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P3大好きっ子が『ペルソナ3リロード』を遊んだ感想(アイギス加入まで)
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おれ、ぺるそな3だいすき。だからぺるそな3りろーどちょうたのしい。
ついうっかりすると語彙力が死んでしまいます。今回の記事は『ペルソナ3リロード』の特徴点や評価点を、主にオリジナルと比較しつつ語っていこうと思います。ちなみにポータブル版以外の知識は殆どありません。
タイトルに書いてあるように、まだ全クリには程遠い状態なので、あくまで現時点で感じたこと、となります。
風花の活躍が増えた
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美鶴に代わってタルタロス探索のナビを務める山岸風花。しかし、唯一の非戦闘員っていう特徴がかなり響いていた。残念なことに。
階を登る度に音声案内してくれるし、戦闘時は必ず喋るので存在感はあるのだけど、、それでも一緒に潜入している活動部の面々よりかは影が薄くなりがちかな……。ペルソナはいるけど非戦闘員だからHPやSP、各種ステは全くの無意味だし、もちろん装備も不可。課外活動部なのに、一人だけ仲間はずれ感が否めなかった……私は風花大好きなのに。
何より主人公と恋人になった時の特別会話が唯一存在しないのは度し難い。(他のキャラは二人きりでタルタルに入ると発生していた)
このように、イマイチ出番が少なかった風花だけど、『リロード』ではそこらのテコ入れをとにかく感じている。挙げれるだけ記載すると…
「オラクル」以外にもスキルが追加され、SPも消費するようになった。
装備も可能になった。アクセでSPを上げれるメリットがある。
タルタロス内での仲間との会話に風花も加わる。
風花が関わるイベントで、主人公の選択肢が追加された(森山夏紀の暴露に「どこが遊びだ」や「酷いな」と言う。風花の勧誘時に「もしよければ」や「無理にとは言わない」と選べる。)
ゆかりと下の名前で呼び合う仲になるエピソードが追加される。
等々、まだ8月にも突入してないのに開発の熱いメッセージはバッチリ受け取っています。「今作の風花は一味違う」と。
…まぁ、恋人になった時のアレはまだ全然分からないけど。今作でも特典0かもしれないが、、主人公がソロで挑んだ時に特別会話が発生するようになってたりしないかなぁあ。
グラフィックやアニメーションがイイ
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そんなの当たり前だと思うかもしれない。18年も前のゲームなのだから比較してキレイなのは当然だと。
いや、P3のアニメーションはかなり酷かったのである。立ち絵や3Dは普通なだけに、随所で挿入される映像の落差はすさまじく、ない方がマシと断言できるレベルだった。
よくシステムが古いからP3は人に勧めづらいと言われるが、個人的にはこれの方が大きい。P4、5を通った人間に見せたくはない代物だからだ。
しかし、現代風にリメイクされたことで、システム面はもちろん作画も最新作と肩を並べるところにまで(多分)来たのだから、これで安心してP3を布教できるってわけよ!
表情差分の微細な変化
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リメイクに伴い、表情のグラフィックが一新されました。
大幅に変化されたわけではないですが、全体的に柔らかくなったような印象を受けます。特に順平とゆかりは全体的に毒気がなくなった。あと驚き顔がみんな可愛い。
「ほどよく」ギスギスが緩和された
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「ギスギスこそがP3の醍醐味だ」という意見に異論はありません。ただ、それでもズンと気分が重くなる場面を好き好む人は少ないでしょう。
『P3R』は、そこのバランス調整が巧いと感じています。ストーリーの改変は無いのでオリジナルの持ち味を出しつつ、随所でギスを抑えに来ている。
前述したキャラの表情が柔らかくなったことも影響していますが、一番それを感じたのは屋久島イベの導入です。オリジナルだとゆかりも美鶴も黙りこくっていて、風花と順平は気まずさ全開、主人公でさえ「空気が重苦しい」と感じる、南国に行くとは思えない最悪の始まりでした。
ここ、リメイクだとアニメーションになっており、美鶴こそ笑顔とはいかないものの、みんな普通に旅行を楽しみにしている様子で、遥かに温かい描写になっています。
あと、溜まり場にカチコんだ後、順平らを無理やり連れて行ったことをゆかりが謝罪する会話が追加されていたのも感動しました。
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順平は実害を被っているし、オリジナルでは知らぬ存ぜぬだったゆかりの印象が大分良くなりました。こういったキャラの評判に配慮した新規会話は大歓迎です。
エリザベスが…
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・イベント以外でボイスがなかった無印→おでかけイベントでボイス大幅追加のFES→ベルベットルーム内、クエスト、電話などにもボイスが追加されたリロード
・クエストの追加、おでかけイベントでの会話増加
・表情差分の追加
なぁなぁ俺だけに教えろって、開発にエリザベスのファンいるでしょ? これからどんどん出番が増えていくので、もう楽しみで仕方ないですわね!
