見出し画像

LOVE YOUR ROOTS

姉妹店Pharmacy Coffee Labで開催中の現代アート作家マーロン・グリフィスさんの展示とアパレルグッズの販売。

カリブ海にある島国のトリニダード・トバゴ出身のマーロンさん。奥さんは日本の方で2人のお子さんがいらっしゃいます。
「外国にルーツを持つ子が自らを誇りに思えるように」というコンセプトで「KYŌDAI」というブランドを立ち上げたそうです。

私は最初にこのコンセプトを聞いた時に、自分のルーツについて考えました。
私は名古屋出身ですが、父は愛媛県出身で母は東京都出身。
同じ名古屋出身でも同じルーツの方はもしかしたら少ないかもしれません。
もう一つ思い出したのが留学していた21歳の頃、今よりも日本人・中国人・韓国人などの「アジア人」というくくりが広かったように感じます。
街を歩いていると揶揄われるように「ニイハオ〜ニイハオ〜」と言われたのを思い出しました。
その経験をしてから、日本人である事という事を考えるようになりました。


グレパーに照らし合わせて考える


グレパーのコンセプトは「子供達が自由に遊べるコート」。
運営の都合ではありますが、これからも長く子供達がバスケットボールを楽しめる環境を維持していくために、2024年2月以降は大人の方はワンドリンクのオーダー必須、子供達は無料でコートが使えるようになっています。

グレパーにバスケをしに来てくれる方は、年齢だと2歳〜65歳ぐらいとめちゃくちゃ幅広いです。
普段部活でガッツリやっている子もいれば、昔の部活仲間と一緒に遊びに来てくれる方もいらっしゃいます。
また、お仕事の都合で愛知県外から豊橋・豊川に来ている方や、フィリピン、中国、ブラジルなどから来ている方もいらっしゃいます。

先に書いたように、グレパーは「子供達が自由に遊べるコート」ですが、もちろん子供達だけではなく、大人もバスケを楽しんでくれています。

平日は夕方頃に学校帰りの子供達で賑わい、土日になるとご家族連れや大人も増えます。
そんな中で、年齢・国籍関係なくみんなでシュートを打ったり、時にはゲーム形式でバスケを楽しんでいる様子を見ると、単純に「バスケが好き!」「バスケが楽しい!」という気持ちでグレパーに来てくれているんだなぁと嬉しくなります。

ルーツとはちょっと逆の話になってしまいますが、バスケが好きで、たまたまそこに居合わせた人達と一緒にバスケをしたら楽しかった。
言葉が全部わからなくても「バスケットボールという言語」を通してコミュニケーションが取れる。
そんな環境が自ずと作られているのがとても誇らしく感じます。

今回のマーロンさんの展示を通して、自分自身のルーツに誇りを持つという事は、ルーツに関係なくお互いが認め合える事と一緒なのかなと思いました。

マーロンさんの展示は本当に感じ方が人それぞれだと思うので、たくさんの方に見てほしいなと思います。
Pharmacyでの展示は7/8(月)までですので、興味のある方は是非お立ち寄りください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?