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私のカメラ・ビデオ遍歴 《第2話》

さてさて、前回に引き続き「私のカメラ・ビデオ遍歴」《第2話》です。フィルムカメラ:リコー FF-9Dから始まり、ビデオカメラ:シャープ液晶ビューカムVL-HL1、デジカメ(コンデジ):SONY サイバーショットDSC-P2、デジカメ(コンデジ):FUJIFILM FinePix S5000と使ってきました。カメラもビデオも全く詳しくなかった私ですが、随分カメラの楽しさを知ることになります。


記録メディアminiDV規格のハンディカムビデオカメラ SONY DCR-TRV8を入手。

このカメラも母親のカメラを借りたまま独占となってしまうビデオカメラがこの「SONY DCR-TRV8」です。この品番、おそらくこの機種じゃないかと思う程度のものです。品番が覚えておりません。また入手・購入した順番も曖昧で、FUJIFILM FinePix S5000よりも先に使っていたかもしれません。遠い過去の記憶で曖昧ですみません。

私が撮影したこの機材の写真も残っておりませんでした。スペックを検索し調べてみました。繊細な映像描写の“カール ツァイス”F1.7~2.2、f=3.3~33mmレンズ、イメージセンサーは1/4型 68万画素CCDを採用したハンディカム。小型タイプのCCDながら、暗い場所や黒い被写体の撮影でもノイズの少ない高画質な撮影可能。10時間以上のスタミナ連続撮影可能らしいのですが、そんなにバッテリーがもった記憶はありません。使用カセットは、懐かしいミニDVカセットです。本体外径寸法:67.5×89×157.5mm、質量約630g。手にしてもとても軽く、かなり小型軽量だったことを記憶しています。

当時の私は、クリエイターとして駆け出しでした。不思議と結婚式やプロモーションビデオなどの依頼が数多く舞い込んできました。報酬が少なくてもどんどん映像制作をしたかったので、いろいろ引き受けて制作していました。もちろんカメラはこのこんな小さなハンディカムでした。テープがすり減り、カメラが壊れるまで使い倒していました。このカメラの終焉は、テープが取り出せず壊れてしまいました。何度も何度もテープを入れては取り出し、繰り返しているうちに壊れてしまったのでしょう。本当に随分とお世話になった思い出がたくさん詰まったビデオカメラでした。(それなのに品番は記憶が無いのですが)ありがとう!SONYハンディカム。

現代のハンディカムはと言うとソニー ビデオカメラ FDR-AX45あたりでしょうか。イメージセンサー1/2.5型搭載の4K記録可能なビデオカメラ。ハンディカム も随分高性能になったものです。



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いよいよ業務用を入手!SONY 「HDR-FX1」を12回分割払いで購入!

写真は実際に私が使用していた!SONY 「HDR-FX1」です。民生用として世界初1080i方式ハイビジョン記録が可能なHDV規格対応デジタルビデオカメラレコーダーとして発売されたカメラです。キャッチコピーは「ハイビジョン映像の高画質が家庭用ビデオカメラへ」でした。

スペックは、新開発の1/3型 総画素112万画素(有効画素107万)“1080i対応HD CCD”を3枚搭載 した3CCDカメラシステム。レンズには72mm大口径の色収差の低減と高い周辺解像度を実現するカール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」を採用していました。ワイド端で32.5mm、光学12倍ズームレンズ、画質劣化のない光学式・アクティブレンズ方式手ブレ補正搭載。ハンディカムのハイクオリティ映像技術を集結し、デジタルハイビジョン放送など限られた分野でしか扱うことができなかった高精細・高画質のハイビジョン記録及び再生を実現したデジタルハイビジョンハンディカムでした。記録メディアはminDV。本体の質量は約2.3kg(NP-F970使用時)、外形寸法は幅151X高さ181X奥行365mmと私にとって大柄のボディサイズでした。

特筆すべきはズームです。これまで小さなハンディカム を使っていましたが、業務用カメラを触ってまず驚いたのは豊富なスイッチ類でした。特にズームは、マニュアルズームリングでのズーム操作が可能ですし、ハンドル部にはハンドルズームレバーを装備し、ローアングル撮影時でもスムーズに操作ができます。カメラの持ち方を変えてもズームレバーやボタン、リングがすぐに手に届くところに多数あるわけです。バッテリーもNP-F970を使えば、DVモード:6時間50分(3時間35分)撮影が可能でした。家庭用の小さなハンディカムと比較すると圧倒的に高精細・高画質でした。比較にならないくらいでした。あまりの綺麗な画質に感動したものです。

