自称ビデオグラファー。私のカメラ機材はこれ! 【2021年秋編-29選】
もともと私は主にグラフィックデザイナーとして活動していました。アートやデザイン、映像、WEBとクリエイティブなことであれば幅広く請け負っていました。その中でも最近は、スチルと特に映像制作、動画撮影の仕事がずいぶんと増え、自称ビデオグラファーと読んでいます。「I'm a Graphic designer」というよりも「I'm a Videographer」といった様子です。
これまでたくさんのカメラに関する機材を購入して試してきました。その中でも2021年秋の時点で、バリバリとヘヴィーに使っている機材たちをご紹介させていただきたいと思います。今回紹介する機材はいわゆる私のレギュラーです。スタメンに入れなかった2軍、3軍の機材たちが多く存在します。それだけに生き残ったこのレギューラー陣はどれもこれもとても優秀です。自信を持ってお勧めします。カメラ機材を何を書こうかという方は参考としていただけたら幸いです。それではどうぞご覧ください。
現在のメインカメラ
現在のメインカメラはPanasonicのLマウントフルサイズ機「LUMIX S1」です。サブカメラに同じくPanasonicのフルサイズ機「LUMIX S5」とSONYのEマウント フルサイズ機「FX3」の三台を主に使っています。PanasonicとSONYでは画作りがずいぶん違うので撮り比べると面白いです。
メインカメラ 「LUMIX S1」
ミラーレス一眼カメラ市場では地味な存在のS1ですが、とても良いカメラです。連合で大きい思いなどと揶揄されますが、カメラを構えてみるとグリップの大きさやボディバランスが良いので、実際の重量ほど重さは感じません。耐久性も抜群で肩口のディスプレイも利便性が高く、色気こそありませんが、これぞ「The 道具」といったカメラです。スチルに動画にどちらもそつなくこなすカメラです。4K長時間撮影しても熱暴走は皆無。さすがはパナソニック!動画撮影するならパナで決まりです。この 「LUMIX S1」フルサイズセンサーを備えたLマウントのフルサイズ機です。Lマウントはライカ、シグマ、パナソニックが行っているため、3社のレンズから選べて、レンズのバリエーションも豊富です。
私が絶大な信頼を置く、これぞプロの道具がこの「LUMIX S1」です。私のメインカメラです。
サブカメラ「LUMIX S5」
同じくパナソニック Lマウント フルサイズ ミラーレス一眼カメラ「LUMIX S5」。こちらはS1に比べて小型軽量で肩口の液晶もない機種です。S1はチルト液晶ですが、S5はバリアングルでより動画重視のカメラです。デュアルネイティブISOで高感度でも高品質の動画撮影が可能です。動画撮影するなら、個人的には現在市場に出ているカメラで最もコスパが良くて最良の選択がこのS5じゃないかと思っています。
サブカメラ SONY シネマラインカメラ FX3
続いてサブカメラその2、こちらはLマウントではなくEマウントのSONY シネマラインカメラ FX3です。α7S3と同じ、有効約1026万画素裏面照射型の35mmフルサイズCMOSセンサーを備えた低解像度機。ほとんどα7S3と同じなんですが、コンセプトが異なり、こちらは動画に特化したチューンが施されています。ルックスはかなりゴツゴツと道具感があってかなり異色な仕上がり。有効約1026万画素の低解像度機だという点も面白いスペック。直接カメラボディにアクセサリーを装着可能なネジ穴(1/4-20 UNC)を設けSmallrigなどリグをあらたに購入する必要がありません。また着脱可能なXLRハンドルユニットも同梱されているので、購入後すぐさま動画撮影を始められます。非常に個性豊かなキャラの濃いカメラです。
Lマウントのレンズ
これまでに何本か購入し、購入したもののほとんど使用しないので手放したレンズもあります。現在、バリバリ使っているレンズがこれらのレンズです。Lマウント使うのならば24-105mm F4通しの標準ズームは一本持っていると重宝すると思います。このレンズはハーフマクロなので寄ることもできます。もし一本だけ選ぶなら、間違いなくこのレンズでしょう。じゃじゃ馬なシグマの単焦点レンズ35mmF1.2もめちゃおもろいです。撮れ高には、はずれも多いですが特大ホームランも時折出ます。どのレンズも守備範囲が異なり、欠かすことのできないレンズとなっており重宝して仕事で使っています。
