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今年ブレイクするかもしれない日本酒?「飛鸞」の“神楽”を飲んだ

日の当たらない賃貸(テレワークオフィス)が寒い。ゆーりです。

先日、デパ地下で見つけた日本酒ショップにふらっと寄ったところ、「去年ブレイクした日本酒」という感じのニュアンスで「天美」と「光栄菊」が紹介されていた。
まあそうだよな、ウチ(バイト先)でも売れてるからな。と思って眺めていると、その横に「今年ブレイクするかもしれない日本酒」という感じで、「飛鸞(ひらん)」という日本酒が置いてあった。

ピントが合わないことに定評のあるいつもの写真

バックラベルを見ると、原酒でアルコール度数13度って結構ヤバいな…(13度以下の原酒をリリースしている酒蔵はかなり少ない。低アルコールでありながらちゃんと味もある日本酒を造るのは難しいのだ)、生もと造りだけどどこまで酸が効いてるんだ…(生もとは酸味が強いものが多く、筆者は酸が苦手)
など不安はあったのだが、天美と光栄菊が飲めるんだったらいけるやろ!と試してみることにしました(買うまで20分くらい冷ケースの前で悩んだ)。

ちなみに炭酸ガスが残った状態で瓶詰めされているらしく、「開栓注意」「横倒し厳禁」シールのほかに、ショップからの「開栓時の注意」という注意書きも一緒についてきた。

どんだけガス強いんだよ?!と思い恐る恐る開けたら、たしかにプシュッとはしたけれど、爆発するほどのガス圧ではなかった。キチンと冷やしておいたからかもしれないが。

活性にごりじゃないんだし、そんなに注意書きしなくても…とは思ったが、たぶん、あまり日本酒を飲まない人もターゲットに入れているからなんだろう(普通の日本酒にガスが入っているとは思う人は少ないだろうし)。

さて、さっそくグラス(ビーカー)にあけてみませう。

底の色が濃いのは気が向いた時にこれで養命酒を飲んでいるからです。20mlも測れるぞ。

結構ガス感あるな?!?!
写真だとわかりづらいが、少しうすにごってる感じもある。

※実際、最後まで飲んだらそこそこうすにごりだったので、開栓後、そっとビンを逆さまにして、混ぜて飲むことをおすすめします(開栓前に振るのは危険なのでやめてください)。
1週間後くらいに飲んだ最後の方はめっちゃ濁っててガスも弱くなり、甘くない甘酒みたいになったので…(体験談)。

香りはグリーン系の爽やかな感じ。やや吟醸香もあるかな。ビーカーなのでそこまで気にならないが、テイスティンググラスだったらだいぶ香るかもしれない。

口に含むと、微量の炭酸ガスっていうか、普通にスパークリング日本酒じゃね!?というくらいガスが効いている。炭酸苦手な人はたぶんNGなレベル。泡は舌の上でシュワシュワはじける元気な感じ

このガスにより、口に含んだ瞬間フルーツ感がわっとひろがり、柑橘を思わせる酸味がキュっとくる。柑橘のほかに、白桃や黄桃っぽいこっくりと熟したフルーツのニュアンスも感じる。他にも複数の要素が混ざった複雑で華やかな風味があるんだけど…イチゴ、ライチあたりか?トロピカルフルーツまではいかない感じ。

中盤にはかすかに白玉団子系の日本酒っぽい風味もあり、最後に甘くないグレープフルーツのような爽やかな香りが鼻に抜ける。ガスが口の中を綺麗に洗い流してくれるからか、後口はスッキリ

昔ながらの、妖艶さのある吟醸香ではなく、フルーツ感のある華やかで爽やかな香り。でも、べったり甘くはない。
「香り華やかだけど辛い」日本酒は結構あるものの、そのギャップに混乱することが多いのだが、この「飛鸞」はかなりいいバランスに仕上がっている。13度の原酒でも味の物足りなさは感じない。
アルコール度数を考えると、おそらくスパークリングワインを意識しているのかもな、という感じ。

ただ、何杯も飲んでいるとガスがきつくなってくるので、もうちょっとガスが抑えめか、きめ細かい泡立ちだったらな~~~!とは思います。
もしかすると、一人で1本空けるんじゃなくて、みんなで乾杯しよう!というコンセプトのお酒なのかもしれません。乾杯~前菜までの1本。という感じで。

今年ブレイクするかはわかりませんが、日本酒ビギナー受けしつつ、吟醸香が苦手な日本酒LOVERにもおすすめできる、洋食にも合わせやすい日本酒だと思います!

ガスありのお酒は1.5合でお腹いっぱいです。ではまた。

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ゆーり
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