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Somebody Somewhere シーズン3 鑑賞終了。

毎週月曜日の配信を楽しみにU-NEXTにて鑑賞。今週最終回を迎えた。本当にほっこりする心温まるドラマだった。

前回、実家を貸している男性と一度デートをしたきり、その後の進展は?と気になっていた。主人公サムの髪型やメイクが前より整っているから、サムは恋しているというのが分かる。

妹のトリシアとはすっかり打ち解けて、2人で亡くなった姉を悼み、偲ぶ場面はとても心に響いた。誰か大切な人をなくしたら、誰か大切な人とその悲しみを分け合えば辛さも半分になるんだな、と改めて思った。

友人のジョエルとの関係はこれこそ親友と呼ぶにふさわしく、お互いを慈しみ合う言葉のやり取りにはいつもながら心がじんわり温かくなった。ジョエルにはパートナーがいるし、彼はゲイだから2人は付き合ったり、結婚することもないけど、2人の関係性は何ものにも代え難い尊いものだと感じた。こんなに感性が合う相手はなかなか見つからないだろう。

最後の場面では自分の幸せの形に気づいたサムがありのままの自分を歌声でのびのびと表現している。最初の頃のサムは自分には何も無いという意識で生きていたけど、今のサムは親友や仲間たち、妹や新しい恋人に囲まれ、満たされている。その気持ちが歌に託され、ラストにふさわしい場面となった。

Somebody Somewhere、どこかの誰か。特別じゃなくてもいい。自分の幸せは自分で決めればいいし、人と比べることを辞めれば、こんなにハッピーになれるというお手本のようなドラマだった。シーズン4があるなら、今度はサムの恋愛編が是非観てみたい。人生讃歌のようなドラマだった。こんな寒い時期に心が温まるこの作品をまた最初から見直そうと思う。

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