Eマウントレンズ
SONY FX3で使っているEマウントレンズです。実はまだ2本しか揃えていません。24-105 F4通しの標準ズームとGマスター単焦点50mm F1.2の2本です。50mm F1.2は強烈なレンズで美しいボケ味が楽しめるレンズです。パンケーキレンズみたいな小型軽量のレンズが欲しいなぁと考えています。もちろんLマウントと同じ守備範囲に広げたいのですが、予算がねぇ。
マンフロットの三脚とギア雲台
私はマンフロットの三脚と雲台を主に使っています。GITZOも持っていますが、コスパを考えマンフロットばかり購入しています。雲台に取り付け取り外しを考え、マンフロットの規格200PLプレートをそれぞれのカメラに取り付けています。ボール雲台や3Way雲台を今まで使ってきましたが、ギア雲台がとても使いやすく最近あらたにリピート購入したくらい気に入っています。コスパの良いアルミの三脚も同じものを何本も所有しています。アルミではなくカーボンも買ってみようと考え中。
AVENGERセンチュリースタンド
AVENGER センチュリースタンドはめちゃくちゃ重くて頑丈で、値段は少々しますが間違いない選択肢です。ライトスタンド を買おうと悩んでいる方は、安物のライトスタンドを買わずに一生ものだと思ってこちらのAVENGERセンチュリースタンドを買ってください。その方が後々後悔しません。良い買い物です。こちらも1つ買ってから気に入ってのちにリピート購入しました。
LED照明
照明機材は、私はAputure(アプチャー)の色温度の変更、調光のできる300Xを使っています。1台購入して気に入り、のちにリピート購入しました。ライト本体には2つのファンが備わりかなり静音です。動画撮影時に支障もありません。最高のライトです。安物のライトを買わずこのAputure(アプチャー)を買っておけば間違いありません。
カメラに取り付けるガンマイク
カメラに取り付けるガンマイクには、Sennheiser ゼンハイザー MKE 600 とOktava(オクタヴァ) MK-012を使っています。MKE 600は、放送や映画の分野でスタンダードとなっているMKH 416の弟分ともいえる存在で、クリアな音質かつ、ファンタム48Vと単3電池、両電源に対応し、XLR接続できない環境でも使え、カメラを選ばないマイクです。どんなカメラでもだいたい対応できます。気に入ってリピート購入したマイクです。Oktava(オクタヴァ)はロシア製のマイクで、「カーディオイド(単一指向性)」、「ハイパーカーディオイド(超指向性)」、「オムニ(無指向性)」の3種の指向性のカプセルが付属し、交換して使うことができます。木箱に入っており、ルックスもパッケージも最高。なんといっても共産趣味の私はロシア製というだけで「買わない感でしょ」といった感情になります。こちらも2つ目を購入したいが球数がない...
ガンマイク購入検討されている方はSennheiser ゼンハイザー MKE 600がおすすめです。
SMALLRIG マイクショックマウント
ちょっとごついのは難ですが、こちらのマイクショックマウントもリピート購入。コスパも良くて使い勝手に不満もなく満足。
ZOOM ハンディレコーダー H8
私はこのZOOMのハンディレコーダー H8をかなり推しています。フィールドレコーディングはもちろん、マルチトラックレコーダーMTRとして、ポッドキャストにも使える万能なレコーダーです。4系統のXLRマイク入力と2系統のXLR/TRSコンボジャック、最大12トラック同時録音、『H8』は、XYステレオマイク(XYH-6)を標準付属し交換可能。USBオーディオインターフェースとしても機能。めちゃくちゃ機能を盛り込んだパワフルで化け物のツールです。ほんと最強、最高!いつもお世話になっていますZOOM H8様。あなたには心底感謝申し上げます!ほんとやばいです。H8ファンクラブ、ファンページを立ち上げたいくらいです。いつもありがとう〜っ!
