私流UpliftingTranceの作り方2022年編
以前、私流UpliftingTranceの作り方という記事を書いたことがあるのですが
2022年現在の私の手順を書いてみようと思います。
流れを書いてみるとこんな感じです。
1・キックとベースで土台を作る
2・先にドロップを作る
3・作ったループをコピペで並べていって曲として組む
4・足りない部分は足していったりして細かい部分の修正作業等もする
5・別プロジェクトを立ち上げて出来上がった2mixをマスタリング
6・完成
順番に解説していきます。
1・キックとベースで土台を作る
クラブミュージックである以上、キックとベースがかなり大事なので
この二つだけ鳴らしていてもカッコよく聞こえる状態まで持っていきます。
私たちクラブミュージッククリエイターは
体を動かしたくなる衝動を作り出すのが役目だと思っていますので
ここは重点的に意識したいです。
2・先にドロップを作る
ドロップ(一番盛り上がるサビ部分)を先に作っておきます。
曲を組むときは「どうやって一番盛り上がる部分に持っていくか」
を考えながら組んでいくのでまずここを先に作ります。
3・作ったループをコピペで並べていって曲として組む
曲として聞こえるように主にコピペで並べていきます。
細かい部分の作業は後ほどやりますので
まず曲全体の展開を組んでいきます。
SE等の細かい部分も後でやります。
4・足りない部分は足していったりして細かい部分の修正作業等もする
展開を組んだ後での細かい修正をしていきます。
聴いてみて足りない部分などは足していきます。
曲展開を組んでいってなんとなく当初予定していたシーケンスパターンでは合わないな~等、気づく事もありますので
その場合はこの工程で変えていきます。
曲制作終盤で細かいSEやエフェクト、クラッシュシンバル、フィル等を入れていきます。
完成したら2mixのwavとして書き出します。
5・別プロジェクトを立ち上げて出来上がった2mixをマスタリング
PCスペックに余裕があれば曲を作りながら
マスタリングも同時に行う方法もあると思うのですが
個人的にはプロジェクトを分けたほうがやりやすいので
別プロジェクトを立ち上げて出来上がった2mixをマスタリングしていきます。
自分のマスタリング時のインサートエフェクトは上からこんな感じです
Waves - MixCentric
iZotope - Ozone Imager V2
iZotope - Ozone
マスタリングエフェクトは各々好みがあると思いますので
好き好きで良いと思います。
6・完成
マスタリングが終わったら完成です。お疲れ様でした。
ここで大事なのは完成した曲をすぐ公開したりDemoを送ったりせずに
何日か寝かせることです。
3日後にミスに気づいたり足したい音が浮かんできたりすることもありますので
一週間くらいは寝かせて、それで納得できる状態でしたら完成とします。
早くみんなに聴いてもらいたいという気持ちはすごくわかりますし
私もそういう気持ちはありますので
まずは友達などに聴いてもらって一旦気持ちを落ち着けて
一週間くらい曲を寝かせてみましょう。
これだけでもクオリティが上がると思います。
以上が2022年の私の製作手順になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また何か思いついたら書こうと思います。
:追記:
ちょっと書きたいことが抜けていたので追記です。
最終段階で煮詰めていく時に「これでいいや」で完成としないことが大事です。
「これでいいや」という気持ちで完成させた曲は
これでいいや程度にしかリスナーさんにも伝わりません。
なので自分が今できる納得できる限界まで詰めていきましょう。
リスナーさんも生きている限られた時間の中の数分を使って
製作者の曲を聴いているわですから
割り当てた時間を有意義だったと思ってもらうような曲にしていきましょう。
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