好きな歌詞
切り取ってよ 一瞬の光を
大好きな一節。勉強に行き詰まった時に聞いていた。このフレーズを聞くと、ぶれた軸が真っ直ぐになる気がする。
春みたい透明な夢をふたつ 夕方のチャイムで目が覚める
憂鬱な時にずうっと聞いていた。ぼんやりと、しかし確実に覆ってくる不安と自責の念とこの歌詞がリンクしていた。春みたいな顔をしていつも憂鬱は襲ってくるのだ。ずっと寝ていた日、夕方の放送で目が覚めた時の絶望感とヒリヒリ感がよく伝わるだろう。
黄色いCD ピンクの絵本 白いティッシュ
きたなくて きれいよ 好きよ さようなら
汚くて綺麗、というのが好きだ。綺麗はきたないみたいで。私は靖子ちゃんの描く性の、生々しくて青臭いのに、妙な美しさや生きたさが感じられる所が好きなんだなあ。
歌う言葉を くれないか
生憎こちとらいろいろもうダメで
歌う言葉をくれないか、というフレーズに衝撃を受けた。言葉を与えること それがどんな意味を持つのかはわからないけれど、このフレーズのもつギリギリだけど、中を覗いてみると深淵があるように思える所が大好きだ。
好きな人が 正直でした
モーニング娘。のいい所は素直で明るい所だ。今のアイドルも大好きだが、モー娘。の元気の良さは頭一つ抜けていた。あの頃の日本の活気はモー娘。が作っていたのでは?と思うほどに。
好きな人が正直だった時ほど、嬉しいことはない。そしてそれをうれしいと歌える感性があることがとっても素敵で尊いと思う。
タバコとかセックスが〜みたいな音楽が増えてるように感じる(そういうのも好きだが)現代だからこそ、こういう歌も大事にしたいと思う。
特に好きでもない 人が夢に出てきた
愛犬と恋人を 紹介された 冬
カネコアヤノが大好きだ。彼女の歌う、飾り気のない裸の生活が好きだ。好きな人が夢に出てくることなんて実際は滅多になくて、出てくるのは大抵どうでもいい人であったりする。その人の愛するものを夢で見せられたら、現実でなくても少しはその人のことを大切にしちゃうと思う。そういうもんだと思う。
油性で描いちゃったから消えないI LOVE YOU
言わずもがな。大森靖子の歌詞の中でもトップレベルに好き。油性で描いちゃったから消えない って言葉。リアリティがものすごいあるのに、運命とかそういった超自然みたいな力を感じてしまう。大森靖子の素晴らしい所だ。
君の愛する歌を歌いたい
真っ直ぐで好きだ。人生で一回くらい、こんな告白をされてみたいものだ。そして私も好きな人の好きな歌を歌いたい。歌わせてくれよ〜。
もう会うことのないだろう人とカラオケに行った事がある。その人は宇多田ヒカルばっか歌ってた。こんな歌が下手な人見た事ないというほど音痴で可笑しかった。なのに、自信満々に歌う姿がなんだか眩しくて、自分にはなくて、少しだけ嫉妬と恋情を覚えた。
もう会うことはないだろう。でも、もしもまた会えたら、今度は私にFirst Loveを歌わせて欲しい。
死ねよ佐藤 死ねよ佐藤 死ねよ佐藤 僕のために
死ねー! 死ねー!僕も死ね!
どうしようもない時によく聞く。おぞましいほどの憎悪の中に、自分の醜さへの自傷があるところが共感できる。この曲を聴くとスッキリする。生きようと思えるんだな。美しいメロディと夕焼けはいつも私を慰めてくれる。
はじめての駅 あたらしい恋だから
街は夕暮れをあびて ひかる
新しく好きになった人の最寄駅って妙に特別
で大切な街に思えるよね。そして夕暮れ
は街を照らしてキラキラしている。
パパの帰り道は 暗くて道に咲いてる花も見えないのに 見えない優しい気持ちで僕を抱きしめる
もう最高じゃないですか?暗くて道に咲いている花も見えないのに、見えない優しい気持ちで僕を抱きしめる 沁みますね。こんなに優しい歌詞がありますか。またこの裏に流れている淡々としたメロディとのコントラストが最高なんです。私は大森靖子の最高傑作と言っても過言ではないと思っています。
おわりに
まだまだあるのでどんどんあげますね。!洋学もあげたいな。