超、超お気に入りのダイナミックマイクShure SM63LB
レポーター、インタビュアー用のマイクですが、私はフィールドレコーディングには必ずこのマイクを使って録音しています。50Hz~20kHz無指向性のダイナミックマイクで、機材誘導によるハム音もシャットアウト、ハンドリングノイズも抑え、この細身のルックスがたまらなく好きです。このマイクこそファンクラブを立ち上げたいくらい。本当に大好きなマイクです。もちろんこちらもリピート購入!当たり前じゃないですか。買いますよこのマイクだったら。買わない理由はありません。フィールドレコーディングとナレーション撮り用にバリバリ使っています。SM63さん、いつもありがとう!
プリアンプ/ゲイン・ブースター
SM63などのダイナミックマイクを使用時に録音レベルが低い場合に使うプリアンプ/ゲイン・ブースターがこちらのSOYUZ Launcher。なんとロシア製じゃないですか。共産趣味者の私としては買わなきゃいけない代物。シンプルなルックスもとても良いです。かっちょえぇ〜!
LUMIX S1とS5用 XLRアダプター
LUMIX S1とS5にXLR端子のマイクを接続するために必要不可欠なアイテムがこちらのDMW-XLR1です。音質にこだわった動画撮影するのならば、必須アイテムです。
外部モニター
物撮り時に威力を発揮する15.6インチのモニター。cocoparというこれまで一度も聞いたことのないメーカーですが、クオリティに問題はありません。Mini HDMI接続なのでS1やFX3の場合、HDMIフルサイズの端子なので、このモニターとの間にHDMI変換コネクターをかまして接続。S5はマイクロHDMIなので、同じくHDMI変換コネクターをかまして接続して使っています。購入の際はHDMI変換コネクターやケーブルも忘れずに。
メモリーカード
S1の場合、スロット1に速度の速いCFX typeB、スロット2にサンディスクのV30の速度の遅いSDXCカードを挿入して使っています。
S5は、スロット1に速度の速いキングストンのV90のSDXC、スロット2にサンディスクのV30の速度の遅いSDXCカードを使っています。
FX3には、スロット1とスロット2に速度の速いキングストンのV90のSDXCを挿入して使っています。
予備バッテリー
動画撮影で予備バッテリーは必須。S1はバッテリー合計3つで運用。S5とFX3はバッテリー2つです。
これらの機材が私にとって、現時点での最良の選択肢じゃないでしょうか
実際に現場で使ってみるとわかることがたくさんあります。今回ご紹介させていただいた機材は、たくさん試して生き残った精鋭達です。LUMIX S1、マンフロットのギア雲台、ハンディレコーダーのZOOM H8、ダイナミックマイクのSHURE SM63、LED照明のアプチャー300X、アベンジャーのセンチュリースタンド...まぁ、今回紹介した機材達は本当にお気に入りばかりです。これから動画撮影をはじめようと機材購入を検討されている方は参考にしてください。
どれも私にとってハズレなしの機材達ですので、自信を持ってお勧めします。そでれは良きカメラライフ、動画撮影ライフをお楽しみください。さようなら〜。
私が使ってよかったと思うカメラなどの機材などのレビューを「物と音」WEBSITEでも紹介させていただいています。よろしければこちらもご覧いただけたら幸いです。お時間ありましたら足をお運びください。
*なおこの投稿でのリンクは、Amazonアソシエイトを利用しております。リンク先はAmazonとなります。商品の詳細はAmazonでご確認いただけたらと思います。これから機材のご購入を検討されている方の参考になればと思います。