一年前に観たシスコ展のことを今更、
昨年、2022年2月~4月に熊本市現代美術館で開催された「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」
に行ってきたのですが…ほんとにほんっとに感動してしまったこのシスコさんの作品展。
で、何で一年も前のことを今更!?という話なわけですが、なんとこの4月から宇城市の不知火美術館にて再びシスコワールドが楽しめる!との噂を聞きまして。これまじでみんな行って欲しいので、シスコさんの作品をチラ見せしたいと思います。
不知火美術館でのシスコさんのイベント詳細はこちら↓
昨年の熊本市現代美術館での展示イベントでは、作品は全て撮影OK!SNSへの投稿も大丈夫!とのことだったので、特に気に入ったものや気になったものだけ撮っておりました。数枚だけですがシェアします。
でもこれ、現物を見て欲しいんだな!写真じゃ全然伝わらないと思うんですが、このシスコさんの作品から滲み出るパワフルなエネルギー&おめでたい感じをみんなと共有したい…
魚がいすぎる…でも、100年くらい前の不知火海、本当にこれぐらい魚がうじゃうじゃいたそうです。豊かだったんだなあ。随分と変わってしまったんだなあ。
この絵について、現美の学芸員の坂本顕子さんが詳しくご紹介されている。分かりやすかったので興味のある方は↓
この映像も、かなり貴重。実際に「ふるさとの海」をシスコさんが描かれている映像が使われている。会場で思わず見いってしまったのでした。
でも私がこの絵をよくみて一番気になったのはここだった
こんなたくさん、牛たちが船で運ばれていたんだな…!!!
シャク獲ってる!!!
これも好きでした。
これを見た時は知らなかったのだけど、七夕の日に身を清めるために髪を洗う風習が残る地域もあるみたいです。シスコさん、やってたのかなあ。
昔はどこでも十五夜綱引きやっていたんだろうけど、シスコさんが表現するこの綱引きが衝撃的すぎて、眠れませんでした…笑
最後にこちら。
「シスコ、藁打ちがんばります」て書いてあるのすごく可愛い。
わら打ち、地味に大変なんですよね、重たい木槌で…!
昔はみんな子どももやっていたんだなあ。
シスコさん、実はもうこの世にいらっしゃらなくて、2005年に91歳で亡くなられたそうです。死ぬまで絵を描き続けたシスコさんですが、なんと描き始めたのは50歳を過ぎてからとのこと!びっくり!
好きなこと、やりたいことはいつ始めても良いんですよね。
生まれ育った宇城市に寄贈された作品15点が、今回の不知火美術館で展示されているようです。私がここでご紹介した作品全てはないと思うのですが、気になる方は是非、ぜひ!「おかえりなさい、シスコさん ― 100年前の松橋を旅する」行ってみてください。
それから今回の展覧会のゲストアーティストとして参加される、「itiiti(イチイチ)」さんにも大注目です!(私自身、大ファンのアーティストで、実はitiitiの典子さんは地元坂本村の大先輩でもある)
itiitiさんのfbより→『植物や海など表情豊かなシスコさんの絵を3組のアーティストが それぞれ選び それぞれの表現で作品を制作し、原画と一緒に展示するというもの。itiitiは 「シャク釣り」という絵をテーマに 大作を制作します。』気になる!私もいきま~す★★★