介、

万年筆シリーズ

左からパイロットの筆まかせ。万年筆では無いけれど、葉書やお礼状などよそいきの時に使うので一応このカテゴリーに入れました。筆文字は大胆に書くと文字が上手に見えるのだ。次はプラチナ万年筆センチュリーF字。日常使いの万年筆。これにはあえてブルーのインクを入れている。当初は定番のブルーブラックを入れていたけれど、手帳に書く際、ジェットストリームとの差別化を考えてここ5年ほどはブルーインクにハマっている。続いてパイロットカスタム74、FM字。少し太めなので宛名書きに使用中。最後も万年筆ではないが、パイロットのつけペンiro-utsushi。
無駄にインクを集めているのでこのペンにつけてインクの色合いを楽しんでいます。


LAMYシリーズ。

LAMY三兄弟

手前から説明すると、とても長くなるのでできるだけ短く。NEOSMARTPEN  LAMY  safari  all  black ncode。いわゆるデジタルペン。専用のノートに書き込むとLAMYのペン先についたカメラが文字を読み取り、PDFとしてアプリに保存。

その後はテキスト変換してデータとして保存も出来る。ただテキスト変換が苦手なようで、Googleカレンダーと同期するはずの専用のスケジュール帳はほとんど打ち直すハメになる。カレンダー同期できたらとても便利なのになぁ。最近、iOSのアップデートでカレンダーにリマインダーが表示されるようになったので、さらにNEOSMARTPENで同期出来たら最高なのになあ。

ボクの使い方はミニサイズの専用メモ帳を常日頃携帯しているTNPに挟んで持ち歩いている。思いついたらすぐにメモ。内容に応じてPDFのまま保存したり、テキスト変換して内容に適したアプリに振り分けている。これだとストレスを感じずに使用できる。テキスト変換のアップデートを切望しております。

次は赤ペン専用のLAMY safari  万年筆 レッド。赤ペンとしては少々太すぎるのが残念なところ。

最後はLAMY safari ボールペン イエロー。最近はペールトーンの軸色が出ているみたいでそちらに興味が…。

日常使いのボールペン

厳選した日常使いのボールペンたち

下からジェットストリーム プライム 2+1。母艦であるほぼ日手帳に装着している一番使っているボールペン。続いてフリクションボール2ビズ。余り消しはしないけれど、消えるというのはやはりとても便利!次はメーカー不明の薬莢を加工したボールペン。10数年前にデパートのポップアップショップで作家さんが手売りしていて、作家さんから直接購入。衝動買い。ブラスの鈍い輝きがトラベラーズノートにぴったりで愛用している。次がまたもやジェットストリーム プライム 0.7mm.しっかり書きたい時は0.7mmが丁度いい。最後がパイロットS20 ブラウン 木軸。たまに木軸ものが欲しくなる。本当は希少性の高い木材を使ったペンが欲しいのだが…。

日常使いの鉛筆系


仕事で活躍する鉛筆たち

これらは仕事上欠かせない鉛筆系だ。ボクの仕事はフリーランスのグラフィックデザインを生業としているのだが、Macが登場する前から仕事をしていたので、デザイン制作をするする最初の作業が手描きでラフを起こすというところから始まるのだ。いきなりMacの前に座っても何も浮かばない。半アナログ人間です。

下からペンテルMulti8。喫茶店で思いついたデザインを走り書きするときに簡単に色付けするために常備している。次はペンテル GRAPH GEAR 1000 0.5mm  ラフを細かく作り込むときに使用。
続いてステッドラー  925  0.5mm  GRAPH GEARと同じ位置づけのペン。どちらを使うかは気分次第。次は上記のボールペン編で紹介した木軸ペンと同じシリーズ、パイロットS20 シャープペン 木軸。次はファーバーカステルの鉛筆に本革製のキャップを着せている。鉛筆の軟らかい線が欲しいときに使用。最後は丸善美術の鉛筆ホルダー。水彩紙を綴じたノートで使用。重い本体なのに軽い書き味。ラフ描きには最も向いているかも。

重要箇所に使う蛍光ペンたち


一生無くならない様な気がする

最後のカテゴリーは蛍光ペンだ。余り買い足さない。買った直後は使いまくるのだが、しばらくすると忘れてしまっている。なのでインクが一生無くならない気がしているのだ。お出かけ用の蛍光ペン。ペンホルダーを回してペン先を出すタイプ。次は言わずと知れたゼブラのMILD LINER。目に優しいペールトーンが有名な蛍光ペンだが、あえてグレーを使用。最後に並ぶ2本はSTAEDLERの蛍光ペンです。まるでまさに蛍光色が美しいペンです。

これが今使用中のスタメン文具でした。

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