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【焚き火】ブリケットとは?薪との違いや燃え方、火付けのコツを解説



1. ブリケットとは?

ブリケットとは、木材加工時に発生するおが屑を高圧縮して成形した木質固形燃料のことです。薪とは異なり、木材をそのまま使用するのではなく、加工された燃料である点が特徴です。

ブリケットは薪ストーブの燃料としてのイメージが強いですが、最近では焚き火やBBQの燃料としても活用され始めています。特に、環境への配慮や燃費の良さから注目されている燃料の一つです。

2. ブリケットのメリット・デメリット

メリット

燃費が良い:高密度に圧縮されているため、長時間燃焼する。
煙が少ない:薪に比べて煙が少なく、クリーンな燃焼を実現。
環境に優しい:廃材のおが屑を再利用したエコ燃料。
保管が楽:乾燥不要で、コンパクトに収納できる。

デメリット

火付きが悪い:圧縮されているため、直接ライターなどでは火がつかない
燃焼温度が高い:火力が強いため、調理用には注意が必要。
湿気に弱い:吸湿すると燃焼しづらくなるため、保管には気をつける必要がある。

3. 薪との違いは?燃焼の仕組み

ブリケットと薪の大きな違いは燃焼時間と火力です。

項目ブリケット薪燃焼時間長い(数時間)短い(1〜2時間)火力安定して強い変動がある煙の量少なめ多め保管のしやすさしやすい乾燥が必要火付けの難易度やや難しい容易

薪は燃焼が早く火付きも良いですが、燃費の面ではブリケットの方が優れています。特に、長時間焚き火を楽しみたい人や薪の補充を減らしたい人には、ブリケットが最適です。

4. ブリケットの火付け方法と燃え方


火付けのコツ

  1. 薪や着火剤で火床を作る
    → ブリケット単体では火がつきにくいため、最初に細い薪や焚き付け用の木材を燃やす

  2. 火が安定したらブリケットを投入
    → 炎が安定してきたら、薪の上にブリケットを置く。

  3. 亀裂が入り始めたら燃焼スタート
    → ブリケットの表面が燃え始めると、徐々に亀裂が入り、内部まで火が広がる。

  4. 崩れながら完全燃焼
    → 一度燃え始めると、ブリケットは崩れながら燃焼を続け、最後は灰になるまで燃え尽きる。

注意点

いきなりブリケットに直接火をつけようとしない(着火しにくい)
空気の通り道を確保する(ブリケットを密集させすぎない)
湿気を吸ったブリケットは燃焼しにくいため、使用前に乾燥しているかチェック


5. アウトドアでのブリケット活用術

焚き火

長時間燃焼するため、夜の焚き火をじっくり楽しみたいときに最適。薪を頻繁に追加する必要がないため、ゆっくりと火を楽しめます。

調理

高火力で安定して燃えるため、ダッチオーブンやスキレット料理にも向いている。ただし、火力が強いため火加減の調整が難しい点に注意。

暖房

薪ストーブとの相性が良く、一定の温度で安定燃焼する。薪に比べて補充の回数が少なく済むため、寒い時期のキャンプでも活躍する。


6. granoが考えるブリケット

アウトドアブランドとして、granoは「環境に優しく、実用的な燃料」としてブリケットを提供しています。

今後、焚き火や調理に適した専用のブリケットストーブや、持ち運びやすいパッケージなどを開発し、より多くの人がブリケットを気軽に活用できる環境を作っていきたいと考えています。

また、granoのアウトドアギアと組み合わせた「焚き火スタイル」の提案など、キャンプライフを楽しめるアイデアを発信していきます。


まとめ

ブリケットはおが屑を高圧縮した木質固形燃料で、薪より燃費が良く環境に優しい
焚き火や薪ストーブの燃料として優秀だが、火付けには工夫が必要
アウトドアでの活用シーンが広がり、granoとしても新たな可能性を模索中

これからのアウトドアに、快適な燃料選びを。
あなたの次のキャンプでは、ぜひ「ブリケットで焚き火」を試してみてください!


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