
シグネってのはこういうヨーヨーを言うんだ! :C3yoyodesign シーカーレビュー
ず~~~~っとサボってましたが、自分のレビューブログを楽しみにしている方が一定数いらっしゃるのを去年いろんな方から直にお聞きしまして。
その中で希望されていたシーカー、本日はシーカー新カラー先行発売日記念なのでせっかくだからやっちゃおうかなと。少し下書きしていたものを急いで完成させました。
※所感のみです。そんなにいっぱい使った訳ではない(全色使った訳でもない)ので、そこはご容赦ください。
概要
C3yoyodesignが満を持してリリースした2つ目のルーピング機種。
大会の選手として、はてまたリワインドの店員としてもお世話になっているフジワラヤマト君のシグネチャーモデル。
23年世界大会にてプロトを使っており、よさそうだなーくらいに思っていたのが、去年のJNようやっとお披露目され、その後一般販売から現在に至るまで入荷すれば消える、第一期ハイパーヨーヨー状態(笑) 瞬く間に、新たな初心者にオススメループ機種の選択肢の一つとなりました。
この度グリーンが出たみたいで、めっちゃ欲しいです(緑大好きマン) というか今気付いたけど、第二ロットイニシエーターカラーだった。復帰した時お世話になったカラーだ~
外観・特徴
https://yoyostorerewind.com/products/seeker
ループ機種としては標準的(個人的にはちょい軽め)な重量。本体幅は通常よりやや薄め。
金属スペーサーである事はイニシエーターから引き継がれてますが、大きく違う所は、C3お得意のステンレススペーサーであること(4A機種に使われているものの流用(もしくはこちらのノウハウが4Aに流れたか))
例えば720も金スペであり、ギャップを固定できる事が利点…なのですが、720のスペーサーはアルミで出来ており、ベアリングの方が素材が固いため使用しているうちに負けてしまい、削れてしまってギャップがμm単位で狭くなる欠点があります(これは上級者であるほど気になってきます)
シーカーのスペーサーはベアリングと同じ素材で出来ており、負けるという事がなくなるため、より強固にギャップを維持する事が可能です。
スペーサーはかなりガッチリ固定されていて簡単には外せない仕様になっています(ヤマト君曰く、メンテの手間を省きたかったとのこと)
剛性の観点からか、アクセルの頑丈さもイニシエーターから受け継がれています。
このシーカー独特の機能として、別売りのステッカーを貼って重さを調整するといったものがあります。
2A Adjustment Sticker: A brand new concept proposed by our director Walter Wong, as we understand professional players have very high requirements for feel. After Walter proposed and tested it with Yamato, the practical effect was proven; each sticker weighs about 0.1g and can be… pic.twitter.com/SZGPuRZ9uy
— 𝐂𝟑𝐲𝐨𝐲𝐨𝐝𝐞𝐬𝐢𝐠𝐧 (@C3yoyodesign) June 12, 2024
内側もしくはキャップ側どちらかに貼る事でループの感触や重さを調整する事が出来ます。
使用感の変化に関しては後述しますが、本人は以下のように大会ではキャップ側に貼っていたとのこと
形状の似た他のヨーヨーにも使えるのはここだけの話
使用感
振ってみて出た感想は「ヤマト君のヨーヨーらしいな」でした。
ややギャップ狭めで戻りがクイックです。
とにかくループを切り返した時の感触が気持ちいいし、勝手にスピードが上がっていきます。ダブルループしてるだけで幸せになれます()
ループに特化しているかと思いきや、不思議とスリープも伸びるので、ラップ技にも対応できます。
多少自分が動いてヨーヨー自身がフラつきそうでも不思議と耐えてくれる、いつも見ているヤマト君のダンサブルなフリースタイルに相応しいヨーヨーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=QHzSyqSSTlI
また、ステッカーは内側もしくはキャップ側に枚数貼って調整する感じです。人によって感じ方はまちまちだと思いますが、自分の感想としては、
・内側に貼るとよりループの安定感
・外側に貼るとよりスリープ(というか全体的)の安定感。まとまりが良くなる感じ
に影響があるように感じました。まぁ重くなれば安定するっていうのはそれはそうなんですが…w
ちなみに2枚(ボディ片側1枚ずつ)ではほとんど効果を感じられません。2枚ずつ(計4枚)貼ってやっと違いが分かる感じです。
持っているカラーはミントグリーンとイエローブルーのフェードカラーですが、ミントグリーンのようなソリッドカラーはループの感触が柔らかく、フェードのようなクリア系は固く感じました。
個人的に今一つな点
※あくまで自分目線での話です。
スペーサーが換装できない
自分がナイスペ派なだけです。
開けポンだとちょっと軽くて暴れる
重い方が安定すると言いましたが、スペックよりも軽く感じるので重い方を使い慣れてる自分としては最初使いこなすのに難儀しました。
ギャップが狭くて、紐の選定に難儀する
Kストノーマルで大体大丈夫かなと思ってた自分にとっては、ギャップ狭めでかなりループが垂れました(前述の使いこなすのに難儀したのはここにも理由があります) 通常よりちょい細め、長さをちょい短めにして解決しました。
金スペである故のデメリットは払拭できていない
前書いた記事にもあるように、金スペはベアリングの内径を固定する関係上、スリープしたまま振り回す事には強くありません。
自分みたいにワンスリープロングコンボ派閥(なんだそれ)の人間にはちょっとスリープが物足りないかな?と
キャップ外すのちょっと勇気いる
キャップはかなり固いので、紹介動画で本人がやっているように外すのがベターな方法になります(エアダスター使う方法も紹介されましたね)
ゴムハンでゴンゴン叩くので、壊すリスクも当然あります(剛性高いので大丈夫だと思ってますが) 音もデカいので、馴れない人はちょっと勇気いるかもしれません。
総括
いろいろ書きましたが、メンテの簡略化や誰にでも平等なギャップ・ループの切り返しが手に入るため、ループを始めたい人にオススメの選択肢の一つに成り得ると本気で思います。
また、紐の細さ、長さ、オイル、本体の重さ等カスタマイズできる余地も残してあるため、大会に出場するような競技者の演技にも耐えうるヨーヨーに仕上がってると思います。
めっちゃ売れてるので誰かしら持ってる(何なら自分も持ってる)ので、気になる方は気軽に持っている人に貸してもらってループをすれば、幸せになれると信じてます(笑)
オススメセッティング
ループ特化
紐:リワインドループストリングもしくはKストノーマルホワイトを伸ばす(色付き・そのままでは太い)
オイル:ループ用なら何でも
ステッカー:なし。もしくは内側に2枚ずつ計4枚貼付
ラップ特化(自分のセッティング)
紐:Project44 Mugen Looping Yo-yo String slim
オイル:利き手側のみJPLループ・スリープオイル半々
ステッカー:利き手キャップ側、非利き手内側に2枚ずつ計4枚貼付