コミュ、フルボイス!?
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まさかと思ったけどガチでした。グルキンや田中などクセつよキャラはもちろん、年寄りや幼女もばっちりとフルボイスです! すげぇよ。
舞子が特に良いですな。泣く演技も迫真すぎて聞いてて辛くなってくるレベルである。あと平賀先輩もお気に入り。
声が追加されたことにより、既プレイでも違った感覚を味わえること間違いなしです。全ての層をターゲットにした作品『P3R』
屋久島イベの補強
オリジナルの屋久島イベは明確にボリューム不足でした。いや、ゆかりメンブレやアイギス加入など自動進行イベは用意されているのだけど、自由行動で出来ることが少なすぎた。
順平「遊ぶぜー!!」(自由行動開始)→課外活動部の面々に話しかける(ボイスなし)→終了
だったものが、まず課外活動部の会話はフルボイスになり、綺麗な砂浜を走り回ることもできて、クエストで必要なエリザベスへのお土産を探し回ることもできる。おまけにナンパイベでは攻略対象以外にNPCが複数増員されており、プレイヤーの思い出にも残るぐらいのボリュームを備えて蘇りました。
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男性陣との交流を増やす努力
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これはP3で明確な問題点として挙げられていました。男性の課外活動部メンバーともコミュやりたい! と。だから女性主人公verではガッツリ追加された。
でも、アルカナを増やすわけにはいかないでしょうし、男性とのコミュ追加は絶望視してました。しかし、リンクエピソードという新システムでそこは補完されました。(ざっくりいうと、デートしていっぱい会話するシステム)
それでもコミュほどのボリュームではないでしょうが、オリジナルでの問題点を改善しようと努力したことが伝わり、『リロード』に対するホンキ度が感じられます。
テウルギアは……。
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発売前PVとか一切見なかったけど、多分『リロード』の目玉要素として宣伝されてたであろう「テウルギア」
アニメーションは素晴らしい。キャラの特徴を踏まえたモーションは爽快で、何度見ても飽きない。
でも、強力すぎるので、タルタロスの門番シャドウをいとも容易く撃破できてしまうのはいかがなものか。雑魚でゲージを溜めて、門番にオラクルを含めて一斉放出すれば討伐終了である。
オリジナルで熟考して突破したシャドウを、必殺技で消し炭にしていくのはある意味面白いけど、歯ごたえある戦闘をしたいなら封印するべきなのかな……。それともハードをやれってか。
Y子が分かりやすすぎる
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隠者コミュは、顔も知らない誰かとネトゲで交流し、話が進むにつれて少しずつその正体が判明していく、というものなのですが……。
グラフィックでもう一目で分かってしまうだろう、これでは。新規は意外と気づかないものなのかな? どのみちもう少し分かりにくくさせるべきではーと思いました。
おわりに
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痒い所に手が届く、とは『ペルソナ3リロード』のことを指すのかもしれません。オリジナルの問題点を素敵に解消し、言語化が難しかったとこも、そこまでするかってくらいに改良されている。
それでいて、オリジナルの良さもバッチリ残っていて、これを完璧と言わないで何を以て完全無欠とするのか、とべた褒めが止まらない作品です。
まだ折り返しにも達していないと思われます。これからのプレイが楽しみで仕方ありません。