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なんばしよっと
あ、そうだそうだ。「妻の牙城」を崩すべく
ナンバーショット2022の話の続きがあった。
1.妻への猛アプローチ
内緒でナンショ(フェス)のチケットを妻と娘に
ナイショ(うまいこと韻を踏めた)で買ってるが、
どうやってそれを妻に打ち明けるかという話。
えっと、どこまで話してたっけ、、そうだそうだ
その年は、サウシードッグやクリープハイプが
大注目されていて、娘もお気に入りでよく部屋で
聴いていて、かつ彼らがナンショ初日だったので
チケットを内緒でママの分と2枚購入していた。
娘の誕生日と、妻への機嫌取、いや日頃の感謝、
唐津シーサイドキャンプでフェスの楽しさを
知った娘は、絶対喜ぶのは確定していると思うが
問題は妻だ。
インドアで、塩対応な性格、長時間のフェスを
キャーって感じで飛び跳ねて喜ぶ性格ではない。
どちらかというと我が家では一番権力がある妻、
一番手厳しい妻、私と娘は、よく怒られている。
だからこそ、私にとってはそんなお塩なママが、
いや、いつも優しくアドバイスしてくれるママが
娘と一緒に出掛けて、一緒に笑って楽しい時間を
過ごすことは、想像すると幸せな気分になる。
2.はたして落とせるのか
ただ妻は外出が嫌いだ。長時間となれば尚更。
最近の歌も全く知らないし、聴いてもいない。
いつも韓国ドラマしか見てない。
しかも20年くらい続いてるやつ。
主人公が普通の家に生まれた女の子で、そして
御曹司の息子がその子を好きになるストーリー。
御曹司の幼馴染の金持ち女子がライバルで登場し
いつも御曹司は父親の後継者問題に巻き込まれ、
兄が優秀で誰かと誰かが実は親子だったりする。
誰かと誰かが兄弟だったり。途中誰かが記憶喪失
になって、誰かが失目する、全然、終わらない。
ある日、妻をフェスに興味を持ってもらうために
もう一度川の流れのように自然に伺ってみた。
私 今度ファンモンがドームにくるよ
妻 、、、、そ。
私 スカパラもくるんよ
妻 、、、、なんなん、この前から
私 い、いや、興味ないかなと
妻 別に、、
私 。。。。。
強い、やはり、かなりの強敵だ、どうする、、
いっそのこと早めに娘にだけカミングアウトして
娘と一緒になって妻の牙城を崩しにいくか、など
長期戦に向け私は色々思考を張り巡らせていた。
それから間もなくして、遂に転機が訪れたのだ。
それはよく晴れた日の昼下がりの午後だった。
この日も私は妻へさりげなく伺いを立ててみた。
私 サウシードッグって知ってる?
妻 シンデレラ歌う子たちやろ
私 え、何で知ってるの、?
妻 ◯◯(娘)がいつも歌ってるやつやろ
私 へぇ、知ってるんだ。いいよね、
妻 まぁ、その子たちがくるなら聞いてみたいね
私 (は?!今聞いてみたいって言ったのか?)
私は動揺を察知されないよう冷静さを意識して
深呼吸して、落ち着いて次の一手に出た。
私 そ、そうなん?あれいいよね!一番いいよ!
妻 、、、なに?
私 、、、、、い、いや
妻 この前から、なに?、一体なに?、、
私 い、いや、別に(動揺)
妻 なんかこの前からおかしいやん、、もう
私 い、いや、別に(震え)
妻 なんなん、もう、、、ん?、、あ、まさか!
私 、、、、、(万事休す)
妻 また何も言わずに勝手に買ったやろ!怒💢
私 ひーーー、ごめーん!
妻 まったくあなたは、いつも、いつも、怒💢
私 、、、、、
妻 本当にまったく、、
私 、、、、、
妻 ま別に、パパが全部出すなら行っていいけど
私 、、き、き、きたー!!
私 GOOOOOOOOOOOOOOOL!!!!🎊
このnoteを読んでくれてる方、
本当に申し訳ない。まったく文章になってない。
とにかく私が勝利を手にした栄光の瞬間でした。
3.ミッションクリア
娘にもチケット買ってるのをカミングアウトして
2022年、母と娘での初めてのフェスの思い出を
プレゼントすることができた。
まぁ、それだけの話だ。
それから時々、妻と娘は一緒に少しずつライブに
行くようになったわけです。いつも2人で、、、
ナンバーショット2022、
asmi、Creepy Nutsも、ファンモン、サウシー
SHISHAMO、リョクシャカ、クリープハイプ、
sumika、スカパラ、Vaundy、など
KANA-BOONは前方スタンディングが当選して
ステージの近くでライブを楽しみんだみたいで
ヤバTは妻もずっとジャンプしてたらしく、
すごく疲れたがとても楽しかったと言っていた。
トリのKing Gnuはそれはもう圧巻だったらしく
帰宅して妻は、嬉しそうに沢山熱く語っていた。
高三の娘とナンショにいった妻より、ヤバTのリハ中くらいから、もう体力の限界、無理、と淡々とLINEがきてておもしろい。#ナンバーショット#NUMBERSHOT #ヤバいTシャツ屋さん
— グランジャルダン (@grandjardin) July 17, 2022
4.夢の実現
さて、そんなこんなで、話は現在に戻ります。
それから2年ほどの月日が流れた。
今は5月。再来月はナンバーショット2024。
先日開催が決定したので、妻に一応伝えてみた。
ついに家族みんなで行く日がくるのか
結論、、、
すでに娘は友達と行くとチケットを取っていた。
妻は今年は息子と、ママ友とその息子の4人で
一緒に行くらしく自分でチケット購入していた。
そして妻は私にこう言い放った。
その日は、みんなナンバーショットに行ってくる
から、パパは留守よろしくね〜
待て、、、
待て、私の夢は、家族でフェスに行くことだ。
おいおい、なんばしよっと、、、
(なにをしてるの?の方言)
でも、家族が楽しそうだから、私はこれで十分。