そして小型のカメラからこの大きなビデオカメラレコーダー『HDR-FX1』になって、いちばんの喜びはその大柄なサイズ間にありました。大きなボディは手振れせず安定感がありました。なによりも、いかにも大きなカメラで「The業者」感ぷんぷん。現場に行っても舐められません。これまでは「なんて小さいカメラ使っているの。大丈夫かお前?」って思われているような視線を感じていましたので、本当に嬉しかった。

このカメラは、一部上場某企業から年間契約の映像制作の仕事が舞い込み、資金は全くなかったのですが、12回分割払いで思い切って買いました。当時40万円+税くらいだった記憶をしています。予備バッテリーも買ったので50万円近くしたのかもしれません。当時の私としてはとても高い買い物でしたが嬉しかったなぁ。そんな記憶です。このカメラは、その後もガンガン使用して元は取れたと思います。やはりテープの取り出しに不具合が生じてしまい故障してしまいましたが、とても愛着のあったビデオカメラでした。SONYありがとう!

このカメラの現代版はというと、業務用ハンディカムコーダーSONY XDCAM「PXW-Z150」でしょうか。1.0型積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS搭載、4K記録対応し、フルHD HFR 120fps撮影でき、光学12倍 全画素超解像 24倍ズーム。本体重量 約1.9kg。サイズ感も重さも私の使っていた『HDR-FX1』とよく似ています。デザインも全然変わっていません。『HDR-FX1』の時点でよく練り上げ考えられたデザインだったのだと痛感します。

そして、FXといえば...現在SONYからプロフェッショナルカムコーダーCinema Line カメラFX9やFX6が発売されていますが、私の購入した『HDR-FX1』も同じ「FX」の冠があり、同じ系譜が続いているんだと嬉しくなります。昨日2021年2月11日にSONYのEマウント新機種としてFX3登場のリーク情報が浮上してきました。見た目はα7Cのようなスタイルでビューファインダーはなし。かなり小型で厚みはけっこうしっかりあります。熱対策も万全!どんな機種なんでしょうか。久しぶりに業務用カメラが欲しくなっています。スペックも価格もどのようなかたちで登場するかワクワクしています。


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人生初のライカデビュー! Leica D-LUX3

今見てもミニマムで全く古さを感じないデザインがこの「ライカDLUX3」です。発売日は2005年10月。価格は9万程度だったような記憶があります。有効画素数1,000万画素で最大記録画素数は4,224×2,376ピクセル。RAWでも撮影可能です。動画撮影は、HD解像度(720p相当)の1,280×720ピクセル15fpで撮影できます。レンズは35mm判換算の焦点距離が28~112mm、F2.8~4.9のLeica DC Vario-Elmaritを採用。ズーム比は光学4倍。最短撮影距離は、広角50cm、望遠1.2m。マクロ時は広角5cm、望遠30cmとなっている。また、光学式手ブレ補正機構「O.I.S」を搭載。電源はリチウムイオン充電池。本体サイズは105.7×25.6×58.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は185g(本体のみ)、220g(バッテリー、メモリカード、レンズキャップを含む)。64MBのSDメモリーカード、Photoshop Elements 3.0(Mac版)などが付属していました。

フロントはグリップの突起もなくつるりとしています。ザラついた質感もまるでありません。無駄を削ぎ落としたデザインです。これとほとんど同じ機種が存在します。それはPanasonic「LUMIX DMC-LX2」です。「LUMIX DMC-LX2」は、8月にパナソニックが発売したコンデジです。




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初のデジタル一眼レフ機 Nikon D5000を購入!

