高齢女子の”たられば”について語る
お邪魔します。凜です。
「もうこんな歳だから…」
「あのとき貯金しておけば…」
「あと10歳若ければ…」
こんな言葉をついつい発していませんか?これ、結構嘘なんですが信じている方が多いです。
年を重ねるにつれて体力がなくなり「もうこんな歳だし」と諦めかけてしまう気持ちもとてもわかります。しかし、悔やんでいても仕方がないのもまた事実。
捉え方を変えてほんの少しの工夫を重ねるだけで、人生をもっと前向きに過ごせるようになるかもしれません。
今回は高齢者がつい口にしてしまう”たられば”についてお話しします。読み終えた頃には「もうちょっと頑張ってみるか」なんて気持ちになっていただけていたら嬉しいです。
もうこんな歳だから…
この言葉を聞くと「自分の可能性を信じられなくなってしまったのかしら」「好奇心の種が育たなくなってしまったのかしら」とおばあさんは勝手ながら心配になります。
そんな方に伝えたいことはひとつ。
「そんなことない。今からでもなんでもできるよ」です。
わたし自身、70代からTwitterや動画編集、電子書籍の出版などを始めていて、周りよりもちょっとだけアクティブなおばあさんかと思います。だからこそみなさんだって大丈夫、と伝えたいのです。
もちろんうまくいかずにへこんだり体が痛くて思うように行動できない夜だってありますよ。寝坊した朝には「もうTwitterなんてやめてしまおうかしら」とすべてを放り投げてしまいたくなる気持ちになったりもします。
でも「あと10人の人とつながれるまで続けてみよう」「10人とつながれたからさらに10人と」なんて思いながらどうにか進んでいるわけです。
それからもうひとつのコツは、仲間の力を借りることです。たった一人でもいいから自分を肯定してくれる人、「あなたっていい人よね」と言ってくれる人がいたら大変心強いじゃないですか。
それはね、周りにいなければ自分自身の心の中で「自分と一緒に歩いてくれる自分」を持つことだっていいのです。
「意外とやるじゃない」「わたしっていいところあるわよね」とどうか自分で自分を抱きしめてあげてください。
あのとき貯金しておけば…
若い頃、無計画にお金を使っていた自分を悔やんでいる方もいるかもしれませんね。しかしそんな過去の後悔とはいったんおさらばしてしまいましょう。
わたしたちが今からできるのは、自分に投資をすることです。
どうか「もう高齢だから無理」と思わないで。わたしたち高齢者はたしかに若い頃のような体力を取り戻すことは難しいけれど、スキルを高めることはいつからだってできるんです。
実際に、わたしは70代でライティングと動画編集のスクールに通い始めました。先生や周りの方の助けを借りながら、周回遅れではありますが、どうにか卒業までこぎつけました。今やそこで得たスキルでこうして文章を書いたり法人案件の動画編集に携わらせていただいたりしております。自己投資をした分はどこかで自分に返ってくるのです。
スキルを高めることは何歳からでもできる。どうか頭の片隅に置いておいてくださいませ。
記憶力が落ちているから…
芸能人の名前がぱっと出てこない。何度も聞かないと忘れてしまう。パソコンのショートカットキーだってまったく覚えられない。こんなことは日常茶飯事です。年を重ねるごとに記憶力の衰えを感じてきますよね。
わたしも娘に何度も同じことを聞いて怒られたりもしましたが、そんなときは「工夫」をしております。
シンプルなことですが、忘れるなら記録すればいいんです。
いま、わたしの目の前の壁にはたくさんの紙が貼ってあります。紙に書いてあるのはログインパスワードや住所、叶えたいことなどさまざま(とても人様には見せられない情報ばかりですが)。講義のメモはノートにまとめており、いま手元に見えるものだけでも3冊。散歩中に思いついたことは録音します(ときどき娘のスマホを勝手に使って怒られます)。
自分なりにそうした工夫をしているつもりです。自分にできないところは認めて、他人やツールの力を借りてしまいましょう。
70代もまだまだ「挑戦」だらけ
わたしにとって最近の大きな挑戦はTwitterでした。「ツイート」や「リプ(返信)」という機能を知って、わたしも微力ながら誰かの応援ができることを知りました。
おばあさんですし腱鞘炎と戦いながらですけども、これからも渾身の力を込めてツイートします。noteの更新も頑張ります。
人は何歳からでも挑戦できる。自分の可能性を信じられるのは自分だけ。
引き続き、よろしくお願いいたします。
※この記事は過去のツイートをもとに作成いたしました。