SONY、FUJIFILM、ライカとコンデジを使い続けていた私でしたが、ついにデジタル一眼レフ機を購入することになります。きっかけは、コンデジを使っているうちにレンズを交換して撮影したシーンに合わせて最適なレンズで撮ってみたい。またコンデジはマニュアル設定がとてもおこないにくいので、一眼レフ機で自分で好みの設定をして撮影したいといった想いからでした。

カメラ屋に勤めていた写真家でもある友人がニコンのカメラを使っていました。プロの道具はニコンなんだと勝手に思い込んでいました。赤いラインも私には格好良く見えていました。(その後、写真家の彼はメインカメラをニコンからキャノンに変わるのですが...)そんなこともあり私はニコンを買うことにしました。当時新機種が発売されたのでその機種を買うことにしました。ニコンのデジタル一眼レフエントリー機「D5000」です。

「Nikon D5000」のスペックは、ニコンDXフォーマットAPS-Cの有効画素数12.3メガピクセルCMOSセンサー搭載。記録画素数4288×2848ピクセル。動画記録画素数1280×720/24 fps、最長記録時間約5分。バリアングル液晶モニター採用したカメラでした。サイズ:約127×104×80 mm、質量は約560 g(バッテリー本体、SDメモリーカード、ボディーキャップを除く)。当時のデジタル一眼レフ機としてはとてもコンパクトなカメラでした。レンズは、シグマの18-50mm/F2.8通しMACROのズームレンズを購入しました。ゴールドのラインが入った当時のシグマのデザインです。今のように洗練されていません。

このデジタル一眼レフ機D5000を初めて使っての感想です。写りはとにかく綺麗でコンデジでは味わえなかったボケ味。瞬時に設定できるズームやフォーカス。本当に撮影が楽しかったカメラです。バリアングルモニターも使い勝手が良く、ローアングルもハイアングルもいろいろ挑戦し存分に一眼レフカメラの楽しさを味わえたカメラでした。ありがとうNikon!ありがとうD5000!



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D5000に続いて二台連続Nikon DX機を購入!デジタル一眼レフ機 Nikon D7100!

D5000からワンランク上のD7100を購入することしました。一眼レフ機で動画撮影を撮る機会が増えてきたことです。D5000は動画記録が1280×720/24 fps、最長5分までの撮影で物足りないスペックでした。このD7100は、1920×1080:30pで最長記録時間29分59秒まで撮影が可能となりました。十分に動画撮影できるスペックを持っていました。有効画素数2410万画素ニコンDXフォーマットAPS-CのCMOSセンサー搭載で、静止画記録画素数6000×4000ピクセルで撮影できました。寸法は約135.5×106.5×76mm、約765g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)としかっりとしたボディで、D5000のおもちゃっぽさはまるで感じない、私から見てプロの道具といった印象でした。この頃所有していたレンズは、シグマ標準ズーム18-50mm/f2.8、広角レンズ、F1.4の単焦点レンズ、たしか30mmだったかなぁ。レンズ3本所有していました。このカメラも随分と仕事で使いました。おもにスチル撮影でした。動画の仕事は少しだけ。

私は一眼レフ機での動画撮影に随分と興味が湧いてきました。そうなるとこのフルHDではもうひとつ満足できなくなってきました。やはり「4K」です。高解像度の動画撮影を撮りたくなり、次なるカメラの購入となります。D5000ほど使い込んだ記憶はありませんが、私にとって申し分ないスペックの良いカメラでした。ありがとうNikon!ありがとうD7100!



私のカメラ・ビデオ遍歴 《第2話》まとめ

○ ビデオカメラ:SONY DCR-TRV8
○ ビデオカメラ:SONY 「HDR-FX1」
○ デジカメ(コンデジ): Leica D-LUX3
○ デジカメ一眼レフ:Nikon D5000
○ デジカメ一眼レフ:Nikon D7100

私のカメラ・ビデオ遍歴 《第2話》まとめ。業務用ビデオカメラ「HDR-FX1」、コや初のライカ、初の一眼レフ機とどんどん撮影の楽しさにハマっていきます。さらなる動画撮影がとれるカメラを求め、 《第3話》では4K動画がとれるあのハイブリット、ミラーレス一眼カメラを購入することになります。では 《第3話》に続く...


これまでのお話 《第1話》 《第2話》
次回のお話《第3話》へ続く...


私が使ってよかったと思うカメラなどの機材などのレビューを「物と音」WEBSITEでも紹介させていただいています。よろしければこちらもご覧いただけたら幸いです。お時間ありましたら足をお運びください。お待ちしております。

*なおこの投稿でのリンクは、Amazonアソシエイトを利用しております。リンク先はAmazonとなります。商品の詳細はAmazonでご確認いただけたらと思います。これからカメラのご購入を検討されている方の参考になればと思います。では素敵なカメラライフをお過ごしください。ではでは、またお会いしましょう。

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